北沢: |
タイトルにもなっているマグナですが、これはなんなのでしょう?
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安田: |
魂の結晶であり、精神の塊のようなものです。世界の誰もが持つ可能性はあるものの、ちゃんと力として持っているのは一部の人――たとえば英雄などのみです。 |
秋田: |
死んだ人の想いが結晶化したものです。魂の残りカス……というと言葉が悪いな(笑)。 |
北沢: |
漠然としたものではなく、物質として存在するんですか?
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秋田: |
はい、します。玉のようなものです。なので強い英雄ほど立派な玉があって、貧弱だと玉なしに…… |
安田: |
わははははは(爆笑)。それだと違うモノみたいやないか! |
秋田: |
いえあのその(汗)。
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北沢: |
(笑)。物語的には、そのマグナを使うとどうなるのでしょう?
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安田: |
RPG的に言うと、ずばりヒーローポイントなんですが(笑)。一時的に力が増したり、盾になってくれたり。「わしの力をおまえに貸そう」って感じです。
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北沢: |
使い捨てなんでしょうか? |
秋田: |
だいたいのマグナは小さいので、使い捨てです。大きいものはだんだん色褪せていって、最後にはやっぱり消えてしまいます。
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加藤: |
充填はできないの?
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秋田: |
できません。すり減る一方です。魂さんも大変です(笑)。 |
―― マ グ ナ 世 界 に つ い て
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北沢: |
では、そのマグナとそれにまつわる英雄たちの物語の舞台となる世界についてなんですが。
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安田: |
はい。このゲームやストーリーの舞台となるマグナ世界ですが、元々はあるひとつの世界があって、それが大異変で消え去った後という設定です。
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秋田: |
そうです。 |
安田: |
その消え去った世界の中でも特に強力だった存在が「消えるのはいやだ!」と強く念じたため、「英雄」として生き残ったわけですね。その他小さなマグナなども、そうして結晶化したりしたものです。消えたというある世界は秘密です(笑)。
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加藤: |
バレバレなような気もしますが(笑)。 |
秋田: |
(笑)。その世界がどうして消えてしまって、どうしてこんな世界になってしまったのか、マグナはどうして生まれたのか、そうした部分がストーリーのキモになってきます。
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北沢: |
じゃあ英雄たちは、そうした前世の記憶や力が転生したものなのですか?
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秋田: |
いえ、違います。マグナはあくまで自らを鍛えることで強力になっていくもので、英雄も突然生まれるわけではなく、鍛練に鍛練を積み重ねて英雄と呼ばれるようになったものなんです。
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安田: |
一時的にマグナを使って憑依させることはできるけどね。
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秋田: |
なので「俺のマグナ残すぞー」と思ったら、鍛練するしかないんです。のんべんだらりんと暮らしていたのでは、マグナは生まれません。 |
安田: |
そしてマグナにも色があるわけです。タイトルにもある「スペクトラ」というのは分光器のことで、マグナはいくつかに分れています。
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加藤: |
カードの裏を見れば全部で何色あるかはバレバレですが(笑)。 |
北沢: |
(笑)。それで、その色ごとにやはり特徴があると考えていいんでしょうか?
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安田: |
もちろんです。 |
北沢: |
カードにも、その色が影響しているのですか?
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加藤: |
はい。最初のセットでは、「赤」「青」「緑」のカードのみ登場します。「赤」が攻撃的、「青」が防御的、「緑」が平均的、などの特徴があります。 |
北沢: |
なるほどー。 |
加藤: |
追加セットで、徐々に色は増えていく予定です。そこも楽しみにしてもらいたいところですね。 |