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日々つれづれ 11年05月
テーマ 「 新製品 」

【11年05月31日 秋田みやび】

 
新製品
 ……そうお題が出たことで、部屋の中をゆっくりと見回してみる。
 何もなかった

 以上。
 などと、それで終われれば、気が楽なのですが。
 とりあえず、少しでも新しい製品はないかと、頭を捻ってみるのでした。

 ジュースの怪しいものなどは、いろいろと試してみるのですが、新製品というようなものではない気がします。スーパーで値段下がってから買うものが多いし……あ、いや、ごほごほ。
 うーん、我が家の新しいもの、新しいもの……と。

 家電も、型落ちしたもので充分ですし、最近本や漫画も、発売日には疎くなってしまって新刊の棚から消えてから購入したりするので、これがなかなか……。
 
 あ。
 新しいかどうかわからないけれど、とりあえず、
目新しいものを見つけたら、速攻試してみるのはアレですね。

 
猫フード

 やっぱりって顔、しないでください。
 我が家のにゃんこは、基本カリカリのドライフードを上げています。決まったメーカーの、決まったお味。

 けれど、それだけではつまらないだろうと、たまーにウェットの猫缶をあげたりするわけです。少々食が細いタチなので、食欲増進の意味も込めて。
 で、購入するのがやはり目に付いた新しそうな缶。

 いそいそと普段は使わない、猫のおやつ用の皿にそっと盛り付けたりするわけです。

「お嬢様、本日のメインディッシュは、マグロのほぐし身ゼリー寄せでございます。お口に合いますでしょうかボンジュール」
  
 などと戯けたことをほざきながら、そっといつもの指定席へと置いてみます。
 猫飼いの人には、よくあるオチが想像できましたよね。アレです。

 ……ぷい。
 
 少しだけ匂いをかいで、そっぽ向かれました。
 ええ、我が家ではこの「ぷい」の使用頻度は並大抵ではありません!
 時には、食事であることも認識されずに、新製品の猫缶が干からびていくこともあります。
  
「お嬢様、一体何がご不満とおっしゃるのですか!」

 虚空に訴えながら、しくしくと片したりするわけですが、まだ同じ製品を残していることもあるわけで。三個パックなんかで売ってるものの場合はどうしようもありません。
 無駄とわかりつつも、少しでも食べてくれればと、カリカリの皿にそっと置いてみます。捨ててしまうなんてもったいないこともできませんしね。……と肩を落としていると。

 
速攻、喰らい付く我が家のにゃんこ様。

 ……あれ?

 がっがっがっがっ、と勢いよく鼻先をつっこんで、うにゃうにゃ言いながら食事用の古いトレイから顔を上げません。顔ごとトレイがじわじわと移動していくくらい
 もしかして、
皿が嫌だった?
 おやつの消費量が少ないなあと思っていたら、もしかして、問題は皿なわけ!?
 昔お肉を買った時のアルミのトレイが、食事に一番いいの!?

 何だか釈然としない食欲増進法を見つけ、我が家のお猫様のへそ曲がりな部分を理解し、この新製品ならしっかりと食べるのだなーと満足げに次回も買いに行くのですが……新製品って、回転も速いんですよね。

 あっという間に、棚から消えています。

 これは、我が家の猫が悪食なのか、それとも普通の猫がグルメなのか。
 我が家の猫のお気に入りの新製品は片っ端から消えていくミステリー
 これぞ諸行無常か。違う気もするけれど。できればお気に入りは消えないで欲しいものです。

 そういえば、カップラーメンなんかも、秋田が好きなものはあっという間に店から消えていくなあ……などと、嫌な似たもの同士な部分に気付いたりする初夏の夜でした。


【11年05月30日 藤澤さなえ】

 藤澤は
「新製品」を買わない。
 いや、全く買わないわけではないんだけれども、発売日当日に買うことはめったにないのです。どちらかというと発売日からしばらく日を置いて、周囲の反応を聞いてから購入するタイプ。特に
持ち歩くものなら深くふかぁ〜く愛したいので、いろいろリサーチしてから購入に踏み切ります。
 だから、
旬な時期を逃すことが多々あります。ゲームソフトも発売日から遅れること数カ月たって遊び始めるので、SNE社内で話題に混ざれないことがとっても多いです。ちなみに、次遊ぼうと思ってるソフトはタクティクスオウガだったりします(発売日は去年の11月)。

 そんな私でも、購入するなら必ず新製品を買うアイテムがあります。
 それは
携帯電話
 ケータイは通話とメールができればOKなので、とりあえず新製品を買います。むしろ、新製品の発売日を買い替えの踏ん切りにする傾向があるので、新しくゲットするケータイは必ずその時の新製品になります。いろいろ付加機能はあれど、根本にゆるぎない使用価値があるので、買い物に失敗することなどないのです。
 ……が、一度だけ
納得のいかない携帯電話の購入をしたことがあります。それは、使用中のケータイが壊れてしまい、急きょ買い変えた時です。
 ショップに並ぶのは、どれも電車や街ですれ違う人がいじっているケータイばかり。どれも他人の物に思えて気に入らない。それならば機能で選ぶかと、初めて真面目にパンフレットに目を通したりしたものの、どれもイマイチぴんとこない。
 結局、使っていた機種の後継機に決めて家に持ち帰ったのですが……なーんかやっぱりしっくりこない……。
「なんだかユウウツだなぁ……」
 と思いながらゴロリと横になったところ、どうやらそのまま寝てしまったようで、母親に揺すり起こされました。
「あんた、寝ボケてケータイ捨ててんで」

 ……え?

 見れば、買ってきたばかりのケータイが、ベッドの脇のごみ箱に捨てられていました。
 どうやら本当に寝ボケてやったらしく、まったく記憶にない!!!
 でも、事実、ゴミ箱の底には、買ったばかりでビニールシールもはがれていないケータイが転がっている!!!

 よっぽど不本意な購入だったんでしょう。無意識のうちに捨てるくらいなんですから。今思うと、意外と新製品にこだわってるのかもしれないなーって思います(笑)。


【11年05月27日 笠井道子】

 冷蔵庫洗濯機掃除機(あるいは白黒TV)等々が
「三種の神器」とはやされたのも、いまは昔。
 当時の奥様方は「○○さんち、新しい洗濯機買わはったえ!」と、ご近所さんに届く電化製品を逐一チェックし、張り合っていたとかいないとか(少なくとも、うちの母はやってました)。

 ン十年が過ぎ、あれほど光り輝いていた神器たちは、いまやありきたりな一般人となりました。

 しかし、彼らがいくら親しみやすい存在になろうと、わたくし自身はまったく興味がありません。

 電化製品は便利だし、ないと困る。
 だから壊れたら買う。壊れなきゃ買わない。
(ちなみに、いまはオーブンレンジが壊れてます)

 恥ずかしながらドライヤーすらもってなくて、昨年、皮膚病の愛犬のためにようやく一つ購入しました。

 音楽もちゃちなアイドルの曲以外、聴きません。
 一度、ちょっといいMP3プレイヤーを買ったんですが、それでアイドルの歌を聴くと、大変悲しいことになりまして。
 高画質テレビも、お歳を重ねた女優さんなんかにはただの迷惑でしかないんじゃないでしょうか。
 
技術の進歩はときとして人に見られたくないもの、聞かれたくないものまで白日のもとにさらすのですね。

 そんなわけで
「新製品」にはとんと疎いわたくし。
 しかし、例外が二つあります。
 一つは
「ちっこいけれど、ちっこすぎない」コンピュータ
 ノートPCはThinkPadと固く心に決めているのに、なぜか我が家にはLaVie lightがあります。
 それを見るたび、なんでかなあ? とふしぎでなりません。
 古い話ですが、MobileGearMC-MK32と、その後継機(白黒/乾電池使用)の2台をもってました。
 Pomera? もってないわけがありません。
 VAIO type pは心が動きましたが、がまんしました。
 そんなに「ちっこすぎない」コンピュータばっかり買うてどうすんねん、とわかってます。
 でもいま、
LifeTouch NOTEがほしくて仕方がない
 あれってMobileGear好きにはたまらない仕様ですよね?
 iPadが手元にあるのがうれしくもあり悲しくもあり、です。

 もう一つは何度かこのエッセイにも書きましたが
「でっかいけれどでっかすぎない」一眼レフ
 しょせん万年初心者だし、どうせフルオートで撮るんだし、なにを使ったって変わりゃしません。
 ちゃんと自覚はあります。
 ましてや、ボディだけで13万もするようなpentax k-5なんて……
 ……
 ……
 うぉ?
 ちょっと待て?
 憧れのk-5、いつのまに
8万円代
 このエッセイを書くために「念のために」調べてみたら、
最安値8,5000円に下がってました。

 果たして、これはpentaxからわたしへの挑戦状?
 いま、頭のなかで貯金残高がぐるぐるまわってます。(←すこしも自覚がない)

 というように、
ネットで新製品を調べるって、本当に危険ですね、というお話でした。


【11年05月24日 北沢慶】

 今回のお題は「
新製品」ということだったので、結構どんなネタでいこうか悩みました。
 なにせ、新製品らしいものを購入したり手に入れたりしたのは、もういつ以来のことなのか記憶が曖昧なものばかり。
 一応去年の暮れにAUスマートフォンIS03(我が家での愛称は“いそーさん”)を購入したりはしてるんですが、いまだあんまり使いこなせてなくて、さほどポジティブなネタが出てこない(苦笑)。

 で、いろいろ考えていたんですが。
 せっかくなので個人的なタイムリーネタに絡めての話にしてみましょう。

 実は先月
第二子が生まれました!
 一応、「新生児=新製品」というネタも考えたんですが、さすがにモノ扱いもどーかと思ってそちらは回避(笑)。
 幸いにして母子共に健康で、すでに4200gに達しつつあります(まー、僕は生まれたとき、4200超えてたんですが)。
 出産後の顔のむくみも取れ、なかなかかわいい顔になってきてほっとする今日この頃。女の子だしねー(笑)。

 さて、このままではマジで「新生児=新製品」になってしまうので、そろそろ本題に。

 日本の医術も日進月歩、日々変化と進化を遂げているわけですが、こと出産の分野でもいろいろと進んでいます。
 特に顕著だなーと感じたのは、
エコー
 いわゆる、お腹の中の赤ちゃんの様子を見る透視装置であります。

 昔は生まれてくるまで男女がわからないものでしたが、このエコーのおかげであっさりばっちりわかります。
 SNEの某先輩のお子さんの頃にはエコーも導入されていましたが、「女の子」と診断されていたのに出てきてみれば「男の子」だった! なんてことも。

 ……男の子は、隠れて見えないことがあるからね。

 しかしいまの技術では、かなりの確率で判別可能。
 実際、エコー診察は僕も何度か立ち会っていますが、うん、間違えようがないレベルで見えるな、これ。

 そうなんです。
 昔は影みたいな感じだったらしいですが、いまやエコー映像はかなり鮮明で、なにからなにまで見え見えです。
 男女の違いはもちろん、透視なのだから心臓の心房や心室の数もバッチリ見られます。というか、臓器全部見られます。

 しかも運がいいのかなんなのか、僕がエコーに立ち会ったある日、装置のオペレーターさんが二人いるなーと思ったら、ひとりはメーカーから派遣されてきた技師さんだったことがあって。

 なんと
導入されたばかりの新型エコー測定装置の受診者第一号だったのです。

 それまでだってかなり鮮明に見えていたのに、新型になったとたん、さらにくっきりはっきり。
 病院のオペレーターさんがその画像を見て仰天する現場を目の当たりにするという、非常に稀な経験をしました(笑)。

 まず、全身の動脈と静脈の血流がリアルタイムではっきり見える! 病院のオペレーターさんも、「医学書で見た概念図とまったく同じように見えますねー!」と感心しきり。
 メーカーの技師さん曰く、「描画のドットが細かくなり、秒間の描画コマ数も倍になりました」と自慢げ。

 ふむふむ、「バーチャファイター」から「バーチャファイター2」に進化したようなものだな(例えが古いなあ)。

 驚いたことに、お腹の中で赤ちゃんが笑っているような表情をしているのが見えたり、髪の毛まで見えてたり!
 男女の判定で股間をアップにしたときとか、父親ながら申し訳なくて視線を逸らすレベルであります(汗)。

 見間違えねーよ、これは……。

 図らずも最新型の実用第一号になり、オペレーターさん(もちろん女性)と新しいオモチャをゲットした子供のように、嫁の腹の中をぐりぐりと見てしまったのでありました。

 出産も極めてスムーズで、僕が生まれたときは、おかんの母子手帳にあるバッドステータス全部に○がついてたのに、時代は変わったなーと実感しました(←「仮死 蘇生/死亡」の欄にマーク入ってたヒト)。

 ところで、
魔の二歳に突入した上の子を、速やかに眠らせる新製品をどなたか知りませんか……?
 寝かしつけに毎日2時間必要とか、親が先に寝てまうやろー。とほほ。


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