ゲームマーケット2014秋 レポート 後編 |
執筆:石野力 /2014年11月 |
◆今回の任務 |
ここからはグループSNEがボードゲームメーカーとして活動し始めて9ヶ月ほど経ってからの所属となる石野力が会場の様子をお伝えいたします。
今回のゲームマーケットでは、私はSNE/cosaicブースで『ゴーストハンター13 ディアブロ・ドゥ・ラプラス』と、『ポイズン』のインストラクションを担当しておりましたが、その合間をぬって、会場内をチェック、色々なボードゲームを購入という重要任務も受けていたのです。
というわけで、会場を見て回った所感を簡単にお伝えしますので、みなさま、どうぞお楽しみください。
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◆会場内の雰囲気 |
今回の来場者総数は、主催者発表によるとおよそ7200人とのことです。前回の春は来場者数が6500人でしたので、やはり回を重ねるごとに順調に増えているのですね。
開場直後はあちらこちらに列ができ、広い会場にも関わらず行きかうのも大変な込み具合です。また、会場外には当日の入場チケットを求める方々の大行列ができておりました。
午後を少し回ったころには少し落ち着いて、それぞれのブースをゆっくりと見て回れる人口密度となっていましたが、それでも多くのブースでは常に人が絶えることもなく、閉会までずっと活気があふれる空気が満ちていました。
そんな会場内で際立っていたのは、体験卓の盛況さです。
体験卓があるブースでは試遊が頻繁に行われており、卓の周りには観戦する人も多数。
すぐに次の回、次の回とゲームが遊ばれており、お客さまも出展者の方も熱意にあふれていました。
また、新しいゲーム、オリジナルのゲームだけでなく、伝統ゲームブースやこどもゲームコーナーも人が途切れません。
普段は触れることのないゲームなども実際に遊んでみて、どういうゲームなのかを知ることができる体験ブースは購入の参考になりますし、新しい発見もありますし、何よりゲーム欲を発散させてくれますので、ついつい足を止めてしまいますね。
私も伝統ゲームブースの連珠(五目並べから派生したゲーム)コーナーで白板に張り出された詰め問題を前にあーでもない、こーでもないと頭をひねっておりました。
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◆色々なゲーム |
会場内の様々なゲームを見たり買ったり眺めたりして感じたことをいくつか簡単にレポートします。
ちなみに、お店での流通が少なさそうなものや尖ったものが大好きな私は主に一般ブースを回っておりました。
・軽量級が多い
プレイ時間が30分程度の小ぶりなカードものが多かったように思います。
カードものとは言ってもジャンルは様々。中でも人狼系をはじめとする正体隠匿系や推理系などの勢いがあったように感じます。
短時間でサクッと遊べるゲームは、誰もが楽しめるし親しみやすいのが魅力ですね。
全体的には軽量級が多いという印象を受けましたが、もちろん100分クラスや60分クラスのゲームもしっかり頒布されており、重量級ゲーム好きの私としては嬉しく感じました。
・コンポーネントが凝っている
出展されている作品は、内容物にこだわりが感じられるものが多く見受けられました。
作りが良い、印刷が良い、というだけではなく様々な点にも配慮されていて、たとえばマット加工されたカードや、プラスチック製のチップ、滑りにくいボード等々、こういったゲームのプレイ性を高めてくれるこだわりは遊ぶ身からするとありがたい限りです。
と、印象に残ったことを書いてみましたが、気になっていたゲームはお昼頃には完売しているものが多く、買えずにがっかりすることも……。
やっぱりみなさん気になりますよねえ、話題作や新作の数々。予約しておけばよかった……。
まあ、とりあえずは再販や委託をまったり待ったり、持っている人に遊ばせてもらったりしましょうか。
と考えながらSNE/cosaicブースに戻ると『ポイズン』も売り切れ!
なんと、お願いしてあったあたくしの取り置き分まで! 売ったのは誰ですか!?
※伊勢:♪〜 <(゚ε゚)>
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◆さいごに |
みなさまは、無事にお目当てのゲームを買えましたでしょうか。満足のいくまで遊び倒せましたでしょうか。
回を重ねるごとにその規模が大きくなっているゲームマーケット。これからもどこまで大きくなるのか楽しみです。
まだ来たことのないアナタ! 1度遊びに来てみませんか? 1人でも、友達と一緒でも様々な楽しみかたを発見できることと思います。
それではみなさま、次回はぜひ、大阪でお会いしましょう!
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