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TOP > ユーザーコンテンツ > ＴＲＰＧリプレイ > ＧＵＲＰＳ　バニーズ＆バロウズ > ＬＥＶＥＬ．たくさん ←前のページ ＧＵＲＰＳ　バニーズ＆バロウズ　目次 →次のページ ＬＥＶＥＬ．たくさん　勇者様をめざせ！ ４．うさぎたちは立ち上がる 　タイガー 　……というわけで、イタチどもがこんな寝言をほざいてやがりましたぜ、王様。 　ＧＭ 　「むう」王様もちょっと弱り顔だ。 　リーフ 　つまり、毎晩２匹づつ食べさせてくれれば、無理矢理この巣穴まではこないよーん。ということですね。 　ＧＭ 　「うーん。わしら一杯いるから、２匹づつだったら……」 　ハービィ 　でも、いつか絶対にこの巣穴からうさぎが消えちゃうよ。いつかわかんないけど、確実に。 　タイガー 　王様がまず一発目にゲストにいくっていうんなら、オレ達も文句ないけど、どうせ最後のほうっしょ。 　ＧＭ 　「うう、みんなでがんばって子作りに励めば……」 　リーフ 　何をいってるんですか、毎晩２匹ですよ！　３日でたくさんなんです！　たくさん引くたくさんはゼロじゃないですか！（笑） 　タイガー 　そのとおり！ 　ＧＭ 　「おお！　なんだかいきなりすごく大変なことなんだと理解したぞ！（笑）　そうか、たくさん引くたくさんは確かにゼロ！」 　ハービィ 　……まちがってない。まちがってないけど、なんとなく騙されてる気がする……。 　ルー 　そういえば、黒イタチは人間がうさぎを嫌ってるっていう与太も飛ばしてたけど。 　タイガー 　それはおそらくフカシだな。人間とは食生活が違うし、迷惑をかけた覚えは……ないよな？　王様。 　ＧＭ 　「うむ、ない（きっぱり）」 　ローズ 　ところで、王様。このお酒とか、どこで手に入れてきたの？ 　ＧＭ 　「ああ、人間の建物の中に置いてあった。捨ててあったんだな、多分」 　ルー 　この巣穴の巣材は？　色とりどりの紙とか、布とかでできてるみたいだけど。ふかふかして気持ちいいね。 　ＧＭ 　「それも人間の建物の中に捨ててあったんだ。人間はじつにもったいないことをする」 　リーフ 　なるほど。迷惑はかけてませんね（笑）。ええもう全然。 　 　ＧＭ 　「しかし、今カースの提案を跳ねつけても、この先も彼らに出会って操られてしまえば、我々は自ら食事になりにいってしまうし……」 　ルー 　ルーたちが持ってきたこの薬を飲めば、全然平気だよ。多分。 　ハービィ 　ローズ 　……そうかなあ。 　リーフ 　平気ですとも！　王様、やはり戦うしかありません！　そうでないと……お話が面白くないじゃないですか！ 　タイガー 　拳握っての力説の内容はともかく、意見は間違ってない。 　リーフ 　彼らは薬を使えるわけではなく、機械のことがわかるわけではありません！　やっちゃいましょう！ 　ルー 　ルーも、がんばって戦ったほうがいいと思う。脅えて暮らすのはだめだよ。やっぱり。 　ＧＭ 　王様と王妃様は君たちの意見をじっと聞いている。 　ハービィ 　戦うとしたら、この勇者の薬があって、イタチたちが余裕見せて油断している今のうちだと思う。 　ＧＭ 　「うう、む。そうだろうか。なんだかそう詰め寄られると、そうかもっていう気になってきた」 　 　タイガー 　よし、では王様たちがその気になってきた今のうちに作戦をたてるぞ。オレ様がイタチと戦う！　イタチを倒す！　以上！　ふふ……完璧だな。 　リーフ 　（無視して）どうしましょう、明晩この巣穴に来るといってましたから、待ちうけましょうか？ 　ルー 　そうだね、待ち構えてたほうが罠は張りやすいし。 　ハービィ 　薬草も使えるし。超能力も効果的に使えるよ、ねえ？ 　ローズ 　くすんくすん（臆病なので戦うのが恐いらしい）。 　ＧＭ 　王様はまだちょっと疑わしげだ。「我々はうさぎなのだぞ、単なる草食獣だぞ。本気でイタチと戦えるなんて思ってるのかね？」 　タイガー 　草食……ああ、昔はそうだったかな（遠い目）。 　リーフ 　大丈夫です。幾多の冒険をくぐりぬけてきた私は悟りました。単なるうさぎであれ、その気になれば、犬や人間の子供、鷹なども十分に倒せるのですよ。 　ハービィ 　それ、例が極端なんじゃない？ ←前のページ ＧＵＲＰＳ　バニーズ＆バロウズ　目次 →次のページ