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日々つれづれ 13年03月
テーマ 「 バイク 」

【13年03月27日 柘植めぐみ】

 
バイクとわたし。
 なんのつながりもなさそうですが、じつは大学生のころ、本気で自動二輪の免許を取ろうと考えていました。大学が坂の上にあるので、乗り物があると便利だったんですよね。バイク乗りはじつに多かった。
 当時、女性用バイク雑誌を購読したりしていました。「ぶ〜け」(というコミック雑誌があったのです。by集英社)で連載していた上座理保さんの
RUNNING(ランニング)が大好きだったっけ。むむむ、超マイナー……?
 で、颯爽と山道を走る自分を想像してウハウハしていました。
 ……うん、想像だけ
 ン十年経ったいま、結局原付の免許すら持っていません!
 なので、“写真付きの身分証明書”というものがありません。
 ご存じですか? よくなにかの会員になったりするとき、「証明書のご提示をお願いします」と言われますよね。運転免許証があれば一発OKなのですが、それがないと、「住所のわかるもの」
複数必要になったりします。健康保険証だけでは足りなくて、他に年金手帳とか源泉徴収票とか。
 写真付きと言えば、長らく海外に行っていないので、パスポートの期限がすっかり切れてしまっています(ちなみにパスポートは写真付きですが、あくまで国籍を確認するものなので、住所確認にはほとんど役立ちません)。
 でもひょっとすると今年、10年ぶりに海外に行くことになる……かもしれません。外国人が苦手の典型的日本人なので、想像するだけでいまからビクビクしてしまいます。
 せめて少しでも言葉が通じるよう、4月からドイツ語の勉強を始めようかな……と相変わらず意欲だけはある、今日このごろ。


【13年03月18日 川人忠明】

「今月のテーマは、
バイクです」
 ああ、五七五で知られる世界一短いポエムだな。
「はいはい。それは、俳句
 じゃあ、長い柄の先に木の葉状の刃をつけたヨーロッパの武器のことかな?
「違います。それは、パイク。ちなみに、先に指摘しておきますが、カワカマス属の魚のこともパイクというそうですね」
 チッ。
「ちっ?」
 い、いや、なんでもない。
 ああ、そうそう。2人前の料理をペロリとたいらげることだったな。
「はあ……もしかして、倍食うですか。苦しくなってきたので、いい加減にしてください」
 ハイ。ワカリマシタ。
 とはいえ、バイクなんて言われてもなあ。
モスピーダしか思いつかんぞ。
「モスピーダ? なんですか、それ?」
 
機甲創世記モスピーダ。1980年代前半に放送されたテレビアニメだ。
 ライドアーマーという戦闘用強化装甲服に変形するバイクが出てくるんだが、これが格好良くて、大好きだった。ぶっちゃけ、話はあまりよく覚えていないが、異星人に占領された地球が舞台で、元軍人とか占領後に生まれた女の子とかがいっしょに旅しながら、異星人と戦う話だった気がする。
人気の歌姫が実は男だった! という衝撃の設定は、当時としてはかなり斬新だったなあ。
「斬新というか……いいんでしょうか、その設定(−−;)」
 いいんだよ。おもしろかったから。
 あと、モスピーダといえば、やはりあの主題歌だ! 
失われた伝説(ゆめ)をもとめてというタイトルで、めっちくちゃカッケー、最高にシビれる曲なんだ。歌詞を紹介したいくらいだが、そこはシビれるサウンドといっしょにカラオケで楽しんでもらいたい! ただし、最後はキーがバブル期の地価並みに高騰するから無理しないように。
「つまり、裏声が必須ということですね」
 うむ。というわけで、今月は懐かしのバイクアニメに想いを馳せつつ。

 今月の徳島センス
沢渡、東条、豆腐は足りたか? とうふはたりだか? とふたりだか? と。ふたり鷹っ!

 ばんざーーーーーーい!!
 ばんざーーーーーい!

「……あ、あの。すみません。さっぱりわからないんですけど」
 わからん? ならば、説明しよう! 沢渡鷹は、新谷かおる原作のアニメ
ふたり鷹の主人公。東条鷹は、そのライバルだ。
「なるほど。その『ふたり鷹』も、バイクが登場するアニメなんですね?」
 That’s right! ひとりのストリートライダーが、ライバルとの出会いを機にレースの世界に挑んでいく物語だ。ほかにも、バイクが登場するアニメとしては
バリバリ伝説なんかが思い出深いな。
 聖秀吉、いいまんねん……くっ。泣ける!


【13年03月12日 河野裕】
 
 これまでプレイしたコンピュータゲームの中でベスト3を選べといわれれば、
ぷよぷよ通MOTHER2をまず挙げて、「最後の1本を決めるのに少し時間をくれ」と答えます。河野です。
 もちろん『ぷよぷよ通』は素晴らしいゲームです。ルールに美しさを感じます。世界にはシンプルに完成されたものが幾つかありますが(例えば真円)、『ぷよぷよ通』というゲームのルールも間違いなくそのうちの1つです。
 ですが今回は、『MOTHER2』の方のお話。

 とても有名なタイトルですので、皆さんも『MOTHER2』のことはご存知でしょう。
 ですが一応、文脈として簡単に説明させていただくと、ハードは「スーパーファミコン」、ジャンルは「RPG」です。
『ドラゴンクエスト』などが有名なあれですが、舞台はほぼ現代の、アメリカンチックなどこかです。正確にはアジア風の町なども登場しますが、とりあえず「ポップで陽気な、善良なイメージのアメリカ」を思い浮かべてください。「トンズラブラザーズ」というブルースバンドが劇場で歌って踊り、電話をかけると「マッハピザ」がピザを配達してくれる、そんな世界です。
 主人公はちょっと特別な能力を持っているけれど、基本的には勇気があるだけの少年です。赤い帽子を被り、リュックを背負っています。バットを手に取り戦います。
 だいたいイメージできました?

 さてこのゲーム、アイテムも少し独特です。
 回復に使うのは薬草やポージョンではなく、ハンバーガーとかサンドウィッチとか。水着のお姉さんで賑わうビーチに行けば「ひしょちのジェラート」なんてものも売っています。効果のわりに高めのお値段なのですが、つい買ってしまいますよね、「ひしょちのジェラート」。
 他にも、印象に残っているアイテムはたくさんあります。「いちごどうふ」も「タコけしマシン」も「むくちをなおすほん」も魅力的です。「まちのちず」は図書館で借りる時の、司書さんの台詞が素敵です。
 でも、一番を選ぶなら――これは「MOTHER2アイテム人気投票」をすれば、かなり上位に食い込むと確信しているのですが――やっぱり
じてんしゃです。

 別に、普通の自転車です。たぶん子供用だと思います。
 サイクリングショップで販売していますが、やたらと高額なので少年である主人公には購入できません。でも無料で貸してもらえて、返すのはいつでもかまいません。
 乗ると軽快なBGMが流れ、移動速度が上がります。
 確かRボタンを押すと、ベルを鳴らすことができます。もしRボタンじゃなければLボタンです。
 1人乗りなので、仲間が増えると使えなくなります。

 なぜかこの普通の自転車が、魅力的なんですよね。
 もっと「ようせいのうでわ」とか、「おうしゃのけん」とか、いかにも凄そうなアイテムだってあるのだけれど、今『MOTHER2』のことを考えて、まず思い出すのはこの「じてんしゃ」です。
 おお、すげぇ、自転車に乗れたよ。って、妙に嬉しかったのを覚えています。自転車なんて、現実でも持っているし、普段から乗り回していたんですけどね。
 フィクションを通して見ると、現実に普通にあるものが妙に魅力的になる感覚、皆さんにもわかってもらえますか?


【13年03月04日 河端ジュン一】

 今月のエッセイは
バイクですねー。
 バイクといえば
レース、レースといえば、少し前にハマッたゲームがあります。
Zombie Highwayというiアプリのゲームです。ゾンビブームに乗っかって、私はめちゃくちゃ遊びました。完全版は85円で、無料版もあったはずです。

 基本的な内容は、車をハンドリングして、障害物がある道をどこまでクラッシュせずに進めるか、というオーソドックスなものなのですが、他と大きく違うのは、走行中に
左右からゾンビが車体にへばりついてくる! という点です。
 へばりついたゾンビたちは車を揺らして転倒させようとしてきます(!)ので、プレイヤーは、これらの敵を銃によって攻撃。無理やりに剥がしながら走行を続けることになります。
 でも、これだけだったら普通にいっぱいありそうなアイディアですよね? なのでこのゲームが面白いのは、ここから先です。
 ゾンビに対しての攻撃方法は銃撃の他に、「撥ね殺す」「障害物に擦り付けて落とす」などがあり、こちらの方が与えられるダメージ量が多いのです。
 つまりプレイヤーは、あえて障害物を綺麗に避けることはせず、(ゾンビにぶつけるように)なんとか“ギリギリかする”くらいのルートを描いて走らざるを得ません……!
 まるで飲酒運転のごとく、左右にハンドルを切ながら、自ら障害物に突っ込んでいかなければならない辛さに、マゾッ気があるゲーマーさんはハマること間違いなしです!(しかもゾンビの「揺らし」は「溜める→揺らす」の動作があるので、上手くハンドリングのタイミングを合わせないと横転するから厄介!)

 あと、このゲームは、
やり込み要素がたっぷりと多いのもよかったです。
 たとえばステージの種類なら、ただ平原を走るだけの「Classic」から始まり、視界不良の「The Mist」、路面凍結の「Frost Bite」など難易度ごとに分かれており、また車種もそれぞれ「SPEED」「WIGHT」「HANDLING」のパラメータに差異があります。
 銃器も同様で、ダメージはデカいが初弾までにタイムラグがある「火炎放射器」、一撃当てれば以降は毒のようにゾンビを蝕んで殺す「対ゾンビ薬剤入りガン」などさまざま。
 これらのオプションは課金の必要なく、ステージで特定の「評価条件」を満たすごとに使用可能となりますので、かなり長く楽しめると思います。
 興味を持った方がいらっしゃいましたら、ぜひ遊んでみてください(そして、あわよくばプラチナ評価の取り方を教えてください!)。

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