ルー |
え、なになに? |
GM |
「ふむ、近頃の若いうさぎもなかなかやるな……」と呟きつつ、1匹のうさぎが君たちの前に姿を現した。ちなみに、銀色に近い灰色の毛並みで、片耳だ。 |
リーフ |
おお、この方は……! |
ルー |
ゆうしゃさまだ! |
GM |
「なんだ、お前たち。俺のことを知っているようだな? まあ、お前たちも戦った直後でハラが減ってるだろう。草を食べながら、ゆっくり話をしようじゃないか」 |
タイガー |
そう言っていただけると、ありがたいっす。 |
GM |
「しかし、こんなところまでうさぎがやってくるとは珍しいな」 |
リーフ |
ええ、じつは……。 |
ローズ |
来たくなかったんです……。 |
リーフ |
ちがう! じつはかくかくしかじかで……。 |
GM |
うん、まったく存在感がなかったけど、一応同行してきたピョン太くんも勇者に事情を説明してくれる。勇者は「なるほどな」とうなずいてるよ。 |
ローズ |
イタチをやっつけて、遠い兄弟たちを助けてあげてほしいの。 |
GM |
「しかし、俺ももうずいぶん身体が弱ってきていて、遠い兄弟たちを助ける手伝いはとてもできそうにない」 |
ハービィ |
でも、勇者さま。あなたとその仲間たちが手に入れたという、不思議な力って、一体どんなものだったんですか? |
GM |
「うむ、それはだな……。人間の作った、薬を手に入れたのだ」 |
ハービィ |
薬? (おめめきらり) |
GM |
「そう。その薬の作用によって、俺ことシルバーファーと、仲間であるレッドローズ、そして初代タイガーリリイは凄じい能力を手に入れたのだ……」 |
ルー |
どきどき。 |
遠い目で語り始める、伝説の勇者・シルバーファー。その、おそるべき武勇譚が今こそ明されるのか!?
力の秘密とは、何ぞや!
そして、それを手に入れる方法は!?
5匹の若き勇者たちは、遠い兄弟たちの苦難を救うことが出来るのか!
そして何よりも恐ろしいことに……年寄りの昔話は長くなるぞ! 勇者たち!
さまざまな危機を乗り越え、若者たちは成長する……。
次回、刮目して待て! |