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日々つれづれ 09年06月
テーマ 「 チェンジ 」

【06月30日 杉浦武夫】
「チェンジ」というお題をいただいたので、1984年ごろの話をいたします。
 別に、某小説を読んだからとか、そういう意図はまったくございません。
 本当にまったく、どーでもよいお話です。

 さて、1984年ごろの僕は、すでにオタクでした
 そもそもオタクって言葉をほとんど聞かなかった気もするんですが、そのようなものでした。
 当時の小学生男子といえば、放課後は外で駈けずり回っていた人がほとんどだと思いますし、僕も友達と遊ぶときは外で遊んでいました。
 ですが内心、「○○君の家で、ファミコンするかマンガ読みてー。もしくは、一人で家で遊びてー」などと考える、非常に不健康な心もちの児童だったのです。

 当時の僕の趣味は、ラクガキプラモデルでした。
 とはいえ小学生の小遣いでは、プラモデルもそうそう買えず、2〜3ヶ月に1個かうのがせいいっぱいな時期です。
『プラモ狂四郎』を立ち読みして、「なんでコイツは毎月のようにプラモ買って、あまつさえブッ壊すような遊びしとんねん、羨ましいっ!」と感じていました。
 というわけで『プラモ狂四郎』という言葉が出てくるくらいですから、プラモデルと言っても、持っていたのはロボット物ばっかりでした。
 ガンプラ(MSV)とか『銀河漂流バイファム』とかですね。

 では、その年に何が「チェンジ」したのでしょうか?

 例えば、僕の趣味がプラモからゲームに変わるとか?
 いえ、そんなコトはありません。
 僕がゲームというかTRPGにハマり始めたのは、立ち読み中に円英智さんのセリナに激萌えまくった勢いで『浪漫境伝説ロマンシア』のためだけに買った(あと、もしかしなくても福袋も見たかったような気もしますね)『コンプティーク』に載っていた某リプレイのおかげですので、もうちょっと先の話です。

 じゃあ例えば、いきなりファンタジーに目覚めたとか?
 確かに、その頃には『聖戦士ダンバイン』とか『機甲界ガリアン』とか放映してましたし、それどころか実家の棚には恐ろしいことに『1/1スケール チャム・ファウ』がこっそりしまわれていたりしている恐ろしい事実が存在しているのですが、まだ「ファンタジー」という認識はしてませんでした。
「ファンタジー」っぽいものを認識したのは、姉がレンタルビデオ屋から借りてきた『幻戦記レダ』だったかもしれませんが、『幻戦記レダ』は1985年の作品ですし、そもそも僕はファンタジーどうこう以前に朝霧陽子の「レダの剣+ビキニアーマー」に萌え萌えすぎて、毎日のように、いのまたむつみ先生の絵をマネしていた記憶がありますので、「ファンタジー」などどうでもよかったハズです。

 ……はい、「小学生でも完璧なオタクは存在しうる」ということがおわかりいただけましたでしょうか。
 結局、現在となってもオタクな点はサッパリ変わっておりません。
「アニメオタク」が「ゲーマー」に変わっただけですね。
 あと、「チャム・ファウ→朝霧陽子→セリナ」という流れでおわかりいただけかもですが、フトモモ大好きなのは小学校時代から変わってません。
 アニメキャラが認識できなくなったぶん(なにせ、テレビをつけたらゲームをやってるわけですから)、ゲーマー方向にストリートファイターの春麗とかが大好きになっただけの話なのです。

 で、結局のところ、何が「チェンジ」なのかと言いますと。
「チェンジ」と聞いて、僕の中で最初に思い浮かんだ単語が、『超力ロボ ガラット』だったのです。
『ガラット』は、ディフォルメされた可愛いデザインのロボットが、天地が逆転して格好良いデザインに変形するというものです。
 当時のロボットアニメとしては素晴しく脳の湧いた内容の、抱腹絶倒のギャグアニメ……だったと記憶しております。
 で、変形するときに「チェンジング・ガラット!」と主役が叫ぶので、それで「チェンジ=ガラット」と、どうしようもない僕に刻まれていたわけです。

【06月08日 大井雄紀】
 家族にエッセイを読まれていました。
 ……なんという孔明の罠。大井雄紀です。

 さて、今回のお題はチェンジだそうで。
 よし、無理やり書けるネタにもって行きましょう。
 チェンジ……入れ替え……交換……トレード。
 トレード! これだ!
 トレードといえば、『ポケットモンスター』
 というわけで、今回は『ポケットモンスター』、通称『ポケモン』にまつわる話でいきましょう!

 現在、僕の友人の周りで『ポケモン』が大流行しております。
「知らぬ人はいないのでは?」と思うぐらいメジャーな作品ですね。
 ようは、野生のモンスターを毒状態にしたり、麻痺状態にしたりして、限界まで痛めつけ、モンスターボールで無理やり捕まえる。そして、そのモンスターを小遣い稼ぎのため戦う道具にするゲームです。
 ……これは、あくまでも僕の個人的な意見です。
 僕の友人たち4人は、「最近遊ぶゲームねぇーなぁ」とこの『ポケモン』を買いあさってまいりました。
 彼らが購入したのは、『ファイアレッド』『リーフグリーン』初代『ポケモン』のリメイク版です。
 彼らは日夜自身のモンスターを鍛え、お互いで戦うことを楽しみにしておりました。
 深夜12時に男4人が部屋に集り、『ポケモン』に一喜一憂している姿は、いたたまれないものがあります
 時代の波に乗り遅れてしまった僕は、その男たちの背中をただ眺めていました。
 最初は微笑ましく思ったものです。
「トキワの森、ピカチュウでねぇー!」
 とか。
「ちょ、ヒトカゲでタケシに勝てと!?」
 とか、一度は『ポケモン』にハマったことがある僕にとっても、それは懐かしい光景だったのです。

 なお、トキワの森のピカチュウは大変出現頻度が低く、ヒトカゲはタケシというポケモントレーナー(ポケモン使い)の使うポケモンを苦手としています。

 ところが、それが何日も続くと、さすがに看過できない事態がやってきました。
 僕が、暇なのです! (ババーン)
 みんなは『ポケモン』を遊び、僕はのけ者扱いです。
 これは、非常に由々しき事態といえましょう。

僕「なぁー、麻雀やろうぜぇー?」
その他「あん? 『ポケモン』やってんだよ! 空気読め!?」


 べ、別に寂しくなんかないんだからね!?
 というわけで、僕はすごすごとひとりで遊べる『バイオハザード』をはじめます。
 映画にもなっている『バイオハザード』も有名ですね。簡単に解説しておくと、ゾンビに襲われるゲームです。

僕「おぉ! やっべー、ゾンビ超こえぇ!?(とチラ見)」
その他「……(ガン無視)」
僕「こ、ここの仕掛けって、どうやるのかなぁ?(とガン見)」
その他「うるせーよ(一刀両断)


 さ、寂しくなんか……うぅ(泣)。

 という感じで、暇な中学生を彷彿とさせる日々を過ごしております。
 ちくしょう! いつかみんなが羨ましがるような遊びをみつけて、ひとりできゃっきゃうふふふしてやるからな!?
 ……おぉ! この野望は立ち位置のトレード! つまりチェンジ
 というわけで、下克上を胸に秘めつつ、これからも遊んでいきたいと思います(笑)。

【06月05日 安田均】
 ほぼ半年ぶり。ということでお題はチェンジ。衣更えの時期だし、ちょうどいいかなとも思う。

 そろそろいろんなものが変わってきそうな気がする。

 まず、景気だろう。去年から「100年に1度」とかおおげさに騒がれていたリーマンショック後のバブル破裂が、そろそろ戻り始めているんじゃないだろうか。そりゃ、株価とかの落ち方は激しかったけど、これはこの20〜30年のアメリカ経済、ひいては世界経済を引っ張ってきたネオコン/レーガン-ブッシュ-クリントン(2期目)-ブッシュやグリーンスパンら「保守」潮流の、メッキが剥げ落ちただけにすぎない。
 だって、「IT」バブルが剥げ落ちてからやった、グリーンスパン(ブッシュ)らの別のバブルが「住宅」(サブプライム/グリーンスパンの見逃し)「戦争」(対テロと称したネオコンの石油戦略/ブッシュ)「新興国」(ゴールドマンサックスの提唱/OBのポールソン財務長官)だったわけ。これらが収束して、引き起こされたのが今回の「100年に1度」とか,グリーンスパンらが言い訳している擬似恐慌だ。
 このうち、「新興国」はBRICS(ブラジル、ロシア、チャイナ、インド)というわかりやすい形で紹介され、それはそれで新世紀の世界を引っ張る勢力として意味のあるものだったと思うが、結果として強烈に資源を消費して、資源バブルや地球温暖化問題まで引き起こしているのはいただけない。
 しかし、これらの収束、バブル崩壊は、ネット社会の特徴として、情報が世界を駆け巡る中であっというまに起こったものだけに、本来よりも早く大きく拡大してイメージされ、その分はやく駆け抜ける。その結果1930年代にもつながるような出来事に比較されるわけだが、ぼくは似た点はあっても、それこそヴァーチャルな今風の出来事にすぎないだろうと感じている。
 だから、回復も思ったより早いと思う。2009年1〜3月期が底だよ。これだけじゃぶじゃぶに金をつぎ込んだんだから、ここで戻って、その後、反動で少しは悪くなるだろうが、回復過程には入るはずだ。
 しかし、戻っても前と同じではない。アメリカの大統領は明らかにこれまでと異質のオバマに変わったわけだし、GMだって破産して国家管理企業に変わってしまった。まあ、日本で言えば旧国鉄だろう、アメリカは車の国だから。これまで世界一だとか言ってても、アメリカ人以外、世界でだれがGMの車になんか乗ってきたんだろう?
 そろそろ日本も独特な「保守」である世襲まみれの国から、変わるだろうし、変わるべきだと思ってるんだけどね。早く選挙やって(おっと、どちらも党首は世襲か。なら、変わらんな)。

 ゲーム小説は?
 これをいちばん期待してるんだけど。まだ、はっきりは見えない。SNEの新人河野裕の小説でも読んでやってください。あるいは、話題のカード・ボードゲーム「ドミニオン」を遊ぶとか。
 とりあえず、わたしは大好きな映画「ハゲタカ」に行ってきます。
「日本は地獄だな、生ぬるい地獄だ」なんて言われたくない。必要なのはチェンジ。9回裏チェンジ、のおしまいじゃないぜ。

【06月02日 田中公侍】

「いれかえ、そうがえ」

物を入れ替えたり、差し替えたりするのが苦手だ。
たとえば、本棚の本とか、CDとか。
一度並べ替えるとそこから出したがらず、一度出すと必ずその位置に戻そうとする。
そのため、本棚にしまう本などは「本棚にしまったから」という理由で、取り出したがらない。
そのため、2回以上読み返す本などは、本棚にしまえない。しまうと出したくなくなるからだ。
CDもしかり。コンポやらプレイヤーから出てこず、同じものを何度でも聞く。
新しいものを買ったときは、順序良く並んだ間に挟むのが苦手なため、まだ埋まってない棚などに置く。
そのため、本棚は左半分が整頓され、右半分は買った順に埋まっていってしまうのだ。
これが溜まってくると、どうにも我慢がならなくなって、すべてを本棚から抜き取り、順序良く並べ替えてからしまい直す。
1年に1回くらいか。
そうしないと、自分の所有物を覚えきれないのだ。
一度忘れたときは、シリーズの同じ新刊を3冊買ってしまったことがある。
悔しいので、そのまま並べている。
ゲームなどもそう。「装備変更」とか、「部隊編成」なんかだ。
新しい装備や仲間が増えると、それまでに装備していたものや、編成していた部隊をすべて解散し、いちから組みなおさないと気がすまない。
至福の時間。
某戦国武将の野望とか、某ロボットオールスターゲームとかは1日作業になる。
効率が悪い。
馬車からの入れ替えも常に「そうがえ」。

今並べ替えたいのは、HDDのファイル
ドライブごとにカテゴリ分けして、名前のつけ方を統一する。
……無理だな。ファイル数が尋常じゃない。
新しいPC買ったときにしよう。そうしよう。
はじめると止まらないだろうし。
あぁ、でも幸せかもしれない。
そんな仕事があったら、毎日でもやっちゃうなぁ。
まずはPCのチェンジからだね。
そうするとなると、PC置く部屋も替えて、ソファーも座椅子に替えて……。



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