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初めてのJGC! ホテル浦島へ! |
新大阪から新幹線に乗って3時間、あっという間に到着した東京。そして会場ホテル浦島。私は初めてのホテル浦島なのですが、それと同時に今年はラスト浦島でもありました。来年から使うことができなくなってしまったので、今年はホテル浦島での最後のJGCになってしまったのです。だからでしょうか、今年のJGCには例年以上にお客さんが来て下さったそうです!
開会式もまだなのに、もうすでにたくさんの人で賑わうホテル浦島。これからの3日間を最高の思い出にしようと、気合を入れてカメラを握り締めました!
今回、私のお仕事はレポーター兼我らがボス・安田均の携帯電話係。カメラ片手にボスの後ろを付いて回って、JGCを色々見て回るぞー! |
【開会式】22日 17:30〜18:30 |
夕方5時半、開会式場菊の間へ。ドアをくぐってビックリ! な、なんて広い部屋なんだ! 普段なら披露宴会場になってるだろうこの部屋も、今はゲームがしたくてしたくてたまらず、ウズウズしている人たちで満席。早速JGCの規模の大きさを目の当たりにしました。
驚きに口を開けている私とは違い、慣れた様子のボスは颯爽とゲストの席へ。間もなく開会式が始まりました。
しんと静まった会場に、司会・アークライトの宮野洋美さんの声が響きます。ゲスト挨拶トップバッターはボス! マイクの前に立つボスの手には……クトゥルフ・サンタのぬいぐるみと、阪神タイガースのうちわ?
「今年はイロモノで攻めてみました」
と、ボス。早速お客様の笑いをとっちゃいます。
「JGCが来ないと、一年が始まった気がしません」なんて面白いコメントも飛び出し、会場はさらに笑いの渦。ここでボスはマイクを離れ、次に中央に立ったのは鈴木銀一郎先生!
「今年は『かかってきなさい!』のイベントがないけれども、いつでも受けてたちます。今年も寝ずに頑張ります」
と、力強いコメント。そこにすかさず宮野さんから「寝てください」とツッコミが入って、さらに会場の空気は温まっていきます。最後、ゲーム出版懇話会副会長の佐藤辰男さんがマイクを握り、
「これから3日間、ゲームの世界におぼれて下さい」
と開会宣言。
いよいよ2003年のJGCがスタートしました! |
【モンスター・コレクションTCG 第6回全日本選手権 壮行会】 22日 19:00〜20:00 |
開会式の後、晩御飯を食べてふたたび菊の間に帰ってくると、そこではもうすでに様々なゲームが広げられていました。皆さんの行動の早さにはびっくりです!
その菊の間の一画、Cスペースでは夜7時からモンコレ全日本選手権に参戦するファイターたちのための壮行会が行なわれました。これは翌日からの戦いに向けて、ファイターたちを激励するイベント。ボスを始め、モンコレ大将加藤ヒロノリ、ディベロッパー杉浦武夫、様々なモンコレ小説を手がける北沢慶、そしてモンコレではじいやでおなじみの小笠原勝さんが励ましの言葉を贈りました。また、出場者の皆さんには第6回大会出場の記念品、かっこいいモンコレのロゴ入り帽子をプレゼント! 後には前大会優勝者ヒデさんよりボスへ、トロフィー返還も。
最後には北沢さんが拳を突き出して気合の入った声援を!
「優勝目指して頑張るぞー! オー!」「オー!」
ファイターたちも拳を振り上げて応えていました!
「気合を入れすぎて、菊の間中の人がこっちを振り返ってた」と、後で北沢さんが苦笑交じりに言っていました。けど、それだけ気合が入ったのですから、翌日からの戦いはばっちりですよね! |
【SNEお薦めゲームを遊ぼう】22 日19:00〜22:00 |
時同じく夜7時より、菊の間DスペースではSNEが「楽しんでもらえること間違いなし!」と、自信を持って持ち込んだ様々なゲームを遊ぶイベントが始まりました!
ここではTRPG卓が3つありました。1つは、最近色々噂を耳にする『ストームブリンガー』。今回は行方不明の神官の娘を探す仕事を依頼されるのですが、そこに駆け落ち説が浮上して……! 法と混沌と、天秤の3勢力が争う世界でプレイヤーたちはどう行動するのか!? ファンタジー小説『エルリック・サーガ』の舞台・新王国を旅するRPG。いかがだったでしょうか?
「古いゲームなので皆さん知らないかと思っていましたが、やっぱり原作小説は有名で、読んでいる人が遊びに来てくれました」と、GMを務めた江川晃がコメント。その江川さんはこのゲームを現在鋭意翻訳中! 「また詳しく決まれば色々とお知らせします」という言葉も聞きました。今後の展開が気になりますね!
2つ目は清松みゆきGMによる、人気の『央華封神』。今回は1卓だけの登場でしたが、たくさんの参加希望者が来て下さいました。
今回は春のJGCウェストで大好評だったシナリオが遊ばれていました。清松さんは諸事情で03年のJGCウェストには参加できず、そのことをとても残念がっていました。「このシナリオは面白いから、今度こそ、ぜひやりたかったんだ」とは清松さんの弁。その話題のシナリオは、他の小説と話がリンクしているちょっとお得なシナリオ! 日本にやってきた仙人たちが出会った人物は……!?
セッションを覗いてみると、皆さんイキイキした表情をしていました!
そしてもう1つは小川楽喜GM、9月末に発売予定のSNE新作RPG『ゲヘナ』! 『ゲヘナ』については後ほどまた詳しく書きますのでお楽しみに!
どの卓も楽しんでいただけたようで何よりです! TRPG卓には本当にたくさんの方が来て下さって、定員オーバーで抽選が行なわれる程でした。抽選もれしちゃった方、ごめんなさい!
「けれど、残念ながらTRPG卓に入れなかった方々も、他のボードゲームやカードゲームで楽しんでいただけたと思います」
そうコメントした、HPではカイさんでおなじみの笠井道子と新人・中山宏太がボードゲームのレクチャーを担当しました。笠井さんはイギリスの伝統トランプゲーム『クリベッジ』をレクチャーしていたのですが、珍しい得点ボードが目を引いたのか、周りにはあっと言う間に観客が集まっていました。噂によると、小笠原じいやも参戦したらしい!?
中山さんがレクチャーした『エルフェンランド』では、一見穏やかなムードでゲームを進めていたのだけど、実はかなり熾烈なバトルが繰り広げられていたとか!
その隣では、シンプルなのに難しい、ビンゴのようなパズルゲーム『テイク・イット・イージー』をお客さんと楽しむ友野詳の姿を発見。それに触発されて、私も後から『テイク・イット・イージー』に参戦! ……戦績は聞かないで下さい。しくしく。
他にもおなじみの『ボーナンザ』や『6ニムト』、ちょっと珍しい『キャントストップ』や『ダークウッドの人狼』などのゲームも!
イベントの時間が終わっても、皆さんのゲーム熱は冷めやらず。空いてるスペースをお借りして、最後は夜中の3時まで笑い声や叫び声が絶えることがありませんでした。でも、楽しいゲームをしてると、ついつい時間は忘れちゃいますもんね。
また来年も面白いゲームをたくさん持っていきます! 来年もいっぱい遊びましょうね! |
【六門世界RPGコンベンション】22日20:00〜24:00 |
夜8時、梅の間にはたくさんの人が集まっていました。今からここで始まるのは『六門世界RPG』! あの、モンコレの舞台・六門世界を冒険するRPGです!(ルールブックの発売が延期になってしまってごめんなさい! 9月の下旬に発売となりましたので、楽しみに待っていて下さい!)
GMを担当したのはボスこと安田均、加藤ヒロノリ、杉浦武夫、北沢慶、友野詳、大塚衛門、日高卓、田中公侍の8名! 合計48名ものお客様の受け入れ態勢を整えたにも関わらず、それを越えるたくさんのお客様が来て下さいました。本当にありがとうございます。入れなかった方、本当に申し訳ございませんでした。
さてこの『六門世界RPG』、やはりお客様のほとんどがモンコレをご存知の方々でした。「長年TCGをしているぜ!」という人から「モンコレ小説、全部読んでます!」という人まで、幅広いモンコレ好きさんたちが集まって下さったようです。RRGファンもTCGファンも釘付けにしてしまう判定システムや、100通りもある多様なキャラメイク、TCGでの戦闘を彷彿させるバトルシステム、そして楽しいシナリオ&マスタリングで皆さん存分に楽しんでいただけたかと思います!
今回のシナリオ作成者は杉浦さん。アカデミアから立ち退き要求を受けているナルシスト死霊使いの様子を見てくる仕事を依頼されて冒険に出るというもの。
加藤さんの卓では、何やらカードを並べてアレンジバージョンが遊ばれていました。
「やっぱりTCGファンの人はサモナーをやりたがっていたなぁ」と、後でボスが話して下さいました。やはり、召喚術師は気になるクラスです。そしてサモナーになった人の中には、せっかくモンスターが召喚できるのに「戦わせたらかわいそうだ」と、可愛いモンスターを前線に立たせなかった人もいたらしい!
他にも「召喚されるモンスターをやりたい!」と挙手した人も現れたそうです。好評発売中のリプレイで御存知かもしれませんが、『六門世界RPG』では召喚モンスターになることもできます。『六門世界RPG』を様々な方向から楽しんで下さいね! |
《色々拝見! その1》 |
JGC一日目の夜、ぎゅうぎゅう詰めの廊下を歩き回ってきました。そこで出会った人物とは……!?
詳しくはこちらへ! |
【『スーリエ・ルージュ』へようこそ VSゴーストハンター】 22日 24:00〜25:30 |
他のイベントがぞくぞくと終了の時間を迎えていき、ぼちぼち人影が減っていく頃……松の間ではたくさんの人が集まって、マイクを握るSNEメンバー、友野詳、清松みゆき、北沢慶、柘植めぐみ、川人忠明の声に耳を傾け始めました。
夏の深夜0時。暑い夜の温度をぐっと下げてくれるこのイベントの時間がやってきたのです。
今年は百鬼夜翔のプリントTシャツをプレゼントしようという企画があり、著者たちの思いつき百鬼夜翔クイズ大会が催されました。次々飛び出すクイズに正解し続けた人がTシャツをもらえるというこのゲーム。皆さん真剣に悩んでおられました。というのも、クイズの中身がとんでもなかったのです。
「ジョニーにはお姉さんがいる。○か×か?」
「もともとはルーという名前だったのに、ルゥに変えた理由はきまぐれである。○か×か?」
……制作秘話クイズばかりだったので、皆さんが首をひねるのも仕方ないでしょう。出題者側は意地悪ですね〜。けれど、クイズの答えにお客さんが裏設定を知ることができて「おぉ〜!」と盛り上がる場面も。
他に「洋大君は誰とくっつけたいか」アンケートや、もちろん恒例の怖い話大会でも盛り上がりました。北沢さんが語った人が消えちゃうお話は、本当に背筋が寒くなったものです。
終盤にはボスの乱入も! そう、今回は『VSゴーストハンター』ですので、ボスもひとつちょっと怖い話を披露。「ヴェニスへ旅行した時、奇妙な位置にあった部屋で……」と、暗い声で話し始めましたが、やっぱりオチは軽快に、笑って話を締めくくりました。
イベントは最後の最後まで楽しく、そしてちょっと怖い時間でした。 |
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