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富士見カードゲーム・ツアー2005冬
マグナ・スペクトラTCG イベントレポート |
いよいよ発売された、マグナ・スペクトラTCGハーフデッキ・スターター『魔天楼の使徒』!
現在、この新セットのお披露目となる「富士見カードゲーム・ツアー2005冬」が、全国各地で開催されています。
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執筆:杉浦武夫 |
【11月27日:大阪での前夜祭】 |
先月末には、発売にさきがけて天満研修センターで『魔天楼の使徒』のお披露目がありました。
先行発売こそされていなかったものの、全カードの揃ったシートが展示されていて、来場された皆さんは興味津々な感じで新カードを眺めてらっしゃいました。
◎初心者の入門に最適!
この日には、すでに初心者レクチャー用として『魔天楼の使徒』が用意されていました。
『魔天楼の使徒』は、28枚(拠点カード3枚、デッキ25枚)のハーフデッキ・スターターのセットです。
ハーフデッキ・スターターは、入門用に把握すべき情報量が本来のデッキ(50枚)より少なく整理されたものです。
デッキ枚数が少ないため、たとえ互いの山札が切れるまで遊んだとしても30分程度の時間ですみます。
大阪のイベントでは間にあいませんでしたが、実物にはマグナTCGのルール(および『魔天楼の使徒』で追加された新ルール)が収まった小冊子もついているので、まったくマグナTCGを遊んだことの無い人でも安心して遊べます。
◎新要素もバッチリ!
初心者入門はもちろんのこと、これまでマグナTCGを遊んでいる方にも充分楽しめるようになっているのが『魔天楼の使徒』の特徴です。
『魔天楼の使徒』には2種類のパックがあり、「ブラン」は「白」、「ノワール」は「黒」という、2種類の新色をメインに組まれたデッキとなっています。
「白」の新要素は、拠点カード《極光の楽園》で使えるようになる、小分類が「光降」の作戦カードです。
「光降」の作戦カードは、「儀」スキルを持つユニットをチェック状態にすることで生産フェイズにユニットとして現れます。
他のユニットとの最大の違いは、生産されたときにノーマル状態であることです。
つまり、生産されたターンから進攻に参加できちゃうわけです!
そのかわり「光降」のユニットは、ターン終了時に破棄されてしまうというのが難点です……が、いずれも代償ファイト0で生産できるという、フットワークの軽さが長所です。
ちなみに拠点カード《エルモの箱庭》で使えるようになる「白」の兵力カードは、いずれも「儀」か「神」、あるいはその両方を持つものばかり。
なので、従来の「青」のカードとは相性バッチリといえるでしょう。
「黒」の新要素は、拠点カード《冥海文書》で使えるようになる、小分類が「魂封」の武装カードです。
「魂封」の武装カードは、代償スキルが「武」や「鉱」ではなく、「呪」であるのが特徴です。
武装のために使った「呪」のスキル枠が消費された状態になったり、「魂封」の武装カードが戦闘終了時に破棄されてしまうというデメリットはあるものの効果は絶大で、そのパワーはこれまでの武装カードの比ではありません!
また、スキル「呪」さえあれば武装が装備できるようになることから、『紫禁海の魔狼』の「紫」の兵力カードとの相性はバッチリです。
もう一方の拠点カード《業魔殿》で使える兵力カードも、かなり高い性能を持つものばかり。
いずれの兵力カードも「呪」スキルを持っているので、「紫」のカードと抜群の相性を発揮してくれるでしょう。
◎前哨戦!
大阪のイベントでは先行発売されていなかったので、参加者の皆さんはレクチャー用のハーフデッキを使って『魔天楼の使徒』を体験されました。
そこで新カードを使った新デッキの構想を練るために、熱心にメモを取ったり議論を戦わせる方々もチラホラといらっしゃいました。
というわけで、午後からはミニ大会が開催されました。
ここでは、グループSNEの面々(具体的には、加藤と田中)が『魔天楼の使徒』のカードを使った「黒」のデッキで参戦しました!
が、あえなく惨敗……最下位という結果になってしまいました……。
ちなみにこれは「黒」が弱いとか、そういうわけではなくて、単に加藤&田中が弱かったというか、デモンストレーション用のデッキが弱かったというか……。
たぶん、そんな感じだったんではないかと思う次第です……。
その他にも、5つのブースターパックを使ったブースター・ドラフトなども行われ、参加者の皆さんには最後まで、じっくりまったりとマグナTCGを楽しんでいただけたのではないかと思います。
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【12月4日:東京での先行発売】 |
この日は、日高と杉浦が早朝の「のぞみ」で、東京の池袋サンシャインシティ文化会館へ参りました。
駅員さんに逆の出口を教えられて(もしくは、我々が聞き違いしてたのかもしれませんが)、10分ほどの遅刻でスタートすることになったのでした……。
◎先行発売とプロモーション・カード
この日の最大のポイントは、『魔天楼の使徒』の先行発売です!
しかも「ブラン」と「ノワール」をセットで買うと、「紫」の兵力カード《邪眼蛇ジャルカ》と「無色」の作戦カード《一石二鳥》が手に入るということもあり、日高も杉浦もコッソリと『魔天楼の使徒』を購入したのでした。
いや〜、やっぱり新しいカードを実際にてにすると、何か感動的なものがありますね!
それに、プロモーション・カード……特に《邪眼蛇ジャルカ》、「紫」の主戦力になりそうな勢いの使いやすい兵力カードなんで、欲しかったんですよ。
というわけで、前週の大阪ではダミーのカードが投入されていた『魔天楼の使徒』でしたが、この日はバッチリ実物のカードでレクチャーが実施されました。
◎いきなり実戦投入!
というわけで、お昼ちょっと前から大会が始まります。
この日のレギュレーションは、先行発売されていた『魔天楼の使徒』がいきなり使えるというものでした。
ちなみに『魔天楼の使徒』は、「ブラン」ならいくつ開けてもすべて同じセット内容です。「ノワール」も同じくです。
なので、「ブラン」「ノワール」のそれぞれに1枚しか入っていないユニークな英雄を考慮しても、3パックずつ開ければその場で「白」と「黒」のカードを3枚ずつコンプリートできることになるわけでして。
なので『魔天楼の使徒』をドッサリ買い込んで、バッチリ新デッキを組む方もちらほらと見かけられました。
そして14人で4回戦の大会開始です!
「白」や「黒」のカードを使ってらっしゃる方は4人。
しかも、そのうち2人は最終第4回戦の、頂上決戦まで勝ち抜いたのでした!
そういうわけで『魔天楼の使徒』の発売記念の大会は、新カードも交えた様々なデッキがぶつかり合う、興味深いものになりました。
ちなみに大会後には、『魔天楼の使徒』1パックとブースター3パックを使ったシールド戦や、JGCでも遊ばれていたタッグマッチ、4人マルチプレイなどで皆さんお楽しみいただけたようです。
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【これからのツアー】 |
この年末〜年始にかけて、今月12月18日の名古屋、来年1月8日の札幌、1月22日の博多と、まだまだ「富士見カードゲーム・ツアー2005冬」は続きます。
これからマグナTCGを遊んでみようという方、これまで以上にマグナTCGを楽しんでみようじゃないかという方、皆さまふるってのご参加、お待ちしてます! |
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