ルー |
あれ? なんで人間とルーたちの行き先が同じなんだろ?(笑) |
リーフ |
不思議ですねえ。でもとりあえずはイタチですよ、イタチ。 |
タイガー |
そうとも! |
GM |
君たちはカースが鉄の鳥の横に開いた穴に飛びこもうとしているところで、ようやく追い付くことができた。 |
タイガー |
階段を上がりきった勢いを利用して《飛翔蹴り》! |
リーフ |
私の予想では、そんなことしたら、まず間違いなく人間の騒ぎの渦中に飛びこんでしまいますが。 |
タイガー |
そんなことは気にしない。うりゃ! |
GM |
(ころころ)げふ、やっぱり蹴り飛ばされて飛行機……というか鉄の鳥の中に転がりこんじゃった(笑) |
タイガー |
覚悟しやがれ、カース! |
GM |
と、息巻いたところで、君の頭上でぱんぱんと弾けるような音が降りそそいでくる。うさぎの大嫌いな、鉛を撃ち出す人間の黒い筒の音だ。恐怖判定よろしく。 |
タイガー |
(ころころ)恐くないわい! カースを殴りつける。 |
GM |
げふ。「は、何でこんなところにうさぎが!」君たちを踏み損ねて、人間が転んだりしてるが? |
タイガー |
おや? まあ、そんなこと気にせずにカースをしばく(笑)。 |
リーフ |
他のことを気にする頭などありませんからね。 |
GM |
君たちの周りでは人間が大騒ぎしている。火薬の匂いや轟音が立ちこめているけど……気にしないのね。カースはよろよろと人間の足の影に隠れようとするけど……。 |
タイガー |
もう一回飛翔蹴り! |
GM |
(ころころ)あ、また跳ね飛ばされた。スローモーションでゆっくりと後方にもんどりうって(ころころ)……にやり。 |
リーフ |
な、なんですか? 今の判定とにやりは! |
ルー |
なんか嫌な笑い方だったよぅ。 |
GM |
……ふふふ、跳ね飛んだカース様は目や鼻を隠した人間の足もとの、変な機械の上に落ちた。もろに。 |
ルー |
へんな機械?(ちょっと興味でた) |
リーフ |
なんですか? それは。 |
GM |
それを見た人間たちが、急に慌ただしくなる。争ってたように見えたのに、武器も何もかもほおりだして先を争うように鉄の鳥から出ていく。 |
ルー |
もしかして、なんかヤバイの押したの? 例えば、ぽちっと突きだしたドクロマークのボタンとか……(ひきつり笑い)。 |
リーフ |
なんか背筋が寒くなってきたんですけど……。 |
GM |
知力で判定してみて。成功したらすごい量の火薬の匂いがするのがわかる。エンジニアのルーにはさらに、それがカース様のおっこちた機械らしきものの方からするのがわかるね。それがどうやら、どえらくヤバイものだってことも……。 |
ルー |
(即座に)逃げるううぅぅぅぅっ! みんな、危ないよぉ! 早く鉄の鳥から避難してえぇぇぇ!(パニック) |
タイガー |
何だ? ルー。まだカースとの決着が……。 |
ルー |
もういいの! 逃げるの! 恐いことが起きるの! |
リーフ |
おや、それはすごい。それはぜひこの目で見なくては……(笑)。 |
ルー |
そんなことしてたら、語るための命がなくなっちゃうからね! |
リーフ |
それは困りますね。まあ、なにやらルーがパニックを起こしているようですし、なだめるためにも言うことを聞きましょう。 |
タイガー |
せっかく人間もいなくなって、これからだという時に……(ぶちぶち)。 |
ルー |
ぶつぶつゆってないで逃げるのおぉぉぉ!
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その頃のハービィ |
なんだか、鉄の鳥の方角がうるさいねー(のんき)。 |
その頃のローズ |
うん、兄貴たちどうしてるかなー。すっかりはぐれちゃったね。 |
その頃のハービィ |
お腹すいたね、ご飯でも食べようか。 |
その頃のローズ |
そうだね、みんなそのうちに帰ってくるだろうし。
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GM |
では、ルーの必死の形相による説得によって、君たちは無事に鉄の鳥から出てくることができた。(ころころ)カース様が出てくる様子はない。 |
ルー |
逃げるのー、ずっと遠くに逃げるのー。(2匹をずりずり引きずっている) |
タイガー |
なんだ、いつになく強引な奴だなー。 |
リーフ |
ははは、短気は損気ですよー(笑)。
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GM |
ほどなく、草原に張り巡らされた鉄のイバラのかげで、君たちの帰りを待っていたハービィとブルーローズに合流できる。 |
ローズ |
おかえりなさーい。無事だった? |
ハービィ |
よかったよかった、カースは? やっつけたの? |
リーフ |
もちろん、私の見事な《指揮》によってやっつけましたとも。 |
GM |
などと君たちが和んだ会話をしているところに……ドカーンというすさまじい轟音と共に、熱風が君たちに吹きつけてきた。 |