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TOP > ユーザーコンテンツ > 著者インタビュー > 夏だ! ソード・ワールドRPG特集(2005年6月)
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夏だ! ソード・ワールドRPG特集
●『ソード・ワールド短編集』〜短編集の最新刊「へっぽこ冒険者と緑の蔭」
〜筆者の方々に今回のお話を色々インタビュー〜
『ソード・ワールド短編集「へっぽこ冒険者と緑の蔭」』

監=安田 均
著=川人忠明/秋田みやび/篠谷志乃/藤澤さなえ
富士見書房 富士見ファンタジア文庫

 新ソード・ワールドRPGリプレイ集で大人気の「ソード・ワールド」短編集の最新作です。今回は各地方で起こった素敵な冒険の物語を4作収録した魅力いっぱいの作品になっています。「ソード・ワールド」の幻想的かつ、魅力的な世界で織り成す物語を是非ともご堪能くださいませ!!
山田: さて、次は新刊の『ソード・ワールド短編集』のお話に移らせていただいて……今回執筆なさっているのは川人忠明さん、秋田みやびさん、篠谷志乃さん、藤澤さなえさんの4人という事で、この方々をメインにお話を聞いていきたいと思います。皆さん、よろしければ今回のお話の舞台と、主人公たちについて、ちょっとだけ教えてください。
清松: じゃあ川人くんから。
川人: 僕のからですか? 舞台はファンドリアになります。「ロス・ペラス沈黙の紳士」と呼ばれる貿易商ギルドの重要施設の保安主任が主人公です。
山田: 保安主任ですか……どのような経歴の人物ですか?
川人: 元冒険者で、引退して今の立場になったという設定です。
山田: おお、老練な元冒険者が権謀術数渦巻く世界で大活躍って感じですね! 秋田さんはどのようなお話を?
秋田: 私のほうは主人公は「ノリス」です。【補足4へ】
ラムリアースが舞台のお話で、一人前になるために「へっぽこーず」のパーティを離れて……というものです。
山田: 篠谷さんと藤澤さんは?
篠谷志乃(以後:篠谷): 私の方はうだつの上がらない25歳のシーフ(男)が主人公です。舞台はオーファン国内の山岳部になります。
川人: 藤澤さんは「ぺら(ぺらぺらーずの事)」だよね?
藤澤: あ、はい、「ぺら」のお話です。主人公は「ベルカナ」さんです。反抗期に入ったベルカナのお話を書きました。
川人: えーと、短編集での舞台はどういう順番に並んでるんですかね?
清松: 南からロマールファンドリアオーファンラムリアースの順番だね。
川人: 私のほうはファンドリア特有の様々な組織が対立し、陰謀渦巻くファンドリアの雰囲気を魅力的に表現する事、この辺りに注意して執筆にあたりました。
藤澤: 私の方は……読んでて面白いものにしようと、ただそれだけを……。
山田: 秋田さんと篠谷さんはいかがでしょうか?
秋田: 私は「へぽ(へっぽこーず)」でさわやかなお話を心がけて書きました。主人公が主人公なので、なるべく暗く、重くならないようにしたのですが……。お話単体としても面白く、さらに「リプレイの裏でこんな事が起こっていました〜」とリプレイ読者さん達にはもっと楽しめるようにと心がけました。
篠谷: 私が心がけたのは「冒険の1ページ」です。自分達の行動がおもわぬ結果を招く事があるんだ。という事を根底に書いてみました。
山田: ッ……なるほど……(←なにか思うところがあるらしい)
藤澤: 川人さんのはブラックなお話なんですよね?
清松: もう、ブラック川人(笑)。
川人: ファンドリアの話を書くとするんだったら多少……ブラックな話でもいいかなあと思って書きましから。
清松: せっかくファンドリアを舞台に話を書くんだしね。組織同士の対立やファンドリア特有のものを題材に書いてもらえてありがたいよ。【こぼれ話4へ】
山田: 「オススメ」シーンなど、今回の短編集で「ここを見て欲しい」という部分がありましたら教えてください。
川人: 私の方は様々な組織に係わるキャラクター達の、それとない言葉の隅々にある駆け引きが隠されていますので、読者の皆さんにはその部分を読み取って「にやり」としてもらいたいですね(笑)。
山田: 秋田さんはどうですか?
秋田: 皆さんがブラックなお話と聞いたんで私はさわやかなお話にしましたよ〜。
清松: してくれって頼みましたから(笑)。
秋田: 私の方はズバリ! ガルガドさんの気苦労とノリスの女装の役立たなさっぷりです……(ボソ)。
一同: (爆笑)。
清松: 篠谷と藤澤はどうなの?
篠谷: オススメですか? うーん……オススメ部分は「25歳のシーフが5才年下のソーサラーに翻弄される姿」「気弱なドワーフ」です。誰だって苦手なものはあります……という部分をぜひ読んでみてください。
藤澤: 私の方のオススメシーンと言いますか、とにかく主人公のベルカナを全編通して楽しんでいただきたいです。私は「ナマイキ!」と思って書いてたんですケド、周囲からは「可愛い」という感想をいただいてちょっとおどろいたり(笑)。【こぼれ話5へ】
山田: 気弱なドワーフと可愛いベルカナさんのお話ですか! いいですねぇ。では、最後に新刊を待っていらっしゃる読者の皆さんになにか一言よろしくお願いします!
清松: じゃあ順番通りにいってみようか(笑)。
藤澤: 頑張って書きました。よろしくお願いします(ふかぶか頭を下げて)。
川人: ファンドリアという今までのソード・ワールドの世界イメージとは少し違う雰囲気を持つ作品になっていますので、そこを注目して読んでいただきたいです。
篠谷: 主人公のパーティたちは概ねのんきで陽気なパーティです。可愛がってやってください。どうぞよろしくお願いします(続けて頭を下げて)。
秋田: 私も頑張って書きましたので、どうぞよろしくお願いします〜!
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