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熊本イベント
『蔦屋書店三年坂TRPGクラブ月例会』レポート |
執筆:河端ジュン一 |
■おしゃれな会場 |
「蔦屋書店三年坂TRPGクラブ」さまにお声がけいただいて、熊本の蔦屋書店三年坂さまの月例会におじゃましてまいりました。12/9(土)〜12/10(日)の一泊二日。河野と私は初熊本で、わくわくどきどきです。
蔦屋書店三年坂さんは、大型ビルの複数階にわたってフロアをおもちです。さらにそのフロア内に、テナントとして飲食店さん、化粧品屋さん、ウェディング屋さんなどがお店をかまえていらっしゃいます。
会場は、そんな書店内の地下に設けられたイベント用スペース……ということで、着いてまずびっくりしたのが、おしゃれさ!
落ち着いたBGM(かつゲームをするうえでの声量には不自由が一切なし)。おだやかな照明。充分な余裕のある空間。ひらけているので、書店内を移動するお客さんがチラッと覗くことが可能(この日だとそのまま参加も)。チラ見から新規さんへ繋がってゆく、というすばらしい会場でした。 |
■1日め――12/9(土) |
「蔦屋書店三年坂TRPGクラブ」さんは、定期的にゲームの交流会を開催してらっしゃいます。今回はそのゲーム会に参加し、一緒に楽しませていただきました。
25名の定員満席。年齢層は幅広く、20代前半の初心者さんから、アナログゲーム歴30年の方まで。男女比率も均等くらいでした。
GMさんが『ソード・ワールド2.0スタートセット』『クトゥルフ神話TRPG』をつかった、TRPG初心者の方歓迎のセッションをやっておられる横で、私たちはボードカードゲームのインストをしたり、インストもせずに単にユーザーさんの説明してくださるゲームの卓に入ったりしていました。
初心者にもおすすめ『テストプレインなんてしてないよ』
世界で100万個以上売れている、ボードゲーム版脱出ゲーム『EXIT 脱出:ザ・ゲーム』の体験版
デック構築型のあたらしい形『モンコレデックビルディング:エレメンタルストーム』(12月発売予定ですがモック版をひと足先にご説明)
ほかにも『ポイズン』『ブラックストーリーズ』『サクラダリセットカードゲーム』といった弊社関連商品(ありがとうございます!)だけでなく、『DIXIT』『マジックメイズ』『横暴編集長』『ギロチン』といったさまざまなゲームを扱ってらっしゃいました。
19時からは、サイン会とトークショー(本来、翌日10日だけの予定でしたがこの日しか来られないお客さんもいらっしゃるということでちょこっとだけ)。
河野と私の著作にサインをさせていただいたほか、グループSNE関連の今後の刊行物についてお話をさせていただきました。『禁書封印譚ブラインド・ミトスRPG』『GMマガジンvol.2』『タルギ拡張版』『高慢パティシエ』『モンコレデックビルディング:エレメンタルストーム』などなど……。
楽しいときはすぐすぎるもので、盛況のうちにおひらきに。 |
■幕間(夜の熊本もいいよ!) |
河端は初熊本だったのですが、街も素敵だなぁと心から惹かれました。
おじゃました駕町通り商店街あたりは、夜も活気づいています。
蔦屋書店三年坂さんは深夜1時まで営業されていましたし、あたりをぶらついてみると深夜2時までやっているドーナツ屋さんなどもみつけて、昼とは違ったよい雰囲気でありつつ、人通りは(土曜夜とはいえ)昼と変わらないくらいのにぎわい。
巨大なアーケードの商店街、ライトアップされた熊本城(今は改修工事中ですがそれもまた味)、路面電車。
今度は観光で来たいなあ。 |
■2日め――12/10(日) |
この日はゆったり、サイン会とトークショーがメインです。
開始の直前にふたりで話したけっか、スタッフさんの快諾もいただいたうえでワークショップ型(円形に椅子を並べたかたち)でお話しようということになりました。
そのほうが距離を近く感じられるかな、という思いつきです(スタッフさんもご協力いただきありがとうございました!)。
共著『ウォーター&ビスケットのテーマ』についてのお話はもちろん、「どんなところから物語を作り始める?」とか「なぜあのキャラクターが生まれたの?」とかのご質問にも答えつつ。
河野は新作のゲラを持参していて、それをつかってのリアルなエピソードなどを話しました。 |
■まとめ |
アナログゲームについては「交流ツール」といった視点からも広がりを見せている今、さまざまな形の遊び場ができていくことはとても素敵だなと思いました。
ゲームはみんなで遊ぶもので、楽しい空間はみんなで作るものです。今後とも、ユーザーの方々といっしょに楽しさを広めていけたら幸せです。
サイン会&トークショーについては、もう単純に読者さんへの感謝しかなくて、つねづね感想や質問をいっぱいうかがいたいのですが「こういう場だとどうしても距離間があきがちだなー」「もっとアットホームな感じが好きだなー」と思っていたので、個人的には心地よかったです(もちろん、会場と人数との最適なバランスはありますが)。
お客さんにも楽しんでいただけていたらよいのですが。
というわけで、熊本イベントレポートでした。 |
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