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異世界就職完全ガイド はじめてのパスポート審査官(2)



舞台を知っておこう

 きみたちは、祖国〈オルドニア魔法国〉のために尽くすことになる。
 「そんな国知らない」「愛着のない国に尽くせと言われても……」って? まあ、それもそうだ。実際、きみたちは気づくと“入国審査場”にいて、「さあ、仕事をしなさい」と言われるのだ。まったくわけがわからない。しかし、上官には逆らえない。
 幸い、いろいろな人と話をしたり情報を見聞きしたりするうちに、次第にこの国のことがわかってくる。新たな発見というものは、いつだってワクワクする。
 そのワクワクを減らさない程度に、世界観の紹介をしておこう。

・中世ヨーロッパ風のファンタジー世界。魔法もあれば、ヴァンパイアやケンタウロスもいる。日本で言うなら、出身県が違うくらいの感覚で異種族がわんさかいる。どの種族が悪でどの種族がヒーローということもない(たぶん)。

〈オルドニア魔法国〉は古い歴史を誇る“偉大なる祖国”だ。ちなみに北には山が連なり、南には海が広がっている(神戸のような感じ?)。首都はオルドボルグ。

・入国希望者は、周囲の「4国」からやってくる。陸続きの国は3つ。北から順に、〈エリジューヌ連邦〉と呼ばれる雪と魔法機械の国、〈ガトー年輪国〉という森とマナの国、〈パスス砂金国〉なる砂漠の遺跡の国だ。海を隔てた向こうにあるのは〈リンク列島国〉。海と宗教の国だ。

 どの国も、きみたちの〈オルドニア魔法国〉の規模には遠く及ばない。祖国に栄光あれ(オーテ・オルドニア)!

地図を見ると、われらが〈オルドニア魔法国〉が広大な領土を持つのがわかる。
そして“偉大なる祖国”をめざしてやってくるのは、ファンタジー世界ならではの個性的な種族たちだ。

ゲームでは何を使うの?

 箱を開けて目に飛び込んでくるのは、6つの秘密のチャック袋。他にはルールブックと地図、2色のキューブとサイコロが入っている。地図を開くと両サイドに「MP(マナポイント)」と得点を記録するトラックがあるので、なるほど、キューブはここに置いて使うんだな、とピンとくる(サイコロはしばらく使わないのでしまっておこう)。
 ここでは特別に、チャック袋に入っているものを概略だけ紹介しておこう。でもその前に……。

プレイする順番

 チャック袋は次の順番に開けることになる。
 「第1話朝」⇒「第1話夜」。ここまでが1つのお話。ひと休みして、続きは後日プレイしてもかまわない。
 「第2話朝」⇒「第2話夜」。
 「第3話朝」⇒「第3話夜」。その後、エンディングブックを読んでおしまいだ。
 袋によっては特別なものが入っていることもあるけれど、だいたい次のような内容物になっている。

これか1日分のセット。この中にいろいろな冊子が入っているのだ。


・裁定シート
 許可/拒否を決める指針が書かれたもの。「許可」「拒否」に振り分けたパスポート冊子の置き場としても使用する。

・導入ブック
 背景のストーリー。きみたちがなぜここにいるのか、世界は今どのように動いているのか。また、準備に必要なことも書かれている。

・パスポート冊子
 朝夜に入国審査場を訪れるのはそれぞれ4人。
 冊子の表面には、氏名や性別、職業、パスポート交付国などの基本的なデータが書かれている。入国の目的も簡単にまとめられているが、詳しくは冊子裏面の「答弁」を読もう。そこには入国したい理由が、本人の言葉で語られている。口調や言葉遣いからも、どのような人物なのか透けて見えるはずだ。
 中の見開きには、入国希望者の外見や持ち物が詳しく書かれている。さりげなく言及された服装や、イラストにもヒントがあるかもしれないぞ。
 人物によっては、さらに情報の書かれたページも存在する。それらを読むには、指定されたアイコンの入手が必要だ。アイコンはカードで見つかることが多いので、どのカードが関係ありそうか考えてみよう。

・大小のカード
 普通サイズのカードには、「小情報」と「条件公開」の2種類がある。小情報は、きみたちが表題を読んで選び、MP(マナポイント)を消費することで中身を見ることができる。一方、条件公開はカードやパスポート冊子の指示によって読むことになり、MPは消費しない。
 大きなカードは「大情報」と呼ばれる。消費するMPは多めだが、それだけ重要な情報が書かれている……?

 

これは「第1話:朝」を開封したところ。朝の入国希望者4人のパスポートと一緒に、いろいろな情報が記載されたカードも入っている。


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