作成:パンプキンヘッド |
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☆概略 このシナリオは0レベルのキャラクター4人を対象としたシナリオです。 キャラクターたちは荒廃した屋敷を探索し、この屋敷の地下に眠る異界のものをこの世界より退去させるために、この冒険に挑みます。 (ゲーム開始時、能力値ボーナス/HP・MPの成長はありません) ☆準備
☆HP/MPが0以下になったプレイヤーの扱い 一時的発狂、もしくは意識不明になったプレイヤーは、エントランスに向かって1ターン1マスで移動を開始します(這っているかフラフラと歩いていると思ってください)。 ただし、この状態に陥って5ターンが経過すれば、自動的にHP、MPとも0以下であれば1まで回復します。。もし狂気カードやダメージによってMPが0以下になっていた場合、5ターン経過後、可能な限り1に近づけるようにして狂気カードやダメージトークンを捨てます。また、途中で何らかの回復手段を講じられた場合は、回復可能であれば即座にこの状態から回復できます。 この場合、隣室、もしくは同室の他のプレイヤーから絵札を使われる、またはアイテムによってHP、MPが1以上に回復すれば、ゲームへの復帰が可能です 狂気に陥るか意識不明のものはエントランスに向かって移動することを覚えておいてください。 ☆スタートプレイヤー もっとも「どこかへ行きたい」と思っている人からゲームを開始してください。 ☆シナリオの内容 以下の状況をプレイヤーに説明します。
○このシナリオの目的は、行方不明者の安否を確かめるとともに、邸宅に眠る怪異の正体を解き明かし、この邸宅から脱出することです。 ●原則として、以下の部屋タイルがめくられると「手がかり」が、その部屋タイルで本来処理される狂気カード、イベント、アイテム取得の代わりに発生します。 後述する、各部屋の指示内容にしたがって、順に処理していってください。
以上の準備が終了したら、[T-17 エントランス]にキャラクターたちを配置します。 もっとも「どこかへ行きたい」と思っている人からゲームを開始してください。 以下は各部屋での「手がかり」です。 ☆手がかり
☆シナリオクリア 名状しがたき牡牛を倒し、規定ターン以内にエントランスに到着できれば、館からの脱出に成功してシナリオクリアです。 崩れ去る廃屋を眺めていたプレイヤーたちは、図書室で見た初老の男性が再び幽霊として現れた姿を目にします。 「私がブルーム・バークレイだ……私のしでかしたことで、諸君らに迷惑がかかったのは、非常に心苦しく思う……ただ、私は異界のものの存在に思いをはせていた……ここではないどこかにいるものたちに……だが、私はどうやら、余計なことに首を突っ込みすぎたようだ……ここではないどこか、などに思いをはせるよりも、ここにもっと興味を持ち、そしてここをより素晴らしい世界にすればよかったのだ……だから……もし、君たちの中で犠牲になったものがいたら……すまない……私ももう、ここにはいられないようだ……それじゃぁ……」 その一言と共にブルームの幽霊は光の粒子となって消えてしまい、後には、崩壊した邸宅だけが残されます。 これで、シナリオ『ここではないどこかに……』は終了です。 ☆レベル点 シナリオをクリアできたら、以下のレベル点を獲得します。
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【作者/パンプキンヘッドさんからのコメント】 実は最初にちょっと露出度高めの女の子たちが敵となって現れるギャルゲーみたいなものを思いついたのですが、さすがにそれではホラーでもなんでもなく、ただの色モノだろう、と考え、まぁ、無難なところでクトゥルー神話っぽい感じのものにしてみました。 ゲームバランスは、一時的発狂時や意識不明時の扱い方や脱出失敗時のレベル点特典などで、ちょっとゆるい部類だと思います。 私の取り柄がイラストなので、名状しがたき牡牛にはイラストなんかつけて、なんちゃってモンスターカードもつけてみたのですが、どんなものでしょうか。 楽しんでいただけたら幸いです。 (一部抜粋させていただきました/SNE) |
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【SNEで遊びました!】 部屋タイルの名称や、タイルに描かれた内装などのフレーバーを、シナリオ内で発生する「手がかり」イベントにとりこんで、想像力を一層かきたてられるシナリオになっています。 正体の分からない何者かによる突然の襲撃など、シナリオ独自のイベントが、通常では危険が少ないはずの部屋タイルで発生しやすくなっており、いつも以上にどきどきしながらタイルをめくりました。 充分にストーリーを楽しめるよう、シナリオの難易度がやや易しく設定されていますが、より刺激がほしい人は「手がかり」のある部屋タイルの「狂気」「イベント」「アイテム」を通常通りに処理されてはいかがでしょうか。そこはお好みで。 なんといってもイラストがすばらしいですね! 怪しい敵の正体がこうして目に見えると、本当に盛り上がります。 パンプキンヘッドさん、楽しいシナリオをありがとうございました! |