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BOHNANZA(ボーナンザ) 3〜5人用 U.ROSENBERG(ローゼンベルク)作 AMIGO社
いろんな豆を育てて、それを売るために交渉するカードゲームだ。嫌味でない交渉がどんどん進んでいく、にぎやかなゲーム。これは斬新でおもしろい。ファンからは“ぜひゲーム大賞に!”の声が高いが、チープなカードゲームであるというハードルを果たしてクリアできるか?(名作『6ニムト』も、それで結局大賞を逸した) |
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COMEBACK(カムバック) 2〜4人用 R.STAUPE(シュタウペ)作 STAUPE SPIEL社
点数集めのカードゲーム。高い点と倍数のある点をどう“競り”で集めるか。小振りなゲームとして、よくできているが、計算の苦手な人は好みじゃないだろう。 |
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DIE SIEDLER VON CATAN DAS KARTENSPIEL(カタンの開拓:カードゲーム) 2人用 K.TEUBER(トイバー)作 KOSMOS社
名作『カタンの開拓』のカードゲーム。2人用カードゲームとしては、かなりよくできているが、『カタンの開拓』の好きな人は、もとの4人用をやっぱり遊ぶのじゃないだろうか。
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DIMENTICATO(ディメンティカト) 2〜4人用 F.HEIN(ハイン)作 DR.F.HEIN SPIEL社
止った場所にサイコロの目が書いてあり、その数だけ進める回りスゴロク。サイコロの目は毎ゲーム、ランダムに変わり、どう進めるか頭を使う。これで記憶ゲームの要素さえなければ、そこそこ楽しく遊べるんだけど……。
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EXPEDITION(イクスペデイション=遠征隊) 3〜5人用 W.KRAMER(クラマー)作 QUEEN SPIEL社
かつてWILDLIFE ADVENTUREとして出た、幻の名作のリメイク。考古学遠征隊が世界の遺跡をまわって調査するゲーム。矢印の置き方で、まわり方にはいろんな戦略が立てられ、おもしろさとしてはかなりのもの。だけど、リメイクである点が大賞には障害か。
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LOWENHERZ(レーベンヘルツ=ライオンハート) 2〜4人用 K.TEUBER(トイバー)作 GOLDSIEBER社
ボードのマス目を柵で仕切って、領土の大きさを競う。囲碁にも似て、仕切るのは相手を利することにも。それと、行動権を競りで入札する。これもおもしろい。そこそこルールがあるが、1〜2ゲームして理解すれば、陣取りゲームの楽しさを満喫できる。質量ともにゲーム大賞にふさわしいが、“また、トイバーか”の声も。
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MANITOU(マニトウ) 2〜4人用 G.BURKHARDT(ブルクハルト)作 GOLDSIEBER社
毀誉褒貶いちじるしい新鋭ブルクハルトのカードゲーム。テーマ(インディアンのバッファロー狩り)はおもしろいし、ゲームはそれなりに遊べるのだが、やはりルールがちょっと未整理(乱数の幅が大きかったり、余計なものが残っている)。クラマーやトイバー、クニーツアなど大先輩の後では、まだまだ修業が必要じゃ!
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MISSISSIPPI QUEEN(ミシシッピ・クィーン) 3〜5人用 W.HODEL(ホーデル)作 GOLDSIEBER社
河に見立てた蛇行するボードで、レースゲームをという発想は秀逸。蒸気船や乗客の駒も雰囲気を漂わせてグー。でも、短かすぎるんだよね。往復での競争なら、ゲームとしてちょうどよかったのに。ゲーム慣れしていない人には、最適の作品かもしれない。審査員のポリシーによっては、これが意外に受けるかも。
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SHOWMANAGER(ショーマネージャー) 2〜6人用 D.HENN(ヘン)作 QUEEN SPIEL社
いかにもファミリーゲームという王道を歩んでいる作品。テンポもよく、どれだけ最適の役者を雇って、ミュージカルを世界各地でうつかというゲーム。ぼくとしては、これがゲーム大賞の本命ではないかと思うんだけれど、ドイツのゲーマーたちは交渉要素が少ないとブーたれている。でもね、日本もそうだけど、ゲームで交渉が苦手な人も結構いるのだよ。その意味で、これはちょっと古いタイプのよくできたボードゲームだ。
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VISIONARY(ビジョナリー) 4〜8人用 R.DUBREN(デュブレン)作 SCHMIDT SPIEL社
これだけは、まだ未入手。なんでも目隠しして、いろいろ探るパーティゲームらしい。ドイツでの評価は“最初はおもしろいが、飽きる”ということのようだ。
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