[T-1 階段(上へ)] |
この先は直接、地上につながっています。いつでも地上に出ることができますが、一度出たら二度と入れません。
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[T-6/7 広間] ――> 【手がかり1】 |
タイルの処理を終えると、[E-32 亡霊]が現れます。
「ふふふふふ、無駄だ無駄だ。聖遺物なんて見つかりっこないさ。何で言い切れるかって? そりゃもちろん、このオレさまが念入りに隠してやったからさ!」
[E-32 亡霊]は襲いかかってきます。
戦闘に勝利すると、下記の手がかりとアイテムカード1枚が見つかります。
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亡霊は「聖遺物はそれらしい形の『通路』に隠してある。そいつを持っていきゃおれのボスに会えるかもな」と言い捨てて消えていきます。
手番プレイヤーは「アイテムカード」を1枚引いてください。
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[I-9 日記]または[T-35 図書室] ――>【手がかり2】 |
いつの時代の記録でしょうか、紙は変色しインクもまた著しく薄れています。かろうじて読み取れたそこには、つぎのように記されていました。
「その輝きは、まさに聖なる光」
「聖なる慈悲は荒む心を癒す」
「御物は聖なる場所にこそ相応しい」
聖遺物の形が分かります。『美術的』な細かい装飾を施された『錫杖』です。
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[I-14 地図] ――>【手がかり3】 |
最近描かれたもののようです。依頼人から渡された資料と見比べると、未完成ながらもこの地下墓地の見取り図だとわかります。
しかし幾つか食い違っている箇所があります。きっとこの地図の方が実際に即しているのでしょう。
※本シナリオにおける[I-14 地図]の効果
すでにめくられた部屋タイルのうち2枚まで好きな向きに変更できます。これはいつ行ってもかまいません。使用後、捨て札になります。通常の使い方はできません。
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[T-39 十字通路] ――>【手がかり4】 |
タイルの処理を先に済ませます。【手がかり4】[I-25 聖なる錫杖]を手に入れるには下記の条件を満たしていなければなりません。
□【手がかり1】([T-6/7 広間]
□【手がかり2】([I-9 日記]または[T-35 図書室])
上記2つの【手がかり】を発見した後、この部屋タイルに入ったら、別にしておいた[I-25 聖なる錫杖]が手に入ります。[I-25 聖なる錫杖]は通常どおり効果を発揮しますが、「捨て札」にはなりません。
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[T-42 美術通路] ――>【手がかり5】 |
タイルの処理を終えると《調査員》1名([E-33 死んだ冒険者]を使用)が倒れているのを発見します。
◆《調査員》の所持していたアイテム
《調査員》の側にはアイテムが2つ落ちています。山札からアイテムカードを2枚引き、裏向けにこの部屋タイルに配置してください。このアイテムを拾えるのは次手番以降です。「アイテム獲得回数1」は消費しません。
◆《調査員》の回復
《調査員》は「HP -1 MP 0」の状態です。
HPダメージはキャラクターと同様に回復させることができます。
MPは絵札/エースを1枚使用することで、「MP 1」まで回復させることができます。
◆同一ターン内に《調査員》のHP、MPともに1以上に回復させたら――
同じタイルにいるプレイヤーと即座に行動をともにします。複数いれば、手番プレイヤーに最も近いプレイヤー(手番プレイヤー含む)になります。1人もいなければ、「放置」されたものとみなします(下項参照)。
《調査員》を連れたプレイヤーは所持アイテムや特異力に関わらず「移動力1」となります。《調査員》は以降アイテムと同様に扱います。他プレイヤーに渡す(交換する)ことができます。
また《調査員》を部屋タイルに「放置」する(=捨てる)こともできます(下項参照)。
《調査員》はプレイヤーと行動をともにしても戦闘に参加せず、ダメージを受けることもありません。
◆《調査員》を部屋タイルに「放置」したら――
部屋タイルにエネミー側でないプレイヤーが1人もいない状況で放置されたら(発見された手番を含む)、《調査員》は即座に「HP -0 MP 0」の状態になり、倒れます。下記の指示に従ってください。
放置したプレイヤーの次の手番の終了時までにHP、MPの両方を回復させることができなければ、《調査員》はエネミー側となって手番を行います。以降「エネミー側プレイヤーが手番にする行為」(HP -1 MP 0:移動力1)に従って行動します。(回復は可能)
◆《調査員》を連れたプレイヤーがエネミー側になった場合も「放置」とみなします。ただし、同じタイルに別のプレイヤーがいれば即座に引きつぐことができます。
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[T-40 封印室] |
※上記【手がかり1~5】の手がかりをすべて発見した時点でまだ[T-40 封印室]が開かれていなければ、山札から探してきて、手番プレイヤーからもっとも遠い位置に配置してください(該当する場所が複数あるときには手番プレイヤーが決定します)。
タイルの処理を終えると、[E-37 血塗れ予言者]が現れ、「偉大なる力 聖なる形代を以って 彷徨える魂を救わん、その証を示すがよい」と叫びます。
註)以下、[I-25 聖なる錫杖]を持っている場合と持っていない場合で処理が異なります。
I.[I-25 聖なる錫杖]を持っていない場合
[E-37 血塗れ予言者](「HP15 MP30 MP攻撃」)との戦闘になります。
ただし、1ラウンドが終了すると、予言者ははっと正気を取りもどし、きみたちを見つめます。
「汝らは盗人ではないのか? ならば頼みがある。邪悪な『亡霊』が聖遺物を盗み出してしまった。おかげで魔が復活しようとしている。余の力が尽きるまでに、どうか聖遺物で礼拝堂を浄化し、再び魔を封印してほしい」
【プレイヤーの新たな目的】(下記の情報もプレイヤーに告げてください)
聖遺物をもってこの「封印室」にもどってくること。
現在の手番プレイヤーから経過ターン数(何周するか)を数えます。
10ターン以内にもどってくれば、プレイヤーに有利なことが起こります。
15ターンを超えると、プレイヤーに不利なことが起こります。
註)予言者はHPまたはMPが0になっても即座に元のデータで復活します。
II.プレイヤーがすでに[I-25 聖なる錫杖]を持っている場合
[I-25 血塗れ予言者]が現れます(戦闘にはなりません)。
「よくぞ聖遺物を取り戻してくれた。余に代わって、再び魔を封印してもらいたい」
[E-37 血塗れ予言者]が力尽き、倒れ伏すと同時に、邪悪に染まった礼拝堂([T-26 教会部屋])が現れます。[T-40 封印室]のタイルの上に別にしておいた[T-26 教会部屋]を配置してください。
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[T-26 教会部屋] |
タイルの処理が済んだら、下記を読み上げてください。
「部屋には祭壇があり、その中央に何かをささげ持つような姿をした石像が設置されています。きみたちがその像に近づこうとすると、[E-45 吸血鬼]が現れ、戦闘を挑んできます」
吸血鬼
HP |
40 |
MP |
30 |
対多人数戦闘
判定カードを2枚引き、高いほうを適用する(註:下記の特殊処理あり)。
HP攻撃 |
◆経過ターン数による特殊処理
[T-40 封印室]に最初に[I-25 聖なる錫杖]を持たずに入った場合、経過ターン数によって、[吸血鬼]の能力が変化します。
- 10ターン以内にもどってきたら、「判定カードを2枚引き、高いほうを適用する」効果がなくなります(PCに有利)。
- 15ターンを超えていると、「判定カードを3枚引き、高いほうを適用する」効果に代わります(PCに不利)。
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「吸血鬼」を倒したら、きみたちは再び魔を封印するため、どういう行動を取るでしょうか。
正解は像の手に[I-25 聖なる錫杖]を握らせること、です。
無事に封印を行うと、眩い光が辺りを包み、どこからともなく「予言者」の声が響きます。
「汝らのおかげで封印が完了し、この霊廟は浄化された。聖遺物[聖なる錫杖]をしかるべきところに届け、保管してほしい」
[教会部屋]では以降、1プレイヤーにつき1回かぎり、つぎの恩恵のいずれかを受けることができます。
- 任意の狂気カードを1枚捨てる
- HPを回復する(回復点は、判定カードを引いて出た数字です)
- MPを回復する(回復点は、判定カードを引いて出た数字です)
※エネミー側プレイヤーや《調査員》でも恩恵を受けることができるか?
いずれも1回かぎり恩恵を受けることができますので、上手くここまで誘導してください。
この結果《調査員》が回復すれば、以降プレイヤーと行動を共にします。「●T-42 美術通路]の項を参照してください。 |