ストン: |
……というわけで、これが加藤ヒロノリのデックじゃ。 |
ナチュ: |
すっごい。火のカードばっかりで、真っ赤です。アホみたいですね! |
ストン: |
何とも単純明快な、火の単色スペルデックじゃな。ヒロノリ殿らしいと言えば、らしいのう。実に単純。カード配分も、極めて基本に忠実じゃ。 |
ナチュ: |
どう基本なんですか? |
ストン: |
火のデックというのは、先攻をとれば強いが、それをどうにかする手段がないというのが特徴じゃ。このデックにも「先手を取る」手段はまったくない。コメントでも叫んでいるとおり、ナチュラル先手取れれば、まさしくラッキーじゃな。 |
ナチュ: |
それでは、比較的遅い土デックとかならいいですが、早い風のデックとかが相手だと、なすすべがないってことですか? やっぱりアホじゃないですか。 |
ストン: |
そこじゃよ。火には火にしかない手段として《ウォー・ドラム》という同時攻撃にする戦闘スペルがある。イニシアチブの早いカードは、防御力が弱い傾向にあるからのう。きっとヒロノリ殿は「勝てなくても、全滅させればいいや」と考えておるに違いない。 |
ナチュ: |
うわ、めっちゃ適当ですね。じゃあ対抗の多い、いわゆる「ヘビー戦闘スペルデック」相手にはボロボロじゃないんですか? |
ストン: |
そこで《炎の魔神スルト》と《バーン・アウト》の出番じゃな。スルトの特殊能力である「□魔剣レーヴァテイン」はすべてのユニットに「ユニットの数」と同じだけの火炎ダメージを対抗で発生させることができるのじゃ。これを使えば、対抗でまとめて相手を倒すことができる。 |
ナチュ: |
防御力の高いユニットにつらそうですけど? |
ストン: |
なので《バーン・アウト》じゃよ。これは【火炎】のダメージを1でも与えれば、そこで相手を破棄してしまうという戦闘スペルじゃからのう。敵の防御力なんかも無視できるわけじゃ。マニアックな利点として《サンド・カーテン》による「耐性」も却下できるのが強みじゃのう。 |
ナチュ: |
なるほど! バカだと思ってたんですけど、一応、考えてはいるんですね! |