『新ソード・ワールドRPGリプレイ集』シリーズ
監=清松みゆき
著=秋田みやび/グループSNE
富士見書房・富士見ドラゴンブック
巻数 タイトル
1 進め! 未来の大英雄
2 つかめ! 明日の大勝利
3 目指せ! 奇跡の大団円
4 狙え! 魅惑の大出世
5 決めろ! 最後の大逆転
6 賭けろ! 世紀の大勝負
7 走れ! 神秘の大森林
8 救え! かつての大親友
9 挑め! 捨て身の大決戦
10 名乗れ! 今こそ大英雄
若葉マークGMだった秋田みやびが送る渾身のリプレイ集。想像を絶する膂力と人並み以下の不器用さを持つ少女、人呼んで「ファリスの猛女」こと「イリーナ」、巧みな話術と倣岸な態度で修羅場をくぐる俺様魔術師「ヒースクリフ」、金勘定にうるさく、庶民的ながらも確実にパーティをマネジメントするハーフエルフの「マウナ」、そして全てがマイペースでパーティの和み所兼、トラブルメーカーの「ノリス」、これらのメンバーに頭を痛めつつ、大人なところを見せてパーティをまとめる若年寄り気味のドワーフ「ガルガド」、その全てはオーファンから始まった。
そして、5巻からはガルガドとノリスが入れ替わってドワーフなのにシーフ&バード、さらにヴェーナーの神官という別の意味で器用さを発揮するパーティのお財布さん「バス」、さらにエルフフェチで長く尖った耳をこよなく愛し、その生涯を捧げる勢いの少年傭兵「エキュー」が登場。彼らこそが噂に名高いへっぽこ冒険者こと「へっぽこーず」!! 秋田GMと共に七転八倒の苦難を乗り越えて逞しく、へっぽこに成長する彼らの物語りもまもなくフィナーレ!! 果たしてへっぽこたちを待ち受ける運命とは? |
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山田: |
では、次は『新ソード・ワールドリプレイ集』に関して、お伺いしたいと思います。秋田さん……とうとう10巻となりましたね! 秋田さんのリプレイ楽しく読ましてもらっております。いよいよ完結という事で、ご苦労様です。 |
秋田: |
はい〜ありがとうございます……なんで……10巻にもなっちゃんたんだろう……(遠い眼)。 |
清松: |
イリーナ【補足2へ】が死ぬからでしょ(笑)。 |
秋田: |
がく。 |
藤澤: |
10巻おめでとうございます〜。 |
一同: |
おめでとうございます〜(拍手)。 |
秋田: |
あ、どうも(おずおずと会釈する)。 |
山田: |
『名乗れ! 今こそ大英雄』〜「へっぽこーず」感動の最終巻! ということで、9巻の最後は……なにやら凄い展開でラストを迎えていましたが……10巻目の方は熱い展開が期待できますね。 |
秋田: |
のっけからヒースクリフ【補足2へ】は投獄されました(笑)。 |
一同: |
(笑)。 |
清松: |
まあ仕方ないか〜。【こぼれ話2−1へ】 |
山田: |
今回のリプレイ最終巻には超ゴージャスなゲストキャラが登場しているという事ですが。 |
秋田: |
はい。やっぱり英雄の国という事もあってゴージャスなゲスト二人に登場してもらいました。 |
清松: |
そのゲストたちもとんでもない状態になってますけどね(笑)。 |
秋田: |
あの二人ってなにか凄い異名で呼ばれてましたよねぇ、えーと確か……。 |
山田: |
おぉっと!! 秋田さん。ここはネタばれ回避のための自主規制ということで……では話は移って、今回のリプレイでは面白い手法でプレイヤーがゲームに参加しているという事なんですが、お話を伺ってよろしいですか? |
秋田: |
最終回という事なんで、ほとんどのキャラクターが総出演しています。 |
清松: |
大人数になったよね、11人だっけ? |
秋田: |
人数が多くなったのと、敵が強大である事を考えてパーティを2手に分けるシーンがあるんですが……。 |
山田: |
ここでNPCをプレイヤーたちがプレイするという面白い手法を用いられたという事ですね。 |
秋田: |
結構みんな楽しそうに使ってましたよ(笑)。 |
清松: |
でも公式のNPCの性格がスゴい事になってる。 |
秋田: |
ゲストNPCのほうもプレイヤーたちが演じるという形になりましたけど、おかげでゲスト達の意外な素顔が(汗)。 |
清松: |
まあ、明らかに中に入ったプレイヤーの影響なんですけどね。 |
山田: |
誰がどんなキャラクターをやっているのか想像すると楽しいですね。 |
秋田: |
特にゲストなんかあからさまに変わってますもんね〜。 |
清松: |
どのキャラクターが誰だとかは読むだけでわかるのもありますよ。特徴がそのまま出てます。 |
山田: |
分岐したパーティの片方なんですが、とんでもないパーティ編成ですね(笑)。 |
秋田: |
まさかあんなに偏ったパーティ編成になるとは思わなかったんですよ〜。 |
清松: |
あれってプレイヤーたちが勝手に決めたんでしょ? |
秋田: |
はい! 本当にスパーッと両極端なパーティ編成になっちゃいました。 |
山田: |
最終巻は見所がいっぱいということですね(笑)。長かった「へっぽこーず」達の冒険もとうとう完結ですね。ご苦労様でした。最終巻を執筆されて何か一言あればどうぞ!! |
秋田: |
やっぱり感慨深いですねぇ……。ようやく終わったという感じで……今はとにかくゆっくりしたいですねぇ。 |
山田: |
本当にお疲れ様でした。今後のご予定などはどうでしょうか? |
秋田: |
えーと(汗)とにかく……しばらくは何も考えたくないです……(真っ白な灰になって)。次の予定では、次は長編小説を書こうと考えています。 |
清松: |
いっぱい書きなさい(笑)。 |
秋田: |
はい〜(笑)。あ、でも。落ち着いてくると、あんな事やりたいなーとか、こんな事もやりたいなーとか色々考えが出てきますね〜。あとは「へっぽこーず」の番外編なんかもやってみたいな〜と思っています。【こぼれ話2−2へ】 |
山田: |
長編小説に番外編ですか、とても楽しみですね。秋田さんの次回作も是非とも期待してください!! |