モンコレが復活するならば、なにはさておき、この方に聞かずば語れない。
ということで、まずは『神霊獣の咆哮』の監修者である、我らがボスこと安田均に突撃インタビューして参りました!
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片山: |
今回めでたく復活しましたモンコレについて、お話を伺いたいと思います。よろしくお願いします。 |
安田: |
はい、よろしく。4年間ほど、モンコレはお休みしていましたけど、おかげさまでまた展開できるようになりました。張り切って、いろいろおもしろい展開もかんがえてるんですけど、まずはこの間のイベントの話でもしましょうか。 |
片山: |
そういえば、イベントで東京まで行かれたんでしたね。 |
安田: |
そう。イベントではびっくりするくらいユーザーさんが参加され、皆さん反応が熱くて、会場はすごい熱気でした。モンコレ経験者の方もこれからという方も、これほど復活を待ち望んでくださっていたのかと思うと嬉しかったですね。 |
8月3日に東京で開催された「BCC(ブロッコリー・カードゲーム・カーニバル) in 浜松町」。
その中で、『神霊獣の咆哮』発売記念大会が行われました。SNEからは安田均、加藤ヒロノリの両名がスペシャルゲストとして参戦。詳しくは、こちらのレポートをご覧ください。
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片山: |
イベントではボスもプレイされたんですか? |
安田: |
本当に久しぶりのモンコレだったけど……やっぱり面白かったよ。改めて良く出来たゲームだと思いましたね、モンコレは。自分で言うの、ヘンかな(笑) |
片山: |
実際、多くの方が手に取ってくださったようですね。SNEのメンバーが発売直後にホビーショップに行っても、ほとんど手に入らなかったと聞いています。 |
安田: |
ご迷惑をおかけして申し訳ない。じつは僕自身、イベントに行くのに、カードがボックス2つ分しか確保できなくて、デック組むのに結構苦労しました(笑)。 |
片山: |
あっというまに在庫がなくなったそうですけど、再入荷の予定はあるのでしょうか? |
安田: |
ええ、8月25日に再入荷されると聞いています。しかも、今度はたっぷりと聞いてるので、今回手に入らなかった、という方はもうすこしだけお待ちください。販売元である株式会社ブロッコリーさんの公式サイトにカードリストが載っているので、カードが手に入らないあいだは、それをプリントアウトして旧カードに貼って遊ぶ――ってこともできなくはないけれど。 |
片山: |
同じなら、ぜひ新しくなったカードで楽しんで欲しいですね。さらに、今後の展開についてもユーザーの皆さんの期待は大きいと思います。それも含めて、最後に一言お願いします。 |
安田: |
冬には構築済みセット、その後すぐにアニバーサリー第二弾など考えていますので、今後のモンコレに期待していてください。その後のこともあるし、これをきっかけに、また大きなムーブメントになってほしいと思っていますので、改めて応援よろしくお願いします。 |
片山: |
ありがとうございました! |
片山: |
それでは場所を改めまして、制作者の加藤ヒロノリさんとディヴェロッパーの杉浦武夫さんに、『神霊獣の咆哮』の具体的な内容についてお話を聞かせていただきます。よろしくお願いします。 |
加藤・杉浦: |
お願いします。 |
片山: |
さて、モンコレは誕生10周年、カードセットの発売としては実に4年ぶりというわけで、HP閲覧者の皆様の中には「モンコレ? 何それ?」という方もおられるかと思うのですが。 |
杉浦: |
いらっしゃるでしょうねぇ(笑)。 |
片山: |
というわけで最初に、モンコレとはなんぞや? という説明など、お願いできますでしょうか。 |
加藤: |
TCG、トレーディングカードゲームです。 |
杉浦: |
……? |
加藤: |
……。 |
片山: |
…………? え、終わりですか? |
加藤: |
あとはこう、「エムブリオマシン」でおなじみの片山先生が良い感じに書いといていただけると(笑)。 |
片山: |
説明はしょりすぎですよッッ!(笑) では、不肖片山が簡単におさらいしたいと思います。 |
【モンコレTCG】
◎トレーディングカードゲーム(TCG)
専用のカードを用いて遊ぶカードゲーム。多くのカードのなかから、好きなカードを選んで自分だけの対戦用カードセット(デック)を構築できるのが大きな魅力。
◎モンスター・コレクションTCG(モンコレ)
1997年に発売され、好評を頂いたSNEオリジナルTCG。2000年には『モンコレ2』としてルールやカードの整備が行われました。『神霊獣の咆哮』は基本的にはこの『モンコレ2』のルールを使って遊びます。
モンコレの戦場は3×4マスの地形で構成されています。プレイヤーが召喚術師となり、その地形に様々なモンスターを召喚して進軍させ、相手の本陣を攻め落とす……という陣取りゲームのようなシステムがモンコレの特徴です。
召喚できるモンスターは「ユニット」と呼ばれ、その内訳はグリズリーやウルフなどの動物から、エルフ、ドワーフなどファンタジーでお馴染みの亜人種、果てはデーモンやら名状しがたい怪物まで実に多種多様。何種類いるか数えようと思いましたが……すみません。4ケタに乗った辺りで片山は挫折しました。
進軍の駆け引きや戦闘中の駆け引きが実に熱いゲームで、発売当時からファンの1人である片山も1プレイごとに熱狂しています。
◎六門世界
モンコレは風水火土聖魔の6エレメントからなる架空世界「六門世界」を舞台にしています。登場するモンスターやスペル(呪文)もほぼすべて、それら6つのエレメントのうちいずれかの属性をもちます。
モンコレと舞台を同じくする小説(安田均の六門世界シリーズ、加藤ヒロノリのホーリィの手記シリーズ、北沢慶の召喚士マリアシリーズなど)やテーブルトークRPG『六門世界RPG
2nd Edition』など、多くの関連作品が発表されています。
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片山: |
えー、そんなモンコレですが、当時、日本オリジナルのTCGはほとんどなかったですよね。凄く斬新だった覚えがあるのですが。 |
加藤: |
モンコレを作った当時は、世界初のTCGである『マジック:ザ・ギャザリング』が流行っててね。 |
【マジック:ザ・ギャザリング】
TCGの草分け的存在。様々なモンスターを操って、相手プレイヤーを倒します。本国アメリカで爆発的に流行し、大会の賞金で暮らすプロが存在するほどだとか。日本でも大流行し、モンコレと同様に一大ブームを作りました。
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加藤: |
ボスからオリジナルのTCGを作ろうと言われたとき、『マジック:ザ・ギャザリング』とはコンセプトの違うカードゲームを作りたいと思ったんだよ。で初めは、将棋をイメージしてた。 |
片山: |
お、将棋ですか……。なるほど、確かに近い感じはしますね。私がほとんど勝ったことない点も含めて(笑)。 |
加藤: |
将棋も弱いんかい、君(笑)。 |
杉浦: |
最終的には戦場は3×4マスに落ちつきましたけど、無制限に広がってた頃もありました。横に6マスくらいズラリと地形カードが配置されたりとか。 |
片山: |
そ、それはなんというか……すごいですね。下手をすると、戦場が横に広がるばかりで、全然ゲームが終わらないんじゃ? |
杉浦: |
1ゲームに1時間2時間はざらでした(笑)。 |
片山: |
さて、話を過去から現在へと戻しまして。モンコレはこれまで、スターターパック(60枚入り)とブースター(増補)パック(10枚入り)という形で出されてきましたが、『神霊獣の咆哮』はブースターパックのみの発売ですね。 |
杉浦: |
はい。モンコレ誕生10周年を記念したアニバーサリーセットということで、1ブースターパックには、156種のカードからランダムに10枚が封入されています。 |
加藤: |
基本的には「これまでのモンコレをやってきた人のためのセット」なんです。昔やってた人が「久しぶりにやるかぁ」って遊んでもらえるような。 |
杉浦: |
でも、株式会社ブロッコリーさんの公式HPでプレイングマニュアルがダウンロードできますし、ブースターパック15パック入りのボックスには、紙製ゲームマットとクイックリファレンスが封入されています。もう一度ルールを確認したい人はもちろん、これから遊びたい人も、どちらかをチェックしてくだされば、すぐに遊んでいただけるはずです。 |
『神霊獣の咆哮』カードセットの公式HPはこちら。
ルールリファレンスだけでなく、Q&Aやイベント日程、製品情報などの最新情報が掲載されています。あわせてご確認下さい。
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加藤: |
で、156種のうち、えーと……26種は新しく作ったカードです。比率的には復刻カードが多いけど、そこはアニバーサリーセットだからね、新しいカードだけではなく、過去人気だったカードも再録されてます。 |
片山: |
今回ブースターパックのみの発売ということは、これまで発売されていたカードと混ぜて遊ぶ形なんでしょうか? |
加藤: |
いや、10周年記念ってことで、『神霊獣の咆哮』のカードだけでも遊べるようになってる。 |
杉浦: |
厳選した156種のカードで楽しいデックが組めるように考えてあるんですよ。そういう意味で、これからモンコレをはじめようという方にも取っつきやすいのではないかと思います。 |
片山: |
なるほど! でも、復刻カードが再録されてるということは、ルールは従来の「モンコレ2」と同じ……と考えていいんですね? |
杉浦: |
基本的にはそうです。でもカードデザインを含め、細かいところがちょこちょこっと変わってたりします。 |
片山: |
おおう、どういうところでしょうか? |
杉浦: |
ゲーム用語の再整理とか、デザイン的にスペル(呪文)やアイテムがアイコンで示されていたりとかですね。 |
片山: |
なるほど……確かに、わかりやすくなりましたね。 |
加藤: |
実物を見てもらえばわかるんだけど、スペルの属性(風水火土聖魔)を現わすアイコンも、昔は色つきの○だけだったけれど、今回はちゃんと属性のデザインの入った凝ったものになってるでしょ。 |
片山: |
ほんとですね。 |
加藤: |
あと、少し突っ込んだ内容になるけれど、ルール面では環境を結構変えてみた。一番大きく変わったのは、即時召喚かな。 |
【即時召喚】
モンコレではまず自軍本陣にユニットを召喚してから、進軍を開始します。
しかし、主に2レベル以下の小型ユニットは戦闘に入ったとき、即座に手札から召喚できる、という例外ルールがあります。
ユニット1体でふらりと攻め込んできたと思ったら、即時召喚でワラワラとユニットが湧いてくる……なんていう光景も、モンコレではお馴染みです。
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加藤: |
その即時召喚が、デフォルトで3レベルのユニットまでできるようにした。 |
片山: |
え、えぇーーッッ! そ、それ、今までと全然戦い方が変わるじゃないですか! 3レベルのユニットって2レベルとは強さがケタ違いですよ!? |
加藤: |
うんうん。3レベルのユニットは、本来は即時召喚不可の強さでデザインしていたからね。 |
片山: |
それが即時召喚できるようになった、と。な、なんという……。 |
加藤: |
ユーザーがあっと驚くことをしようって思ったのよ。「おおっ、同じモンコレなのになんか違うぞ」って。 |
片山: |
そりゃまあ、驚くでしょう……というか、私は驚きました(笑)。 |
加藤: |
これまでも、いくつか即時召喚できる3レベルのユニットはいたんだけどね。そういうのは、当然、他の同レベルのユニットに比べて、強さは控え目だった。 |
片山: |
逆に、2レベルだけど即時召喚できない、その代わり能力的にはかなり強い、なんてのもいましたね。 |
加藤: |
いままでは、そうやってバランスを取ってきたわけだけど―― |
杉浦: |
今回、3レベル以下全部を即時召喚できるようにしたら……想像を絶する強さになったユニットがいっぱいありました。 |
片山: |
それはそうでしょう(笑)。 |
加藤: |
モンコレでは基本的に、1地形に入れるユニットのレベル合計が1プレイヤーにつき8レベルまでに制限されてるから、偶数レベルのユニットのほうがデックを組みやすい。3レベルや5レベルのユニットはちょっと使いづらいため、数字バランス的には同じ強さでも、なんだか1本足りない感じになってた。 |
片山: |
それは確かに。私も3レベルと5レベル中心のデックというのはあまり組んでないかもしれません。 |
加藤: |
で、そこらへんにメスを入れたら、さらに戦闘が過激に派手になって面白いんじゃないかなーと。今回は、復刻カードが比較的多いなかで新しい環境を作りたいっていうのもあったから。 |
片山: |
確かに、これまでのモンコレとは一味違うゲームになりますね。今までの戦闘バランスで判断していたら、手ひどい目にあうっていうか(笑)。 |
加藤: |
もう一つ、今回は156種のカードで戦い方にバリエーションが出るようバランスをとってある。そういう意味でも環境が変わったと言えるんじゃないかな。 |
片山: |
とおっしゃいますと? |
杉浦: |
たとえば、魔のユニットに《スワンプ・ヒドラ》が復刻されていますが、ヤツと非常に相性の良い強力スペル《クラウド・キル》は再録されていないとか、ですね。 |
加藤: |
そうそう、あえて万能は避けたっていうか、かゆいところに手が届かないっていうか。 |
片山: |
それはなんというか……悩むのは楽しいけど、ちょっともどかしい気もしますねぇ。 |
加藤: |
そういう部分も確かにあるんだけど、むしろそれによって「今まで注目されなかったカード」が注目されるようにもなった。たとえば、強力な特殊能力を打ち消すアイテム《キキーモラのほうき》がなくなるだけで、それまで活躍しきれなかったユニットが輝き出す、とか。 |
片山: |
あぁ、なるほど。確かに同じ能力でも打ち消されるのと打ち消されないのとでは、使い方から違いますね。特に《キキーモラのほうき》に打ち消される能力は、常に効果を発揮する強力なものが多かったですし。 |
加藤: |
……まぁ、《キキーモラのほうき》は元々、そういう強すぎる特殊能力を抑制するために作ったんだけどね。いつの間にか立場が逆転していたというか(苦笑)。 |
杉浦: |
種類が少ないからこそ、こういうカードの選び方になったんです。だから「これが最強!」ってデックはないんじゃないかと思っています。 |
加藤: |
そう、数種類の強いデックが、互いに互いの弱点を突き合えるようになるんじゃないかな。じゃんけんみたいに。 |
片山: |
なるほど。156枚のカードだけでデックを組めるようデザインされた『神霊獣の咆哮』だからこそ、そういうバランス調整もできたわけですね。 |
杉浦: |
あと、儀式スペルも今回は入れていません。 |
【儀式スペル】
召喚術師(プレイヤー)自身が唱える強力な呪文。特定の条件を満たすことで戦局を左右するほどの効果を発揮します。熟練したプレイヤー同士の戦いでは対策は必須と言われていました。
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加藤: |
儀式スペルももちろんモンコレの一要素なので再録も考えたんだけど、あえて最も基本であるモンスターバトルに重点を置いてカードを選んだんだ。 |
片山: |
なるほど。儀式スペルがないのも含めて、まさに新環境と言えますね。これは考え方を根底から改めないと。 |
加藤: |
そう感じてもらえるとうれしいなぁ。 |
片山: |
話は変わりまして、制作中の苦労話とかはありますか? |
杉浦: |
やっぱりカードの選定に尽きますね。枚数に限りがありますし。 |
加藤: |
楽しくもあり、苦労もありってところだったなぁ。みんな意見が違うから。 |
杉浦: |
入れたいカードは山ほどあったんですけどねー。 |
加藤: |
なんせ、杉浦先生ガンコですから(笑)。そこかな、苦労した点は。自分の思うモンコレを作ろうとすると、まずは杉浦を攻略しなくてはならないという。まあ、そのおかげで助かっている部分も大きいんで、いいんだけど(笑)。 |
杉浦: |
いや、「なんでこれがないねん!」とか「なんでこれがあるねん!」とかを極力無くそうとした結果ですよ。 |
片山: |
それこそ、まさしくディヴェロップですね(笑)。そういえば今回は、『神霊獣の咆哮』の販売元である株式会社ブロッコリーさんのもう一つのファンタジーTCG『ディメンション・ゼロ』とのコラボレーションでもあったんですね。 |
加藤: |
うん、両方のゲームからカードを何枚か出しあって、それを互いのゲームで再現するっていう。 |
杉浦: |
結果的には、コラボカードは強くなりましたね。 |
加藤: |
初めのうちは、ネタカードにしようかなあ、という気がなきにしもあらずだったんだけど。せっかくのコラボ企画なのに、ネタだけなのは失礼だろうということで。 |
片山: |
あのう……たとえば《ステルス・スナイパー》の【火炎:6000】ダメージとか、十分ネタじゃないですか?(笑) |
杉浦: |
まあ、【死亡】と同じと考えたらたいしたことないですよ(笑)。 |
片山: |
あ、そうか……そうですね。 |
加藤: |
『ディメンション・ゼロ』は4ケタが普通に飛び交うゲームなんで、シャレの意味も込めてそうしたんだよ。 |
杉浦: |
コラボカードは、どれも強かったり使いやすかったり、面白い能力名がついてたりと、結構良い仕上がりになったかと思います。 |
片山: |
なるほど……。では、今回のカードセットでのオススメカードは? |
加藤: |
うーん……やっぱり、新規のカードはどれもオススメしたいなあ。《雷鳴の舞姫ライカ》とか《デスブリンガー》とか。 |
杉浦: |
もっとカードがあればさらに強くなる要素もあるんですけどね。まあ、そこはこれからの展開に期待ってことで。 |
加藤: |
でもやっぱり、あえてあげるなら個人的には《灼熱の魔狼フェンリル》かな。 |
片山: |
《フェンリル》自体は昔もいましたけど、今回の《灼熱の魔狼フェンリル》はちょっと違うんですよね。 |
加藤: |
そう。火属性のスペルが使えるようになったんだ。その辺りの苦労話は話せば長くなるんだけど…… |
片山: |
では、そこは「こぼれ話」を読んでいただくとして――モンコレと言えば、雰囲気たっぷりのフレーバーテキストも見所でしたよね。 |
【フレーバーテキスト】
カードに能力や数値とは別に書かれている、世界観を表す短いストーリーやキャラクターのセリフのこと。モンコレのフレーバーテキストは、召喚術師の少女ホーリィやその仲間が六門世界で見聞したことを書きとめた手記という設定になっています。加藤ヒロノリの小説「ホーリィの手記」シリーズ全6巻はこのフレーバーテキストが下敷きになっています。
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片山: |
初代モンコレでは「ホーリィの手記」、モンコレ2ではホーリィの子供たちの手記という形になっていましたが…… |
加藤: |
今回のフレーバーテキストは初代モンコレと同じ「ホーリィの手記」です。十周年記念で初心に返るということを考えれば、やっぱりこれがいいだろうと。 |
杉浦: |
今回のフレーバーテキストにも色々と、思わせぶりなことが書かれてますなあ。 |
片山: |
思わせぶりって(笑)。 |
加藤: |
昔のをそのまま踏襲するんじゃなくて、今回のテキストにはまた新たな秘密をちりばめてあります。カードを集めてフレーバーテキストを読みながら、ホーリィたちがいまどんな冒険をしているのか、想像をふくらませてほしいところですね。 |