行ってきました、ゲームマーケット2013 春!
ゴールデンウィーク突入直後の4/28、これまでの「浅草台東館」から「東京ビッグサイト」に場所を移しての開催です。
おお、なんか都会っぽいぞ!
年々注目度が高まり、来場者数が増加の一途をたどるゲームマーケット、今回はブシロードの「大ヴァンガ祭」との共同開催とあいまって、さらに規模が拡大されました。
今日はその様子を簡単にレポートしたいと思います。よろしくおつきあいくださいませ。
【関連サイト】
|
▼ゲームマーケット開始! |
今回参加したのはグループSNEの総帥安田均とゲーム製作会社cosaic代表秋口ぎぐる(グループSNEの一員でもあります)、それに柘植めぐみと笠井道子の4名。
10時開場を目指して設営をはじめていると、突如アナウンスが流れました。
「開場を10分早めます!」
ほ? こういうイベントって開始が遅れることはあっても「早まる」のって珍しくないですか。
どうやら外の待機列が大変なことになっている模様。聞けば、予想をさらに上回る1500人の来場者が開場を待っておられたようです。もちろんこちらの準備は万端ですよ、1500人でも2000人でもどーんと来い、です。
ご覧のとおり、ボス安田均も満面の笑顔で来場者をお待ちしております(お尻を向けて商品陳列に精を出しているのは秋口ぎぐる)。
そして、門が開かれると同時に会場になだれこむ来場者の方々。
ものすごい勢いです。
この勢いのままブースに突進されて対応しきれるのか?! と一瞬、身構えたわれわれですが、みなさま、グループSNE/cosaicブースの前を素通り。あれよあれよというまに隣接ブース「ワンドロー」さんに長蛇の列ができあがりました。
…………
となると、逆に「大丈夫なのか、グループSNE/cosaic?」と不安になります。
しかし、われわれだとて最新作を用意しての参戦。
うれしいことに、怒濤の開場ラッシュが一段落すると、大勢の方が訪れてくださいました。
話題の新作はこちら。
大人気パーティゲーム『キャット&チョコレート』シリーズ待望の第三弾「学園編」です。
昭和レトロな装丁が目を引きます。策士秋口ぎぐるの狙いどおりですね。
(ゲームの詳細・ご購入はcosaic Shopへ)
さらに注目を集めたのは、同じく秋口ぎぐるがドイツから直輸入した食器類。
発売元Hans im Gluck 社公認、2001年にドイツ年間ゲーム大賞、ドイツゲーム大賞をダブル受賞した名作ボードゲーム『カルカソンヌ』の駒をあしらった陶器製です。
わたくし無知で知らなかったんですが、食器類の輸入はほんとうに大変で、カドミウムや鉛が入っていないかなど厳重な検査が必要なんだそうですね。
そこまで苦労して手に入れた商品、万が一にも破損があってはいけません。
なんと、秋口ぎぐるはこれらの食器を段ボールに詰め、神戸から抱えてきたのでした。
ヴィヴィッドな色彩とセンスの良いデザインに人気が集まり、みなさまにお買い上げいただきました。ありがとうございました。
今回残念ながら僅差で間に合わなかったグループSNEオリジナル『ゴーストハンター13 タイルゲーム』、ドイツKosmos社の『タルギ 完全日本語版』も告知及び試遊用に絵素材をご用意し、ブースに展示いたしました。
|
|
ゴーストハンター13タイルゲーム |
タルギ 完全日本語版 |
すると――
「ゴーストハンターは売り切れですか」
「タルギはありますか」
ひっきりなしにお問い合わせいただき、平身低頭のグループSNE/cosaicチーム。
ごめんなさい、この夏、TRPGの祭典「JGC2013」には必ず必ず!販売いたします。
いましばらくお待ちくださいませ。
『タルギ 完全日本語版』のボックスイラストは日本オリジナル。イラストレーターは「ソード・ワールド2.0 リプレイ with BRAVE」シリーズでも素敵なイラストを手がけてくださる秋津たいらさん。ゲームデザイナーのA.シュタイガーもこちらを超絶お気に入りで、彼のFacebookのカバー絵は2013年5/2現在、なんと日本語版タルギです、びっくり!
|
▼試遊卓 |
午前11時頃、客足がいったんとぎれた隙を見計らって、いよいよ試遊卓オープン。
まずは秋口ぎぐるデザイン、東京初お目見えの『フィルムフィクサー』です。
プレイヤーは映画のプロデューサーとなって俳優を雇い、映画を作ります。ちょっとした心理戦の要素もあり、じつに楽しいゲームです。
(ゲームの詳細・ご購入はこちらcosaic Shopへ)
午後からは『タルギ 完全日本語版』。
2人用のワーカープレースメントゲーム。ルールはシンプルだけれど、「頭のひねりどころ」もちゃんと用意されています。2012年ドイツゲーム大賞上級ゲーム部門にもノミネートされた名作。
(ゲームの詳細はグループSNEサイト内ボード/カードゲームコーナーにて)
ちなみに、卓に敷かれた赤い布は秋口ぎぐるが買ってきてくれたもの。これまでは緑のプレイマットを使ってたんですが、「あれはダサい!」というわけ。
でも、このチラチラした布ではゲームの備品が見えづらく、わりと不評(笑)。次回はもういっかい相談しようね、ぎぐるさん。
そして、いよいよSNEのボス安田均入魂の『ゴーストハンター13 タイルゲーム』の試遊です。当初、14:00からを予定していたのですが、開始が30分延びたり、希望者が多くて抽選(ジャンケン)になったりと、訪れてくださった方々にはご迷惑をおかけしました。この場を借りてお詫びいたします。
|
ゴーストハンター13 タイルゲーム キャラクターカード |
実際に部屋タイルをめくり、館を探索する協力型ストーリーゲーム。弘司さん、槻城ゆう子さんら豪華イラストレーター陣のご協力を得て、ほぼ完成版の装丁で遊んでいただくことができました。
(ゲームの詳細はグループSNEサイト内ボード/カードゲームコーナーにて)
レクチャーを行う予定だった安田は、あたふたするわれわれを見かねて自ら売り子を務めるわ、梱包を解くわ荷出しをするわと大奮闘、午後には完全な喉嗄れ状態。
そういうことでしたら了解です、レクチャーは不肖わたくし笠井が相務めまする。
だけど、とうぜん写真はだれか撮ってくれてますよね。
ね……?
なんで、だれ一人ゴーストハンター試遊卓の写真、撮ってへんのん!!
柘植「いや、ほら、私のiPad、第1世代でカメラ付いてないし、iPhoneじゃないし……ゴメン」
笠井「ボス! ボスはiPad mini(カメラ付き)もってますよね、いまその手に?」
ボス「ふん、ふん、ふふ〜ん♪」(目を反らす)
そんなわけで写真こそありませんが、参加してくださったみなさまには「楽しかった」のお言葉をいただきました。「ジャンケンに勝って(参加できて)良かった〜!」の一言が、とてもとても心に浸みました。
『ゴーストハンター13 タイルゲーム』『タルギ 完全日本語版』いずれも、確実に今夏には登場します。
ぜひぜひお楽しみに!
|
▼SNE関連 その他のブース |
レポーターを仰せつかっていたわたくし笠井ですが、ほぼブースを離れることができないまま、終了時刻の午後五時を迎えてしまいました。広い会場をまったく見回る余裕がありませんでしたので、以下ずいぶん偏ったレポートになりますが、なにとぞご容赦くださいませ。
こちらは開場前に撮った1枚。Role&Rollステーションにて。
2013年5月3日発売予定の『ボードゲームストリート2013』(発売:新紀元社 執筆:グループSNE安田均他)を手に、えびす顔のボス安田均とR&Rステーション千代店長。
ゲームマーケット直前までゲラチェックをしていたような気がしますが、なんと、先行発売、間に合いました!――これぞ編集ミラクルですね。
そしてそして!
お待たせいたしました、グループSNEが翻訳を手がけた『サンダーストーン』、待望の最終拡張セット「最後の血戦」、ついに発売決定です
発売:アークライト
発売日:2013年5月3日(「ゲームマーケット2013 春」先行発売」)。
(※この拡張セットを遊ぶには、『サンダーストーン』もしくは、『サンダーストーン拡張3 竜の尖塔』が必要です)
まもなくショップにも並ぶ予定ですので、ご注目ください。
つづいて富士見書房ブース。
こちらのブースでは終日、『モンスターコレクションTCG』と『シルク・ドゥ・モンスター』の試遊卓が立てられていました。
そして、今回初の試み、隣接ホールの「大ヴァンガ祭」との共同開催。これは絶対に見にいかなければ!
しかし、やはりというか、怖れていたとおりというか、わたしが訪れたときはすでに終了間際、会場には「存分に遊びきった」気怠い充実感が漂っていたのでした。
「大ヴァンガ祭」で開催されていた「モンコレ初心者講習会」――の看板。すでに卓は終了していましたが、なんと2日間で約120人のお客さまが体験してくださったそうです(大ヴァンガ祭は4/27、28日の2日開催)。しかも、そのうちの大半が「ほとんどモンコレをやったことのない」方だったとか。
これをきっかけにどんどんモンコレを遊んでいただけたらうれしいですね。
ついでに宣伝もしちゃいましょう。
ブロック「エレメンタル」ブースターパック『アポカリプスの魔剣』、いよいよ5月10日発売です!
(詳細情報はモンコレ公式サイトへ)
残念ながら他のブースについては今回ご紹介できませんでしたが、興味をお持ちの方はぜひ、ゲームマーケット公式ブログをご覧くださいね。
|
▼ゲームマーケット2013 春を終えて |
開場直後、場内が停電。一瞬、どよめきが走りましたが、そのとき――
「ただいま電気系統に不具合が発生しておりますが、当イベントは電源不要のイベントです。引きつづきお楽しみください」
なんとも気のきいたアナウンスが流れ、一気に場が和みました。
来場者数過去最高の5000人を数え、ますます成長するゲームマーケット。
家族連れや女性同士、カップル――グループも性別も年齢もさまざま、じつに幅広い層に支持されているのがうかがえるイベントでした。
ブースにお立ち寄りくださった方々にはいろいろとご迷惑をおかけしたことと思いますが、楽しんでいただけましたでしょうか。良き思い出に残る1日となったのであれば幸いです。
「ゲームマーケット2013 秋」は11月4日に同じく東京ビッグサイトでの開催が決定しております。グループSNE/cosaicでも、新たな作品をご用意してみなさまをお待ちしております。ぜひご家族ご友人をお誘い合わせの上、ご来場くださいませ。
|