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TOP > ユーザーコンテンツ > TRPGリプレイ > ソード・ワールド2.0『マージナル・ライダー』外伝 第一話「破天荒吟遊詩人(トルバドール)」


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6. 追撃

GM では、子爵夫人とアーノルドは徒歩でデュボールまで連れて帰ると。
ドレム 仕方ないじゃろうな。依頼主には負担をかけることになるが、馬車が来るまであの場所で待つのは危険じゃ。
セレス あぁ、崖が崩れて道が塞がれている! とか。
アーピー それはもういいのさ(笑)。
GM んじゃあ、別荘を出て皆で歩いていくわけですが。今のところは安全だけど、3時間もしないうちに子爵夫人が音を上げるよ。
「もう、足が痛くて歩けないザマス」
キャンパス そりゃそうか。なんでその可能性に気付かなかったんだろうね?
アーピー できるなら、おぶって行こうか?
GM きみたちがおぶっても、夫人の足を引きずりそうだな(笑)。
一同 (何も言い返せない)
セレス 私は平気だよ? 筋力6だからおぶらないけど。
ドレム 仕方ない。ここで野営するか?
アーピー でも、この程度で休むとデュボールに戻るのに2日くらいかかるんじゃないか?
キャンパス ボクの〈天使の靴〉を貸しても、歩けないかな?
GM 〈天使の靴〉は宙に浮いて歩けるだけだから、疲労とかは通常の徒歩と変わらないんじゃないかな?
キャンパス ド○みたいなホバー移動でも?
GM そう(笑)。
キャンパス なら、仕方ないなぁ。【ララバイ】で寝かせた後に引きずって……。
ドレム これこれ(笑)。仮にも貴族の依頼人じゃ。そのような扱いはできまいて。

* * * * *

 一行は火を焚かず、ドレムとセレスの暗視を頼りにして野営を行うことにします。

* * * * *
  
GM (蛮族は追いかけてきてるから……)。じゃあ危険感知判定を行ってね。暗視を持ってる二人はそのままだけど、ないひとは判定に−2のペナルティ修正ね。
アーピー (コロコロ)[第六感]があるから、それでも達成値12。
GM (その達成値なら、こちらが有利だな)なら、かなり近くで草を掻き分けて近づいてくる足音と、汎用蛮族語の短い会話が聞こえてきた。「こっちだ」とか「回り込め」とか言ってる。
ドレム やはり、追ってきたか。しかも囲まれそうじゃな。
キャンパス 見つかってるなら、たいまつで明かりをつけるよ。準備はそれくらいしかできないようだし。
セレス 数は?
GM 4体。魔物知識判定は2回でいいよん。……わかった? なら、レッサーオーガが2体ボガードトルーパー、それにディープグレムリンが居るのが分かる。

* * * * *

 レッサーオーガは先ほどスミスが化けていたものの同類です。
 
ディープグレムリン
魔法を使う4レベルの蛮族で、
リーダーのボガードトルーパーボガードの上位種5レベル
戦力的にはPCとほぼ互角といってよいでしょう。
 
アーピーの達成値が低く、どれも弱点を見抜くところまではいきませんでした。


* * * * *
  
セレス 依頼人を護るなら、この場から動けない。
GM ボガードトルーパーは汎用蛮族語で話しかけてくるよ。「別荘に来たのはお前たちだな。デュボールに知られると面倒だから死ね」だってさ。
アーピー 「親分は『歌』を集めるためにデュボールを偵察してる。『歌』さえあれば竜も怖くない」
キャンパス 歌? 竜?
ドレム いかにも次回への伏線ってな台詞じゃな(笑)。ここで話すってことは、拙僧らを生かして返すつもりがないのじゃな?
GM むしろ、きみたちの心臓を欲しがっているかもね。レッサーオーガが食えば、堂々と街の中に入れるようになるし。さて、では先制判定を行おうか。

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