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株式会社グループSNEオフィシャルサイト

ゴーストハンター13

真夏の夜に幽霊屋敷探検
『ゴーストハンター13 タイルゲーム』 紹介
根強い人気を誇るグループSNEオリジナルTRPG「ゴーストハンター」シリーズが2013年夏、新感覚タイルゲーム『ゴーストハンター13 タイルゲーム』(以下「GH13TG」)となって登場します。プレイヤーたちは互いに協力しあって邪悪な建築家「タテルベ・タカアキ」の作った謎の屋敷を探索し、さまざまな依頼を解決します。

【「ゴーストハンター13 タイルゲーム」の特徴】
  • すぐに遊べるシナリオを13本同梱! (もちろん自作シナリオも可能)
  • GMなしでも、シナリオを読み進めるだけでプレイできる!
  • 遊び方はシナリオや部屋タイル、カードの指示に従うだけ!
  • SNEの誇る執筆陣!
    安田均、友野詳、田中公侍、柘植めぐみ、河端ジュン一による渾身のシナリオ
プレイ人数:1~5人
対象年齢:12歳以上
プレイ時間:60分
ゲームデザイン:安田均/グループSNE
パッケージイラスト:弘司
グラフィックデザイン:TANSAN&Co.
制作元:グループSNE
販売元:株式会社cosaic

ボードゲームファンの方ならご存じだと思いますが、RPGテイストを加味したストーリー型ボードゲームは昨今、注目を集めていました。そして2012年、ついにその代表作ともいえる傑作『アンドールの伝説』が登場し、ドイツゲーム大賞上級部門を受賞しました。
ゴーストハンター13 タイルゲーム』もそうした流れをとらえて、グループSNEが全力を傾注した作品です。
ここでは主にゲームの雰囲気、楽しみ方をお伝えしていきたいと思います。詳細なルールについてはゲームに同梱されるルールブックでご確認ください。
また、2013年9月には新紀元社ネオゲーム文庫から『ゴーストハンター13 タイルゲームリプレイ 1000の部屋を持つ館(仮)」(著:藤澤さなえ/グループSNE)が発売されます。ぜひ、こちらもお楽しみください。
記事作成:笠井道子
2013年8月
【目次】
  1. 「GH13 TG」は協力型ストーリーゲーム
  2. ゲームの準備
  3. キャラクターの選択
  4. 部屋タイルの配置と移動
  5. 狂気カード
  6. イベントカード
  7. アイテムカード
  8. 判定と戦闘
  9. シナリオと手がかり/GMなしでも遊べる
  10. レベル点と成長、そして――
1.「GH13 TG」は協力型ストーリーゲーム
最初に大前提を。
GH13 TG」はプレイヤー全員で協力して事件を解決するストーリーゲームです。
ときにはキャラクターが意識不明になったり狂気に冒されることもあるでしょう。それらはすべて「尊い犠牲」であり、みごと事件を解決したらゲームに参加した全員の勝利です。ぜひ、みなさんで力を合わせて館を探索してください。

2.ゲームの準備
GH13 TG」では各シナリオごとに使用する部屋タイルカード、プレイヤーたちの目的(「行方不明になった少女を捜索する」など)が定められています。まず最初にそれらをシナリオの指示通りに抜き出して、次のように配置します。

[配置図 例]


この「今回使う部屋タイルやカード」を準備するのが、ちょっとだけ(ほんのちょっとだけ)面倒ですが、それさえ乗り越えれば後はめくるめく恐怖の世界があなたを待っています!
[シナリオ サンプル]

3.キャラクターの選択
GH13 TG」ではプレイヤーはTRPGのように1つのキャラクターを受けもちます。
選べるキャラクターは下記の8種類です。

【キャラクターの見方】
ここでは「霊能者(ミスティック)」を例にとって説明します。
データの見方】 能力値:ST=体力、DX=敏捷力、IN=知力、WP=意志力
HP(ヒットポイント)=生命力 MP(メンタルポイント)=精神力

能力値はST(体力)、DX(敏捷力)、IN(知力)、WP(意志力)の4種類。固有の数値ではなくボーナスで表されます。能力値ボーナスが高ければ[判定]の際、有利になります。たとえば、「霊能者(ミスティック)」の場合、WP判定の際、+1が加算されます(「8.判定と戦闘」で後述)。

HP(ヒットポイント)はダメージを受けて0になると「意識不明」になります。
MP(メンタルポイント)は上限が下がったり、ダメージを受けて0になると「一時的に発狂」します。

特異力」はそのキャラクターに特有の能力です。「特異力」のないキャラクターはその分、HPやMPが高くなっています。

こうした能力値やHP、MPは事件を解決してレベル点を獲得すれば、成長させることができます(10.レベル点と成長」で後述)。
4.部屋タイルの配置と移動
【部屋タイル サンプル】


詳しい説明は後にして、縁が黒いタイル赤いタイルがありますね。ぱっと見て違いがわかりますか。

狂気カードを1枚引く
イベントカードを1枚引く
アイテムカードを1枚引く
そうです、赤いタイルのほうが、左下のマークの数が多いですね。それぞれのマークの意味は右のとおりです。マークの数だけカードを引きます。
でも、ここでは「赤いタイルは危険だけれど、これを引かなきゃ事件は解決しない。なにより楽しくない」と理解していただくだけで充分です。

キャラクターたちは部屋タイルの山の上から1枚ずつめくって館探索を行います――と、言葉で説明するだけではイメージしにくいかもしれませんね。下図はある日のプレイ風景です。なんとなくプレイの雰囲気を感じ取ってもらえるでしょうか。

【プレイ風景 サンプル】

【「手がかり」は部屋タイルにあり】
シナリオごとに事件解決に繋がる「手がかり」の出る部屋タイルが指定されています。キャラクターがその部屋に入ると、自動的に特殊なイベントが発動します。キャラクターたちはこうして「手がかり」を獲得し、事件を解決していきます(「9.シナリオと手がかり」参照)。

【移動は2歩、新しい部屋タイルをめくったら移動終了】
プレイヤーは自分の手番がくると、すでに開かれた部屋タイルの上を移動します。【基本移動力】は2歩、つまり部屋タイルを2つ進めますが、新しい部屋タイルを開いたら、そこで移動終了となります。

右の例はゲーム開始時、全員が[エントランス]に入った直後に「科学者(サイエンティスト)」が1枚、部屋タイル[食堂]を引いて配置したところです。[エントランス]には扉が3つありますが、どの扉を開くかは、部屋タイルをめくる前に宣言します。これで「科学者(サイエンティスト)」の移動は終了。次手番のプレイヤーは[食堂]を通ってさらにその先に部屋タイルをめくって置いてもいいし、[エントランス]の別の扉を開けて部屋タイルを配置してもかまいません。

【扉と扉は繋がるように】
部屋タイルの扉は1方向にしかなかったり4方向すべてにあったりと、さまざまです。配置するときには「可能なかぎり」扉と扉が繋がるようにしてください。

【部屋タイルの処理は上から順番】
部屋タイルに記されたマークの処理は「上から順番」に行います。つまり「狂気カード」「イベントカード」「アイテムカード」の順に、マークの数と同じだけのカードを引きます。
また左図のように「タイル名」の下に特殊な状況が記されていることもあります。この場合も必ず「上から順」に処理します。
シナリオに指定されたイベントが発生する場合、「部屋タイル」か「シナリオの特殊イベント」のどちらを先に処理するかは各シナリオに指定されています。

【部屋タイルの処理は1回だけ】
部屋タイルを通るたびに怖ろしいことが起こるの?
もちろん、そんなことはありません。部屋タイルの指示に従うのは、原則として新しいタイルをめくり、そこに足を踏みいれたときだけです。
→目次 →5.アイテムカード


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