ストン: |
まず……済まぬ!(土下座) |
ナチュ: |
どうしたんですかいきなり。 |
ストン: |
このデック、投稿して貰ったのは『暗黒卿の秘儀』が出る直前での。担当者の都合で、今まで掲載が遅れてしもうたのじゃ。 |
ナチュ: |
なん……だと……。土下座しろ担当者! |
ストン: |
まこと、相済まぬ。というわけで、閲覧者諸君はそれを踏まえて読んで欲しい。 |
ナチュ: |
ごめんなさいね、こーとさん。 |
ストン: |
さて、というわけで見ていこうかの。大型ユニットを集めた、大怪獣デックじゃな。 |
ナチュ: |
戦闘スペルもアイテムも0、っていうのがいっそ清々しいですね。でも……戦えるんですか? |
ストン: |
ふむ……まあ、正面切って戦うのは、難しいじゃろう。なんせ、先攻取られて《フレイム・ストライク》とか喰らったらそれで終わりじゃからのう。 |
ナチュ: |
[対抗]できないですからね。 |
ストン: |
しかし、じゃ。逆に考えるのじゃ。《フレイム・ストライク》はデックに最大でも3枚しか入っとらんと! |
ナチュ: |
なんですかその暴論(笑)。 |
ストン: |
いやいや、重要な考え方じゃぞ? 相手のデックに、こちらに対して有効なカードが、あと何枚あるか。プレイヤーが相手の捨て山を確認したりする光景は、よく見るじゃろ。 |
ナチュ: |
あー、確かに。博士とか、中盤以降はなんか[対抗]のたびに見てますもんね。ヒトのカード見てハァハァしてる変態かと思いました。 |
ストン: |
ンな訳あるか!(笑)……えー、まあそういうわけで、戦闘スペルや消耗品を使わせてデックを消耗させて、相手に有効なカードが尽きたところで押しつぶす、というのがこのデックの基本じゃの。 |
ナチュ: |
ふむふむ。どうしても勝てない敵は《魔神掌》で排除するわけですね。 |
ストン: |
英雄には通じないのが厳しいところじゃが、まあ英雄相手はとにかく攻めて、消耗を強いるのが一番じゃ。 |
ナチュ: |
大事なものはめげない心ですね(笑)。 |
ストン: |
相手より早く展開できれば、本陣を二ヶ所以上からリーチして、英雄もうかつに動けん状況を作るのも可能じゃろう。 |
ナチュ: |
なんか、戦闘しないデックですか実は? |
ストン: |
そうじゃのう。戦闘を避けるか、あるいは逆に何度も色んなところに攻め入って、相手を消耗させるか、じゃな。戦場全体を見回して、戦略的に戦うのが勝利のカギと言えるの。 |
ナチュ: |
へーー。なんか、モンコレのもうひとつの姿って感じですね。 |
ストン: |
うむ。少々上級者向けではあるが、対抗連鎖で押し切って本陣を落とす、というだけがモンコレではない、ということじゃ。実際、こういう戦い方で相手を翻弄するのも楽しいぞい。 |
ナチュ: |
さて、じゃこのデック自体は……? |
ストン: |
そうじゃの。こーと殿、必要なカードがよく分かっておられるの。パッと見て、明確にこうした方がいい、という方針はさほど無い。 |
ナチュ: |
もしもしー? 仕事してくださいよ(笑)。 |
ストン: |
モンコレ全般に言えることじゃが、ある程度以上の構築は使い手の戦い方や主義、趣味に因るからのー。例えば、挙げるのならば《ルビー・アップリン》とかの小型の火スペル使いを何枚か入れて、《ウォー・ドラム》だけ3枚入れる、というやり方もあるはずじゃ。 |
ナチュ: |
あぁ、そりゃ同時攻撃は嬉しいですよね。 |
ストン: |
じゃがまあ、そこも結局は好みに合わんのなら仕方あるまい。 |
ナチュ: |
むむむ……じゃあ、助言はなんにもないんですか? |
ストン: |
そうとも言えん。『暗黒卿の秘儀』で新しく追加された《サンダー・バード》や《ロック》などの、イニシアチブ修正が高いユニットを入れるのは有効じゃろう。 |
ナチュ: |
イニチアチブ高い方がいいんですか? |
ストン: |
うむ。基本的には先攻を取って攻撃、から入ったほうが、相手の消耗を誘えるからの。《ロック》は特殊能力も面白い。また、大怪獣というコンセプトからはややずれるが、4レベル中心の戦闘スペル、消耗品無しのデックも、今は組めるじゃろう。 |
ナチュ: |
4レベル……《ダンジョン・パイソン》とかですか。 |
ストン: |
さよう。タイプ:遺跡関連のユニットには、枠はなくとも優秀なカードがある。 |
ナチュ: |
あといじれるとすると……地形ですか。 |
ストン: |
うむ。地形は枚数の面で難しいところもあるが、《白夜の空》などもいいのではないかな。イニシアチブ修正が高いユニットで陣取りたいところじゃ。本陣前に置いて、そこを《ロック》が占拠しておる状況など、相当のプレッシャーじゃろうの。 |
ナチュ: |
《ロック》、長距離飛行しますもんねぇ……。 |
ストン: |
《驚天動地》もよいぞ。リミットを拡大して、大型ユニットで押しつぶすのは気持ちいいぞい。相手の意表を突くこともできる。 |
ナチュ: |
《原始のヘソ》に《大砂蟲》が二体並ぶのは、確かに凄そう。 |
ストン: |
さらに言うなら、地形が多めに入ったデックには《バイオ・レイヴン》を忘れてはなるまい。ヤツは相当に仕事してくれるぞい。 |
ナチュ: |
4レベルなら《花咲く旅路》とかもありますね。 |
ストン: |
うむ。……と、ずいぶん語ってしまったの。今回はここまでとしよう。 |
ナチュ: |
こーとさん、ありがとうございました! |
ストン: |
モンコレ界もこれから様々な動きがあるが、ゲームとしての面白さは、常に最優先で追求される。これからもユーザーの皆には、楽しく遊んで欲しいの。
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二人: |
では、またね〜〜〜〜! |