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【11年03月31日 柘植めぐみ】 |
劇団四季のミュージカルが好き、というのは前にも書いた。
「音楽と物語の融合」がツボなのかもしれない。先日もドラえもんの映画を観に行き、ワンワン泣いた。劇中の音楽って、どうしてああも心を打つのだろう。
四季、音楽といえば、有名なのが『四季の歌』。いまでこそナツメロ、日本の歌とも言える楽曲だが、子ども時代に流行したときには耳新しくてしょっちゅう口ずさんでいた。
そう、「春を愛する人は〜」で始まるあの歌である。誰しも、自分の好きな季節をあてはめて、「わたしってスミレみたいに心が清いのね」「おれの心は岩を砕く波のように強いんだ」と、まるで占いの結果を見るみたいに思ったはずである。
かくいうわたしは、1年でいちばん秋が好きだ。
人は自分が生まれた季節にいちばん元気になると言うが、11月生まれのわたしも例にたがわず、おいしいものがたくさんあって、紅葉がきれいで涼しくて、落ち着いた色合いのしっくりくる秋がやっぱり好きだ。
そして子どもながらに、『四季の歌』の歌詞から、自分の性格を読み解こうとしたものである。
秋を愛する人は心深き人 愛を語るハイネのようなぼくの恋人
子どもながらに……いや、子どものくせに、ハイネというのがどこぞの詩人であるということは知っていた。詩人、おお、詩人。物書きを目指すわたしにはぴったりではないか。
が、いまになって気づく。ハイネって男性だよね。歌い手も「ぼく」っていうくらいだから男性だよね。こいつはもしかして……(妄想中)
……残念ながら、じつは本来女性の立場で書かれた歌だとか。なんだ、面白くない。スミレの花のような女の子とはどこまでいっても「友だち」にしかなれない。本命は、ふだんはチャラチャラしているけれど2人きりになるとじっと目をのぞきこんで甘い言葉をささやいてくれる彼……というほうが、ずっとドラマがあるのに。
久しぶりに口ずさみながら、すっかり腐ってしまった自分に気がついた。
やっぱりわたしには、枯れた秋が似合うのかもしれない。 |
【11年03月29日 大井雄紀】 |
最近したとある男友達との会話。
僕「お前ってどんな娘がタイプなん?」
友人「男の娘……(ぽっ)」
恐怖ッ!!
お久しぶりです。大井雄紀です。
さて、今回のエッセイのお題は「四季」だそうです。
四季、といわれて最初に思い出すのは高校時代のことです。
高校二年の春のある日。
僕は当時の友人に誘われて、合気道部の見学に行きました。
合気道。
話には聞いたことがありましたが、実物を見るのは初めてです。
僕はわくわくしながら、学校にある道場(ただの柔道場です)へと向かいました。
合気道部は意外と女子部員が多く(このときの全部員は男4人女4人でした)、とても和やかな雰囲気で部活に励んでいます。
「僕にもできるかなぁ」と入部を考えだしたころ、顧問の先生が一度稽古を止めます。
顧問の先生は道着に黒袴姿で、堂々と立つ姿がとてもかっこよかったのを覚えています(先生がエッセイを見たとき用のよっこいしょ)。
先生「今日は見学者もいるし、本格的な技を見せてあげよう!」
そう言って、先生は僕と友人に演武を披露してくれます。
先生に掴みかかっていく、身長175センチほどの大柄な男子部員。
次の瞬間には、その男子部員は畳一畳きりもみしながら吹っ飛んで行きました。
友人や他の部員たちは感嘆の声を上げています。
ただ、僕はドン引きです。
「物理法則おかしいやん」とか、「人の身体は空を飛ぶようにはできていない」とか考えていました。
やがて、部活が終わります。
すると、先生が僕と友人に笑顔を向けます。
先生「いや、大井たちは運がいい。たまたまだけど、今日はみんなで春を祝う予定だったんだ」
その言葉で部員全員が動き出し、気がつけば僕と友人は校庭にある桜の木の下で紙コップを握らされていました。
一同「かんぱぁい!! いぇー!」
楽しそうな声が校庭に響きます。
ただ、僕と友人は制服で他は道着です。ヤクザの集会に紛れ込んだ気分です。
先生は「余分に買っておいてよかった」と、イチゴ大福を僕らにも配ってくれます。
先生「我々は自然から気をもらっている。だから、自然に感謝しつつ季節を祝うのだ。春は花見、夏は海、秋は焼き芋をして、冬には鍋を囲む。どうだ、楽しそうだろう?」
大学のサークルみたいな勧誘の仕方に、僕は苦笑いを返します。
もちろん楽しそうです。青春っぽくてステキです。
でも、正直練習が大変そうなので、どうやって勧誘を断るかばかりを考えていました。
ところが、僕がもらったイチゴ大福にかぶりついた瞬間、先生は言いました。
先生「まさか、食べておいて入部しないってことはないよな?」
おいこら教師!
喉にイチゴ大福がつまらなければ、きっと僕はそうつっこんでいたはずです。
先生「入部せずに投げ飛ばされるのと、入部して受け身を覚えてから投げ飛ばされるの。どっちがいい?」
先生は笑っていました。ただ、目だけは笑っていませんでした。
僕の運がなかったところは、この先生が化学の担任だったことです。
やがて季節は巡って僕は三年生になりました。
そして、僕とまったく同じ手法で入部を決めさせられた新入生たちを、内心ニヤニヤしながら眺めていました。 |
【11年03月28日 龍口明眞】 |
本人の意志により削除しました。
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【11年03月18日 篠谷志乃】 |
「四季」と聞いて真っ先に思い出すのは、イラストレーターの四季童子さん。
先月発売されたばかりのモンコレのパワーアップカードセット『暗黒卿の秘儀』では、ラミアの英雄《吸血姫リコリス》を描かれています。美人の相棒がまた増えました。
《エルフ森林警備隊》をはじめ、美麗なエルフのみなさんには、いつもお世話になっています。ありがとうございます!
……。特殊能力がイラつく《ドライアド》もイラストのおかげで好きでいられるとか、モンコレ小説のツインテでヘソ出しマリアも大好きだとか、語ることが多すぎて収まりそうにないことに気づいたので(笑)、急きょ路線を変更。
次に思いついた、ヴィヴァルディ作曲の「四季」について語ろうかと思います。
ヴィヴァルディの「四季」と言えば、
♪ ちゃんちゃんちゃんちゃらら〜ん
で始まる「春」が有名ですよね。
よく卒業式や入学式で、生徒入場の際にBGMとして使われてたりしています。
軽やかで華やかで、まさに「春」って感じですよね。
ですが、私はつい口ずさんでしまうのです。
♪ 日○麺職に〜ん、○清麺職に〜ん
……すみません。
だって、CMで替え歌(当て歌?)として使われていたんだもん!
上手に作られるとインプットされちゃうんだもん!
ほかにも「あら、こんなところに牛肉が♪(原曲:オクラホマミキサー)」とか、「あらら、何か眠いなっ♪(原曲:ラ・バンバ)」とかもありますよね。
一度染み付いちゃったら頭から抜けなくて困りものですが、CMとしては至極優秀だといえましょう。それに原曲が有名ですから、タイトルだってすぐに思いつきますし。
そういえば。
CMの替え歌ではないですが、かなりの方がご存知で原曲はよ〜っく聞いたことがあるのに、タイトルはあまり知られていないものがありますよね。
そう。コイツです↓
♪ サル、ゴリラ、チンパンジ〜
小中学校の運動会などで、耳にされた方も多いのではないでしょうか。
アルフォード作曲の「ボギー大佐(クワイ河マーチ)」です。
誰が歌い出したのか知らないのですが、まあ、見事に曲にはまっていること(笑)。
私は「サル、ゴリラ……♪」と歌いつつ、「めんどくさいな〜」と投げやりに行進したのを覚えています。
当日は楽しいのですが、運動会って練習は本当に面倒くさかったなあ……。
いや、いい思い出なんですけどね!(笑)
さて、運動会のことなんて思い出したら、なんとなくお腹が減ってきてしまいました。
今は学生気分でがっつり食べたいところ。
私にしては超珍しく、リッチにピザなんて頼んでみようかと思います。
昔からのお気に入りの宅配ピザ屋「STRAWBERRY CONES」さんから。
もちろん、頼むのは4つの味が楽しめる「フォーシーズンズ(四季)」!
おあとがよろしいようで。 |
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