※1周目 |
●手がかり1 [T-27 研究室][T-32 展示室]
[T-37 倉庫][T-26 教会部屋]のいずれか |
部屋タイルを先に処理します。
一番最初に出たタイルでのみイベントが発生し、以降は残りのタイルではおこりません。
部屋タイルを処理したらイベントが発生します。
10歳くらいの男の子が血みどろで倒れていて、重なるように幽霊がぼんやりと現れます。
「ぼくが、ぼくが玄関の扉を開けなければ……」
としくしくと泣き続けます。 |
[I-6 鍵]が手に入ります。
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●手がかり2 [T-36 台所] |
部屋タイルを先に処理します。その後、イベントが発生します。
台所に母親らしき女性が倒れ、その傍らに亡霊が現れます。
「こんなことになるなんて……あの子は大丈夫かしら。子ども部屋に鍵をかけて遊んでいるようだけど……」 |
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●手がかり3_1 [T-33 収納室] |
部屋タイルを処理した後、[I-5 ハシゴ]が手に入ります。
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●手がかり4 [T-29 子ども部屋] |
※部屋には鍵がかかっています。[I-6 鍵]を持っていると中に入れます。
※部屋タイルを処理せずにイベントが発生します。
7歳くらいの女の子が部屋で嬉しそうに笑っています。
「今日はパパが帰ってくるの」
そこへ殺人鬼がなだれ込んできて抵抗する間もなく女の子を刺殺します。
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殺人鬼は、血で汚れた刃物を振りかざしてプレイヤーに襲いかかってきます。
戦闘
殺人鬼 |
HP:30 |
MP:10 |
HP攻撃 |
カードは[E-44 グール]を使用してください。 |
殺人鬼を倒すと、プレイヤーの視界がぐらりと回り、意識が遠のきます。
気が付くと全員が[T-17 エントランンス]に倒れています。
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【山札の再構成】
ここで進行役は[T-17 エントランス][T-19 踊り場][T-16 階段(地下)]以外の部屋タイルを回収して山札に戻し、シャッフルします。
[T-17 エントランス]にキャラクター駒を置きます。2周目のイベントは[エントランス]のみで発生します。
3周目以降、再度屋敷を広げていきます。
[T-19踊り場][T-16階段(地下)]は別にしておき、それぞれ対になるタイル([T-1 階段 階段上へ][T-2 階段 地下へ])がめくられたら、通常どおり配置します。
タイルに置かれていた、めくられていないイベントカード・アイテムカードは各山札に戻ります。
処理済み、あるいは所持しているイベントカード・狂気カード・アイテムカードは戻しません。
【HP,MP、狂気カードの回復】
エネミー側のプレイヤーはこの時HP1点、MP1点まで回復、狂気カードでMPが下がっている場合は1以上になるまでランダムにカードを取り除いて復帰します。
この時、次プレイヤーの手番をはじめる前に、必要ならプレイヤー間で自由に回復などを行ってかまいません。アイテムの受け渡しも可能です。
エネミー化した時に落としたアイテムがタイルに残っていれば、そのプレイヤーの手元に戻ります。
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※2周目 |
●手がかり5 [T-17 エントランス] |
手番プレイヤーが行動をおこそうとした時、玄関のベルが鳴り、手がかり1で倒れていた男の子が駆けつけて
「パパが帰ってきた!」
と嬉しそうに扉を開け放ちます。
しかし、扉の前に立っていたのは殺人鬼でした。
殺人鬼は男の子を撲殺し、不気味に笑うとプレイヤーに向かって突進してきます。
戦闘
殺人鬼 |
HP:35 |
MP:15 |
HP攻撃 |
カードは[E-44 グール]を使用してください。 |
※タイルが[T-17 エントランス]しかないので逃げることは不可能です!
全力で戦ってください。
殺人鬼を倒すと男の子の死体から幽体が現れて
「パパは……帰ってこないの……?」
と呟き、しくしくと泣きはじめます。
そして、もう一度プレイヤーはめまいに襲われ気絶します。
気が付くと[T-17エントランス]に倒れたままです。玄関の鍵は開きません。
以下の状況を読みあげて、3周目をスタートさせてください。
ふと違和感を感じ、あたりを見回すと、窓からうっすらと光が差し込んでいる。
山際からこぼれた太陽の光に、君たちは一瞬、夜が明けたのかと思ったが、方角を確認すると窓があるのは西側だった。
屋敷に到着したのは夜更けでそれほど時間が経ったとは思えないのに、いったいどういうことだろう?
時間の流れが異様に早いのか? それともまさか巻き戻っている、とか……?
疑問に思いつつも、君たちは探索を再開するのだった……
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※3周目 |
●手がかり3_3 [T-33 収納室] |
部屋タイルを処理した後、[I-5 ハシゴ]が手に入ります。
※一周目ですでに[I-5 ハシゴ]を獲得している場合は何も起こりません。
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●手がかり6 [T-36 台所] |
先に部屋のタイルを処理します。
一周目の手がかり2で倒れていた女性が忙しそうに、けれど楽しそうに料理をしています。
しかし、そこから悲しげな表情の幽体が現れて以下のようなことを話します。
[突然、見知らぬ男がやってきてわたしたちは殺されてしまったの……」
「あの夜を境に、この家は恐怖の中に閉じ込められてしまったわ。何度も時間が巻き戻り、わたしたちは同じ夜をくり返している……」
「夫さえ無事に帰ってくればきっとこんな恐ろしいことは起こらなかったはず。ああ、あなた、早く帰ってきて……」
ふわりと幽体が身体に戻ると、幽体だった時の悲しげな表情や先ほどの話などまるでなかったようにふと顔をあげ
「あら、パパが帰ってきたのかしら? 外から音がしたようだけど……」
とつぶやきます。 |
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●手がかり7 [T-31 主寝室][T-41 副寝室] |
部屋タイルを先に処理します。一番最初に出たタイルでのみイベントが発生し、以降は残りのタイルではおこりません。
一通の手紙が見つかります。差出人は父親のようです。
愛する妻へ。
24日には帰れそうだ。子供たちにはクリスマスプレゼントを楽しみにと伝えておいてくれ。
そうそう、サンタの格好をして子供たちを驚かせてやりたいんだ。ふさわしい場所から登場したら喜ぶかな?
子どもたちには内緒にしておいてくれよ |
手紙として[I-12 護符]が手に入ります。
このアイテムは通常通りに使用できますが、手がかり8を解決するまでは捨て札にせずとっておいてください。
【ヒント】
「ふさわしい場所」とはどこでしょうか?
部屋タイルの絵をよく見て、どの部屋タイルが「ふさわしい場所」なのかを考えてみてください。正解はこのシナリオの最後にあります。
手がかり8を解決してから「ふさわしい場所」に行くと、手がかり9が発生します。
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●手がかり8 [T-22 バルコニー] |
部屋タイルを先に処理します。
※手がかり7が発生していない場合は、庭の隅で物音がして何かの影が動いたような気がするだけです。
父親の手紙[I-12 護符]を持ってこのタイルに入ると、下記のイベントが発生します。
バルコニーから下を見下ろすと、今まさに帰ってきた父親と思しき男性が殺人鬼に襲われています!
[I-4 ハシゴ]か[I-5 ハシゴ](どちらでも可)があればハシゴをかけて助けに行くことができます。
ハシゴを持っていない場合、飛び降りることを試みても構いません。
DX判定8以上。 失敗すると着地に失敗してHPに5点ダメージ。
戦闘
殺人鬼 |
HP:40 |
MP:20 |
HP攻撃 |
対多人数戦闘 |
カードは[E-44 グール]を使用してください。 |
※逃亡は可能です。
※バルコニーから降りる行為は移動力・戦闘ターンを消費せず、[T-22 バルコニー]に隣接した部屋から協力戦闘も可能です。
父親を助けることができれば
「ありがとうございます。よかったらこれから家族でクリスマスパーティーをするので参加してください」
とお誘いを受けます。
そして手紙のことを尋ねる前に去っていきます。
殺人鬼を倒したのち、次の手番プレイヤーが部屋を移動すると、移動先に男の子と女の子が現れ、はしゃぎながら駆けていきます。
さらに次のプレイヤーが移動した先に母親が現れて、「ふさわしい場所」が分かればそこにサンタさんが来ると教えてくれます。
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●手がかり9 [T-3 応接間](エンディング) |
※3周目の殺人鬼を倒して父親を助け、プレイヤーが「ふさわしい場所」(暖炉のある部屋タイル)を見抜いてこの部屋に入るまで、このイベントは起こりません。
誰かひとりでもこの部屋に入ると、母親と子どもたちも自動的に現れます。
テーブルにはご馳走が用意されており、家族が集合すると暖炉からサンタの扮装をした父親が現れ
「メリークリスマス!」
と子どもたちに声をかけます。子どもたちは父親の趣向に大喜び。
家族の笑い声が邪気を払拭し、屋敷が浄化されていきます。
プレイヤーたちはその声に包まれながら現世に帰還を果たします。
気が付けば廃墟の館の前に立っているでしょう。館からは異様な雰囲気も消えています。
家族の思いを叶えた温かい気持ちが胸に残っているはずです。
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※ちなみに、赤い服のサンタクロースはコカコーラ社が1931年に広告で広めた、というのが通説ですが、19世紀には今の姿のサンタクロースが絵本に描かれていました。
プレイヤーからつっこみがあった時にどうぞ。 |
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