人類の拡大をめぐる壮大な冒険に出発しよう。
『オリジン』日本語版が登場! |
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◆はじめに 躍進を続けるフランスのゲーム界からやってきたのは、おしゃれなボードゲーム、『オリジン』です! ふたを開けると、ずらりと並んだこけしのような木製コマ。カラフルな世界地図のマップ。これだけでもわくわくしてきます。
一見すると、ボード上にコマを置いてゆく陣取りゲームのように見えますが、実はちょっと違います。 合計ポイントを競うのですが、目的カードに示された条件の達成やタイルを集めての得点など、様々な方法で勝利を狙うことができるのです! 『オリジン』は、年齢やゲームの経験に合わせて遊べるクラシックとジュニアの2種類のルールを収録していますが、今回はクラシックルールのゲームの概要を説明します。 ◆部族コマ 『オリジン』のキーとなるのが、部族コマと呼ばれる木製コマです。 部族コマには、「色」「高さ」「太さ」の3つの特性があります。 これら特性は、プレイヤーが自分の手番に「拡張」「移住」「交換」のアクションを行う際に関係してきます。 色はベージュ、茶、焦茶の3つがあります。これは「拡張」の際に関係する要素のひとつとなります。 高さはコマの足の速さを表わします。高いコマほど、「移住」や「交換」の際に、多くの距離を移動できます。 太さはコマの強さです。太いコマは「交換」の際に、強さの劣るコマ(自分より細いコマ)を押しのけることができます。 ◆拡張と移住と交換 『オリジン』のプレイは、最も小柄なプレイヤーがスタートプレイヤーとなり、以後時計回りに進みます。自分の手番がくると、プレイヤーは「拡張」「移住」「交換」のうち、1つを実行しなくてはなりません! 「拡張」は、すでに置かれている部族コマの隣のテリトリーに、箱から部族コマを配置するアクションです。
この時、配置できるコマに制限があります。 配置するコマは隣接するコマと「3つの特性のうち2つ以上が一致」していなくてはならないのです。 また、隣接するコマと比べて、高さや太さが劣るようなコマは置けません。さらに、高く太くなる場合も1段階ずつしか変化できません。 つまり「色」を変えるか、1段階太くするか、1段階高くするかのいずれかです。 人類は退化できないし、急には進化できないということですね。 「移住」はすでにボード上にある自分の部族コマを、空いているテリトリーに移動させるアクションです。 動かせる歩数は、その部族コマの高さ(速さ1~3)によります。
ラストは「交換」です。 交換は、他のプレイヤーの部族コマと、自分の部族コマの場所を入れ替えるアクションです。この時、相手のコマは自分より強さが劣る(より細い)コマでなくてはなりません。 ■目的カード 「拡張」や「移住」や「交換」を行うことで、目的カードにより得点を得ることができる場合があります。 目的カードは達成のための条件が指定されており、「自分の部族コマを特定の大陸に配置する」、「指定の高さや太さのコマを配置する」など、様々なものがあります。 得点の高い目的カードほど、条件を達成するのが難しくなっています。 ◆嬉しい報酬タイム! アクションを行ったら、手番は終了です。手番の終了時には、報酬が得られます。 ここで注目するのが、自分の手番のアクションによって新しく支配したテリトリーの色です。 テリトリーには、うす緑色、オレンジ色、紫色、茶色、緑色があり、それぞれ得られる報酬が異なります。緑色以外のテリトリーからの報酬は報酬ボードから受け取ります。
◆ゲームの終了 カード山のいずれか、部族コマ、イノベーションタイル、プレイヤーの村マーカーのどれかが尽きるとゲームは終了します。 イノベーションタイルの得点や、狩りトークン、海峡トークン、目的カードの達成による得点を合計し、それがもっとも高いプレイヤーが勝利します。 ゲームが終了したら盤面を見わたしてください! ずらっと並ぶ部族コマが、人類の広がりの遍歴を見せてくれます。 皆さまも、ぜひお友だちや家族と、人類の進化と発展をめぐる壮大な冒険に出発してください! |