相手 |
「とりあえず、キリンさん呼びます」 |
ゾウさんはもっと好きですッ!?
《神獣キリン》!
戦闘スペルを発動させると自分自身を強化できるという一人上手なニクイ奴。
どうやら相手は火風のスペルデックの模様。
片山の初手、《スモーカー・ウータン》の2人組とぶつかり、いざ勝負! |
片山 |
「先手はこちらですね。うーん……とりあえず、攻撃!」 |
相手 |
「(手札を睨み)……あ、死んだ」 |
片山 |
「キリンさーーーん!?」 |
そんな一幕もあり。
対戦しているうちに、火風デック、という片山の予想は、軌道修正を余儀なくされていきます。
風と聖の戦闘スペルを使う《神刃鳥ベンヌ》をはじめとした、
火、風、聖という3色の戦闘スペルとその使い手たちを混合させたデックだった模様。
我らがバルバロッサもついに出座。ベンヌとぶつかりますが…… |
片山 |
「バルバロッサで進軍です。お供に《ホブゴブリン用心棒》」 |
相手 |
「こちらはベンヌ一人で充分!
イニシアチブは、こっちが先攻だ!」 |
片山 |
「先攻どうぞ」 |
相手 |
「ベンヌの特殊能力で、さっきの戦闘で使った《クロス・ブレード》を回収します。……[対抗]しますか?(ニヤリ)」 |
片山 |
「OH!」 |
なんということでしょう。
《神刃鳥ベンヌ》は風属性の戦闘スペルを捨て山から手札に回収できるのです。
チェインしてまとめて使用することで、ダメージを上昇させられる対抗不可の
戦闘スペル《クロス・ブレード》を撃ち込んで、我がバルバロッサを討つつもりですよ! |
片山 |
「ん? 《クロス・ブレード》は、ベンヌがどう頑張っても 7 点?」 |
相手 |
「そっすね。バルバロッサは普段は防御力が 8 ありますけど、今はお供のホブゴブリンがいるせいで、 6 に下がっちゃってますからねぇ」 |
片山 |
「……ほう。じゃあ[対抗]でホブゴブリン用心棒がベンヌに「×用心棒」を使用します」 |
相手 |
「ッッ!?」 |
本来は、死亡するハズの「火」や「土」のユニットをかばって、代わりに死んでくれる「×用心棒」。
しかし今回はベンヌに使用。
ベンヌは「風」のユニットなので、当然なんの効果もなし。
ただ破棄されていくホブゴブリン。 |
ホブゴブ |
「馬鹿なッ! 俺はあんたの右腕だったはずじゃ……!」 |
バルバロッサ |
「(自分の右腕をさすり)俺の右腕はここにある」 |
そんな北○の拳の1シーンが見えてきそうな一手で、バルバロッサ、防御力 8 に返り咲き。
ベンヌの《クロス・ブレード》戦術、功を奏さず。
相手のポカーンとした顔が、戦術を阻まれた失意のものなのか、あまりにアレな手を打つ片山に呆れたのか、それは定かではありませんでした。 |