三月某日。
SNEでは毎月に恒例の月例会というものがあります。
そこではいろんな進行を確認したり、アイデアを出し合ったり、イベントに誰がいくかを相談したりする場っだったりします。
そしてゲームマーケット大阪というイベントが今月の10日にありまして、それのレポートを誰が書くのか――というお話になっていました。
普通に考えると、そのイベントにもっとも関係のある人間の中の誰かが書くことになるはずなんですが、なんとなしにボスの「加藤もゲームマーケットに来るなら、書いてくれへん?」という言葉が飛び出しました。
ちなみにこういうお言葉に対する加藤の回避スキルは高い方です。なのでその日も「いえ、僕は子供とお昼からいくつもりなんで、もしも書くとしても子供日記みたいになってしまいますよ?」とうまい回避特技を披露したつもりが……「お、それおもろそうやん! じゃあお願い!」と決定。
あれ?
横にいた笠井姉さんと柘植姉さんやの「アホやなー、加藤さん。そんなん言うたら決定するに決まってるやん」という言葉が印象的でした。
というわけで!
子連れの父親がお昼からお気軽に行った――ゲームマーケットレポートになります。
ですので「字の書いてあるゲーム」にはほとんど触れません。そういう意味でもすごく偏っていると思いますが、そこはご容赦いただけるとうれしいです。
加藤、奥さん、ムスメウス(4年生)、ムスコウス(1年生)の4人で出発!
地下鉄を乗り継いで、やってきましたゲームマーケット大阪!
去年と同じなのに、一瞬、道がわからなくなりそうでしたが――それっぽい人たちの流れを逆流していけばたどり着くことができました! ありがとう!
会場に到着して、まず驚き。
人、多すぎ! そして熱気すごすぎ!
後で聞いた話によると、朝はもっとすごかったらしいです。
去年は朝に並んでいる人が300人くらいだったのに対して、今年は500人くらい並んでいたとのことですので、その来客増員のすごさがうかがえますね。
SNEブースにいって挨拶だけこなしたあとは、家族とともにぐるっと会場を回ってみることに。
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SNEブース。
笑顔のオッサンがいますがSNEのスタッフではありません。 |
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グループSNEブース 簡単レポート→ |
基本は「子供もできそうなゲームを体験プレイしたい!」を目標に動いていたんですが……子供でもできそう=簡単でシンプルで文字が少ない=誰もがさくっと遊んでみたい、の方程式が成立するのは当たり前のことで、どの卓も混み混みでした。
加えて、我が家系は「待つのが嫌い」というせっかちさんばかりなので、1周目はほとんどゲームできず。
それでもいくつかは遊べました!
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▼「もぐもぐハント」 |
3人までプレイ可能なあみだくじクリエイトゲーム。
プレイヤーは「モグ雄」となって、愛しの「モグ子」にごはんをプレゼントするためにミミズをゲットしにいくというゲーム。
基本があみだくじになっていて、そのあみだくじに当たる部分のパネルを順番に配置していく感じでした。
ウチのガキーズでも一発で理解していたので、すごく簡単でシンプル。
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シンプルで遊びやすい!
モグ子のためにがんばろう! |
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【ファウナ ジュニア】 |
ゆうもあさんのスペースで、動物のデータを予想するゲーム。
質問の内容はシンプルな4つ。生息地、なにをたべるか、重さ、たまごを産むかを自分の知識と相談しつつ当てていく。
オトナにはあまりにも簡単なゲームでしたが、聞けばそもそもはオトナ用のものがあって(世界分布を当てたりしっぽの長さを当てたりするらしい)、ここで遊ばせていただいたのは子供用にアレンジされたものということでした。なるほど、納得!
イラストが綺麗で(なんと会場には本作品のイラストレイターさんも来ていて、サイン会が催されていたようです!)知育っぽい感じがグッドでした。
1周目が終わった頃、ムスメウスがなにやらすごく疲れている様子。
聞けば人酔いしたらしく……本当ならここで帰るでもいいんですが、レポートを書く以上、もう少しはまわらねば。
そこで奥さんとムスメウスは休憩。加藤とムスコウスがそのまま続投することに。
みんなで遊べなくなったのは残念ですが、言い換えれば動きが軽くなったぶん(2人なら体験に参加しやすいですしね)、いろいろできそうです。
続いて2周目に挑戦。
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【SQUINT】 |
一言で言うと、なんか線とかの幾何学模様みたいなのが描かれたカードをくっつけてお題を表現するゲーム。
1周目の頃からムスコウスが反応していたんですが、なかなかテーブルに空きがないようで、待っていても入れませんでした。じーっと見ていることしばらく、ゲーム中だというのに、ちょこっとだけ混ぜてもらえました。
カードをランダムに引き、そこに書いているお題を確認。砂時計が終わる前にそのカタチを複数枚のカードを組みあわせて表現。それがなにかを当てたプレイヤーと当ててもらえた表現者にポイントが入ります。
基本は簡単そうだ! ……なんですが、子供がやるにはお題が難しいのが当たってしまいました。
1つめは「レッカー車」。とりあえずムスコウスには「車を運ぶ車」と耳打ち。一生懸命、車を作りますが2つめの車を作る時間が無くて終了。皆さんには「車?」と当ててはいただけたものの、それでは足りず。
2つめは「花輪」。ぐぬぬ、これも結構難しい。ムスコウスには「お花で造った首飾り」と耳打ちするも、1つの花を表現するのに時間がかかりすぎて終了。同じく「花?」と当ててはいただけたものの、それでは足りず。
まあ、楽しそうだったのでよかったです。やっぱり「文字が書いていないゲーム」は誰でも楽しめていいですね!
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教えていただいた方々がみんな親切でした!
ありがとうです! |
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【HAULA】 |
ブロック感覚と言いますか、おもちゃの延長と言いますか。子供が好きそうなテイストで楽しいゲームでした。
4人プレイ専用(?)らしく、一人足りなかったのでたまたま通りがかった笠井姉さんを即時召喚! おつきあいありがとうござます。
最初、プレイヤーごとに同じスポンジパーツを手渡され、時計回りに1つずつスポンジを台に設置。そしてその配置したスポンジの穴の1つに自分のマーカーになるスポンジをねじ込みます。
これをプレイヤー単位で一周して、ターンごとに「もっとも自分マーカースポンジが高い位置に来ていたプレイヤーがそのターンの勝利」となるゲームです。4ターン繰り返して、最終的に一番高いプレイヤーが勝ち!
面白かったのは、どんなにねじくれて設置しようが、他人を妨害するように設置しようがかまわないというところ。あんまり頭使っても、物理的に作用するゲームなので報われきらないところが子供向きでいいなあと思いました。
最終的にはムスコウスを押さえて、加藤の勝利! いえーい!
いや、ほら手加減とかできるゲームじゃな(略)
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獅子は我が子を千尋の谷に落とすという。 |
途中、なんか自分用に1つくらい買って帰りたいなぁと思っていたので、好みのフレーズだった「天空都市ヴィラコチャ」をゲット! 戦うカタンというフレーズと、ヘックスに駒を置く(だけど細かすぎない)感じ、それにダイスの雰囲気などにふらふらと。
また今度、家で遊んでみます。
ムスメウスの例もあるので、そろそろ疲れが出てきたんじゃないかとムスコウスに訪ねてみたところ、まだまだ遊びたい! とのことなので続投。
面白いのは「1つ終わったら、次のゲームもやりたい」とはしゃいでいたところ。自分の場合は「1つ覚えたら、せっかくそれを覚えたんだし、次はもっとそれをうまく遊びたい」と思うんですが、ルールを(もちろん簡単なものしかやっていませんが)即座に理解してすぐにプレイできるムスコウスは将来有望(笑)かもしれませんね!
続いては3周目以降。遊んだ順番は適当です。
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▼「さるやま」 |
おそろいの水色のシャツをきた、かわいい女の子スタッフ2人とプレイ。
もともとは別のゲームらしいんですが、日本語版でさるやまになったっぽいです。
手札にサルのカードを配布。5色のサルを順番に1枚ずつ場に配置していき、できるだけたくさん配置したプレイヤーの勝利というゲーム。ただし、横には気にせず(もっとも下段が8枚まで)配置できますが、上段に配置するには「下段のサルとサルの間」に配置しなければならず、このとき下段のどちらかの色のサルしか配置できない――というルールがあります。
つまりは、そのうち絶滅する色があるので、うまくやれよってことですね!
シンプルで楽しいゲーム! 女の子と遊ぶと楽しさ倍増ですね!
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▼「テレストレーション」 |
描いて伝える伝言ゲーム。
お絵かき好きなこの年頃にはたまらないゲームです。加藤もずいぶん昔にSNEでやったことがあります。参加していなくても、見ているだけで楽しいのがこのゲームの良いところ。
最大8人までプレイ可能。
各自にプラカードを綴った本と水性ペンを1本。そしてお題となるカードを配られて、1ページ目にそのお題と自分の名前を記入。続いて、砂時計の時間が許す限り、そのお題を2ページ目に描写。
終わったら本を左隣のプレイヤーに渡し、次はさっき隣のプレイヤーが描いた2ページ目の絵だけを見て、それがなんなのかを文字で3ページ目に書きます。
それを何度か繰り返していって、最終的に自分の手元に「自分が最初に描いた本」がまわってくるまでやります。
そして最後は「どういう経緯でどう伝わったのか」を確認。この確認作業がたまらなく楽しいゲームなのです。
加藤も参加したかったんですが、ムスコウスは漢字がまだ読めないであろうし、言葉の意味もわからないかもしれないので、軍師として参加。
1回目は「影絵」でした。
ぐぬぬ、これは絵が難しそう。ムスコウスになんのことか伝えると、指でつくった蝶々や狐を表現。それを黒く塗りつぶします。あとは、うまく伝わるように願うだけ。
明らかに「それ湿布やろ!」の絵を「ロボット」と解釈するあたり、このゲームは子供が混ざった方がおもろいなと思ったり。
次々とまわってくる字と絵を自分なりの表現でやっていく姿に、なんだか参観日の気分になりました。
最後の確認。「日焼け」が「旅行」に変わっていった人もいれば、「モザイク」が「クロスワードパズル」に変わっていく人もいた中、ムスコウスの「影絵」は最終的にも「影絵」のまま! つまりうまく伝わったのです(一番最初に絵がかなり重要)! やたー!
調子にのって2回目も参加。
次のお題は「孤独」とか。えー、めちゃ難しいやん。
ムスコウスには孤独ではわからないので「ひとりぼっちでさびしい感じ」と伝えて、いざチャレンジ。がんばって「しょぼくれた人間」と「夜の街」を描くムスコウス。後で聞いた話だと「よるってさびしいやん」とのこと。なるほど!
最後の確認では「孤独」→「夜」→「月夜」となっていき、伝えることはできませんでした。まあ、がんばったな!
2回目では「クレープ」が「セミ」になった方がいたのがのが印象的でした。セミて。
ねだられたのがうれしくて、買ってしまうダメ親。ムスコウスの「パパもゲーム買ったのにずるい」が決定打でした。うん、そりゃそうだな!
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その場の楽しさ、プライスレス。
ムスコウスの笑顔、4500円。 |
ほか、ゆうもあさんスペースでいろんなゲームをプレイさせていただきました。
「物理的に氷(紙)に穴を開けて銀玉に見立てた魚を磁石の竿で釣るゲーム」とか「ダイスでランダムに選ばれたパーツの組み合わせをすばやく重ねてゲットしていくゲーム(肉体力が重要)」とか「水槽にはみださずに魚を落としていく対戦ゲーム」とか。
「カードに描かれた果物の合計が5になったらベルをならすゲーム」では、北沢家のムスコウスとの一騎打ちがあったりして(年齢は違うんですが、なんか親としては燃える)、楽しいひととき。
どれも子供さんがいっぱい遊んでいて、ボードゲームってすばらしいなと思いました。
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ゲーム終了後に、穴をあけまくって
釣る作業にいそしむムスコウス。 |
帰路、ムスコウスに「面白かった?」と尋ねると、超絶笑顔で「うん! また行こうや!」との返事にうっとり。この笑顔を見れただけでも(ついでに自分用、ムスコウス用のゲームもゲットしたし)、楽しいイベントでした。
ですので、もしもこのレポートを読んでくださった子持ちの方がいらっしゃいましたら、次の機会(今度は東京で4月下旬にあります!)にでもGOですよ!
お金は(入場料パンフレットとして1000円)あんまりかからずに子供とのふれあいを楽しめること請け合い!
でもできれば最後に1つくらいはなにか買って(奥さんへのお土産ってことで!)帰っていくと、出品者の方々も幸せになれますので、そこも含めてよろしくお願いしますぜー!
今日の教訓:ボードゲーム好きにはいいひとしかいない!
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グループSNEブース 簡単レポート→ |