シルクル |
どうしたの、二人とも。あまりに見事なプレイに声も出ないのかしら? |
スター |
ううん、そうじゃなくて、あの。 |
デモン |
じつに言いづらいんだが、シルクル、先にコスト1のゴブリンをプレイしてるから、ドッペルゲンガーはベヒモスには変身できないんじゃないのか? |
シルクル |
(カードのテキストをなめるように読み)「(ドッペルゲンガーの)演技力はその(選んだ)カードの数値や効果になる」…………デモンの言うとおりだわ。
ああっ、わたしとしたことが、ここに来てなんというミスを! |
デモン |
シルクルには悪いが、拙者らにも逆転のチャンスが残されたということだ(余裕綽々)。 |
シルクル |
いいえ、このくらいで諦めていてはゲームには勝てないの。ベヒモスがだめなら、ドッペルゲンガー2枚はスターの出した《スケルトンダンス》に変身させ、さらに《ケット・シーの綱渡り》1枚を出しましょう。 |
スター |
ええーっ、そういうの、人の褌で相撲をとるって言うんだよ!! |
シルクル |
また古い言い回しを(笑)。それはともかく、ゴブリンもケット・シーも演技力1なので、スケルトン(ドッペルゲンガー)はそれぞれ演技力2になる。これで合計演技力6ね。 |
スター |
でも、まだ足りないよ、ケット・シーさん、捨て札なのにいいの? |
シルクル |
いいの、ここで、お待ちかねのスポンサーの出番よ。二人ともまだ手札は1枚以上あるわね。じゃあ―― |
デモン |
な、まさか? |
シルクル |
ご期待どおり【ジャック・オ・ランタン】を使ってさしあげるわ。全員手札を1枚、左隣のプレイヤーに進呈しましょう! |
スター |
うそぉ? |
デモン |
なんですとぉ? |