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TOP > ユーザーコンテンツ > 著者インタビュー > 『ドレッドノート ブースターパック Chapter3 ネザーワールド』&ドレノのこれから インタビュー(2016年02月)
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『ドレッドノート ブースターパック Chapter3 ネザーワールド』&ドレノのこれから インタビュー

本格派トレーディングカードゲーム(TCG)として賞金制大会なども開催されているドレッドノートこと、通称ドレノ
2015年の11月末には、スターター第2弾
『煉獄ノ王』『雷鳴ノ帝』、そしてブースター第3弾『Chapter3 ネザーワールド』が登場し、いっそう遊びの幅が広がってきました。
さらに今月
2月25日には『Chapter4 パラダイス・ロスト』が登場します!

というわけで『煉獄ノ王』と『雷鳴ノ帝』と『Chapter3 ネザーワールド』、そして今後の展開について、まるデ班ことドレッドノート開発チームにインタビューしてまいりました。
ドレノをガッツリ遊んでいる方も、まだ遊んだことのない方も、どうぞお楽しみください。

※『ドレッドノート』ってなんだろう? とお思いの方はこちらの公式サイトに詳しい情報が載っています!


2016年02月
記事作成 石野力


◆『煉獄ノ王』と『雷鳴ノ帝』と『Chapter3 ネザーワールド』

●コンセプト
―― それでは去年の11月末に発売された『煉獄ノ王』『雷鳴ノ帝』、そして『Chapter3 ネザーワールド』についてお伺いします。
加藤 ドレノではこれから始めようという人のために定期的にスターターを発売することになっていて、『煉獄ノ王』と『雷鳴ノ帝』はその第2弾ですね。『ネザーワールド』はブースターパックの第3弾ということになりますね。
杉浦 『煉獄ノ王』と『雷鳴ノ帝』にはルールブックやプレイマットも付いているので、これからドレノをはじめる人にもオススメのセットです。プレイヤーの皆さんからはスターターとブースターを合わせて「第3弾環境」みたいな呼ばれ方をしてますね。
―― では、その第3弾環境のコンセプトを教えてください。
加藤 「混色」ですね。色が混じったカードをデザインしました。ドレノのカードには「構築条件」というのがあって、第2弾環境までは「赤」とか「青」みたいな「どちらかのキャスターの色と一致していればデッキに組み込めるカード」と、「黒黒」や「黄黄」みたいな「キャスター2人が同じ色でなければデッキに組み込めないカード」が基本でした。第3弾ではそこに「黒赤」とか「黄青」といった、「特定の違う色の組み合わせのキャスター2人でしかデッキに組み込めないカード」を作ったということです。
河端 これまで単色フォローのカードばかりだったところに、特定の色の組み合わせの専用カードを追加した、ということですね。
―― つまり、様々なデッキが作れるようにということでしょうか。
杉浦 もとからある色の組み合わせが増えたわけではないんですけど、特定の色の組み合わせで、個性を発揮するカードが増えましたね。
河端 これまで「青青といえば《アテナ》」みたいな色統一専用のカードしかなかったところに、混色で「黒赤といえば《ベリアル》」みたいな看板カードができたということですね。
杉浦 混色での必殺技が増えたという意味では、色んな混色デッキの強さがいっそう増したと思います。

●新カードタイプ「アームズ」
―― 第3弾環境では、混色コンセプトだけでなく新たな要素も追加されたそうですね。
加藤 「アームズ」「奔流」ですね。ドレノの戦略を大きく変えるルールです。
―― では、まずは「アームズ」ですが、これはどういうカードですか?
加藤 日本神話の「三種の神器」のような、神話に出てくる「神器」や「武器」をあらわす新たなカードタイプです。ゲーム的には「キャスター用の装備品」みたいなものですね。
杉浦 ファストタイミングに、それぞれのキャスターに1枚まで付けられて、そのターンの終わりまで場に残り続けて戦いをサポートしてくれます。
河端 第3弾環境のアームズに共通してるのが、アタックボーナスを無効化する「加護」という能力です。そこに加えて、色ごとの象徴的な効果で差別化をしています。
加藤 実は「加護」って後からついた能力なんだよね。
河端 本来は「ターン中ずっと効果」のカードを作るのが目的でしたよね。アームズのバランス調整とイメージ定着のためにまずは共通の能力を持たせてみた感じです。
加藤 そうそう。なので第4弾からは「特定カードのコンセプト特化」みたいなアームズが増えていくと思います。ある意味、第4弾からのアームズが「アームズというカードで本当にやりたかったこと」に近いですね。

●新サブエフェクト「奔流」
―― 2つめの新要素「奔流」ですが、これはどういうものでしょうか。
杉浦 コード専用のサブエフェクトで、手札から捨てることでコスト【3】以上のカードの支払いを【1】だけ軽減できます。
加藤 つまりは、重めのコードを使うときに奔流のカードをいっしょに1枚捨てればコストが【1】だけお安くなるよ! という効果。
―― おお、それはかなりコードが使いやすくなりますね!
河端 「奔流」が入ったことで、コードの使い方やデッキ構築がガラッと変わりましたよね。デッキ構築がかなり楽しくなりましたよ。
―― 第3弾のコードは第1弾にあったコードと同じ名前のものが多いですよね。これはなにか意味があるんでしょうか?
加藤 ドレノは、「色=コード効果と種類」みたいなところがあって、新しいコードをポンポン増やしちゃうと、デザイン上、大変なことになってしまうんだよね。
杉浦 なぜかというと、例えば《アテナの盾》の名前を変えてコストを【1】増やして、数値を20上げたコードを青に解放すると……
河端 みんなそのカードばっかりになって、えらいことになりますね(笑)。
加藤 なので相手のコスト計算を狂わせる不意打ち要素としてサブエフェクトを「奔流」にして、同じカード名でコードを出し直しました。選択肢は種類のぶんだけ増えているので、戦略戦術的にもこれまでの環境とは全く違うものになったはず。
河端 わかりやすいところで、今までだったら「【3】コストしか残ってないなら烈風(※コスト【4】の強力なコード)はないな」というところが「奔流されたら烈風がくるかもしれない」とかですね。
杉浦 ちなみにそんな奔流ですが、最初はコスト【1】のコードも軽減できて、ノーコストでコードを使えたりしてました。
―― それは強い! 強すぎるのでは?
河端 でしょ!(笑)
加藤 まあ、それはそれで面白かったんだけどね(笑)。
杉浦 あのままだと1ターンキルできたりして無茶だったので(笑)、「コスト【2】以上」になり「コスト【3】以上」になり…… 今にいたります。
―― かなり使いやすいサブエフェクトですが、もとからある「増強」とどれぐらいの割合で使うのがオススメですか?
加藤 「増強」と同じぐらいの比率で使ってもらうのがデザインしている者としては理想ですかね。どっちかが上、というつもりではないので。
河端 テストチームだと、一時期コードはほとんど「奔流」に置き換わったんですけど、テストを重ねるうちに「増強」も混ぜるバランスに落ち着きましたよね。

●好きなカード
―― 『煉獄ノ王』『雷鳴ノ帝』『ネザーワールド』の中で、まるデ班の皆さんが一番好きなカードを教えてください。
加藤 《インドラ》が死ににくくて使いやすいので、よく使ってます。……あ、でも一番好きなのは《ウシャス》かな。
河端 《ウシャス》は、今のところドレノ唯一のデッキ破壊カードでもありますもんね。
杉浦 テスト当初はデッキ破壊枚数も1枚じゃなかったですもんね。まあ、2体並んだときに強すぎましたが(笑)。
―― 杉浦さんの一番好きなカードは何ですか。
杉浦 うーん……本当は《ウシャス》って言いたかったんですが、加藤に言われたし(笑)。ということで《ペルセポネ》ですかね。《クレマ・サンジェルマン》のキャスター効果「魂の音叉」もありますし、テスト中にも一番多く使ってたと思うので。それに私の性格に合ってます。
加藤 《ハーデス》やなくて、《ペルセポネ》なんやな(笑)。
杉浦 いや、《ハーデス》もデッキに入ってたんですけども、《ペルセポネ》の方ばっかり使ってましたしね。
―― 河端さんの一押しは何でしょう。
河端 僕は《ゲシュペンスト》ですね。先攻後攻問わず、アタックダメージを40追加。Sサイズでは最強クラスの打点を出します。あと、殴った後にダミーに変わるっていうのが、また面白いんです。
加藤 シブいところ選んでくるなあ。
杉浦 さすが、デザイン班の中で一番デッキを組む数が多いだけあります。
河端 デッキ組むの楽しすぎますからね! よく会社に泊まり込んで徹夜で10個ぐらい作ったりしてますね。
加藤 というわけで、まるデ班のトップデッキメイカーは河端です(笑)。

●第3弾以降のストーリー展開
―― ドレッドノートの公式ページでは、絶えずストーリーが展開されていますね。今後は、どのような展開になっていくのでしょうか?
河端 まず第1~2弾にあわせたタイミングで、ある程度まとまったストーリー展開をおこないました。今は第3~4弾に登場するキャスターやユニットが活躍する、新たなストーリーが展開されています。
加藤 ストーリー的な区切りでいくと、第1~2弾キャスターが活躍するのが「第1部」だよね。
河端 はい。そして「第2部」以降となるこれからは、世界を巻き込んだ大きな話になっていきます。そして次の第4弾『パラダイス・ロスト』では、黒の勢力に、世界で暗躍する黒幕みたいなキャラが出てきます。第3弾環境あわせのストーリーは、そこに向けた序章という感じですね。
加藤 第3~4弾は混色がテーマだから、ストーリー上でも混色チームの絡みがあるよね。
河端 そうですね。各色の代表キャスターが協力しつつ、敵に振り回されながらも抗うというストーリーです。
―― 既に第4弾『パラダイス・ロスト』のキービジュアルが公開されていますが、このフードをかぶったキャラクターが、その黒幕でしょうか?
河端 そうです。ブースターの名前『パラダイス・ロスト』から想像いただけるかもしれませんが、とんでもない敵の計画に巻き込まれていきます。で、第5弾新勢力が出るのに合わせて、ストーリーが大爆発していきます。
―― なるほど、第5弾で「緑」が増える理由も、ストーリー上でなされると!
河端 そういうことです! 色んな仕掛けを用意してますので、どうぞお楽しみに!



◆『Chapter4 パラダイス・ロスト』発売に向けて

―― 2月25日には、第4弾ブースターパック『パラダイス・ロスト』が発売されます。これはどのようなセットでしょうか?
加藤 コンセプトの1つは第3弾を引き継いで「混色」です。第3弾で収録できなかった混色の組み合わせ、「赤青」「黒黄」をサポートしてます。
河端 黒黄の「黒」は先ほど言った黒幕《ボーン・シュヴァルツァー》とその相棒ユニットであるドラゴンの魔王《サマエル》。「黄」は訳あって黒幕と同行している女の子《ガウリ・メタシン》とその相棒ユニット《サラスヴァティ》。「赤青」は海幸彦山幸彦の兄弟《ホデリ&ホヲリ》とかがいますね。
杉浦 第3弾では薄かった要素の単色デッキ用カードも、今回は手厚くサポートしています。
―― ゲーム的に新しいギミックは何か入るのでしょうか?
加藤 うん。もう1つのコンセプトに当たる「神律変換」だね。手札からコードのように使えるユニットを作りました。
河端 手札にある時はなかばコードとして、盤面によってはユニットとして使うことができます。ユニットとコードが一体になっているので、デッキの圧縮に利くカードですよね。
加藤 特に単色専用の「神律変換」カードは強い効果にしたんで、混色に限らず、単色デッキもかなりパワーアップすると思います。
杉浦 他には、青に「星座」というタイプのカードが増えますね。
加藤 「星座」はスピードカードやアームズを活用するコンセプトで、これまでの青には少なかったアビリティダメージを出せるのが魅力かな。
河端 かなり独自な運用をするデッキになるので、いつもと違ったドレノを楽しめますよね。
―― 先ほど、第4弾ではアームズも増えるとお聞きしました。
加藤 そうですそうです。アームズがカードデザイン的に本領を発揮するのはここからです。ルールを追加するようなアームズが多いので、コンセプトデッキに磨きがかかると思います。
河端 あと、Lサイズのユニットも活躍できそうですよね。プレイヤーの皆さんから不遇って言われていたので、ここで一つドカンと活躍してもらいたいなと。
加藤 ……Lサイズって調整が難しいんだよね。
河端 カード1枚でエリア1つを埋めることができるという強みがある反面、アタックボーナスのシステムがあるのでHPがある側には置きにくかったりしますもんね。
加藤 かといって単純に強くすると、ダメージが蓄積するゲームではないので倒せなかったりしたりもするしね。
―― 具体的にはどんな風に変わったんですか?
杉浦 SP(スピード)がSサイズユニットと同じぐらい速く、A基準になってます。あとは、アビリティダメージが底上げされたり。
加藤 今回のLサイズは、コンセプトに寄っているやつらが多いので、ちょっと様子見気分でもあるのが正直なところ。万が一強くしすぎて、あまりにもLばっかりのゲームになってしまっても面白くなくなるので、今後は上手にバランス見ながら調整していきたいですね。
―― なるほど。「L」のオススメユニットとかはいますか?
河端 黒黄の看板ユニット《サマエル》が凄い。あいつがブン回りだすと、止まらないです! 正直、勝てる気がしません。取り回しはテクニカルですが、ぜひ上手く使っていただきたいですね。
加藤 ボスキャラだしね(笑)。あいつに関しては環境かき乱すくらいになってもいいかなと思って調整したよね。黒黄限定だし。「ぶっ壊れまではいかないけど強い!」と言われるカードになっているといいなぁ。



◆最後に

―― そして、3月末にはいよいよ、ドレノの1年をしめくくるグランドチャンピオンシップですね。
加藤 3月23日ですね。優勝賞金なんと50万円
河端 50万もあれば数年間はドレノ買い放題ですね(笑)。
杉浦 当日参加権をかけた前日大会もあります。みなさんのご参加お待ちしています。
加藤 ぜひとも、遊びにいってみてください。
―― それでは、これにてインタビューを終了させていただきます。私も1プレイヤーとして、とてもワクワクする内容をお聞かせいただきました。ありがとうございました!
まるデ班一同 ありがとうございました!


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