→2024年の作品 |
2024年5月 | |
11日 | ミステリーパーティー・イン・ザ・ボックス シリーズ 因習村の 極光 作=りにょり、黒田尚吾/グループSNE 発行・発売=cosaic/グループSNE 定価:3,960円(3,600円+税) JANコード:4580552551275 北欧にある自然豊かな湖とその畔(ほとり)にある村に取材に来たドキュメンタリー映画のクルー達。 独自の文化を形成するその村は、映画の題材としてはうってつけであったが、その地で過ごすうち、異変に気づき始める。 村中で放し飼いになっている山羊達、行方不明となったクルー、村の不可解な掟、ヤギのマスクをかぶった女。そして、村で信仰される異形の神…… 満月とオーロラが光る夜を経て、目覚めた者たちが見たものとは!? 因習村で起こる凄惨な事件と、村の謎を解き明かす本格ミステリー。あなた達は無事、この村から生きて帰ることが出来るのだろうか? 様々なギミックが満載の本作はマルチエンディングを採用。一度きりのミステリー体験を、ぜひお楽しみください。(黒田尚吾) |
17日 | ソード・ワールド2.5リプレイバルバロス 異端者たちの蛮歌 監修=北沢慶 作=ベーテ・有理・黒崎/グループSNE 発行・発売=KADOKAWA 定価:990円(900円+税) ISBN:9784040754536 諸君、時代は蛮族だ! 蛮族の時代の幕開けだ!! Welcome to this barbaric time!! と、いうわけで、ソード・ワールド2.5でもついにウィークリング以外の蛮族PCが遊べるようになるぞ! 本書は、その先駆けとして蛮族の魅力を先行で紹介するリプレイだ。1冊完結だが、自分の考えた蛮族の魅力をぎゅぎゅっと詰め込みに詰め込んだ1冊になっている。 本書で大暴れしてくれるイカれたPCたちは―― ディアボロのバトルダンサー、“赤光”のロミルダ! アルボルのプリースト、オクトモア! ダークトロールのタンクファイター、シリアス! そしてコボルド探偵のドワン! ……探偵? HAHAHA! 詳しくは読んで確認してくれ! 蛮族が支配する島で、この四人が時に虐げられ、時に酔っ払い、そして大暴れを繰り広げる。 蛮族たちが奏でる『異端者たちの蛮歌』、ぜひ見届けて欲しい!(ベーテ・有理・黒崎) |
31日 | Murder Mystery Mini Series 黒白海路 作=川人忠明/グループSNE 発行・発売=グループSNE/cosaic 定価:2,420円(2,200円+税) JANコード:4580552551282 舞台は、四葉財閥が巨費をかけて建造した豪華客船〈ムーンダスト〉。 処女航海に出航した〈ムーンダスト〉では大勢の著名人を招き、船尾のテラスレストランで豪奢なパーティが開かれた。 事件はその航海の翌朝に起こる。 船内で目覚めた男女6人の乗客は、ある変化と異常にすぐさま気がついた。 数百名にもわたるゲストと船員が、この6名を残し全員姿を消していた。そして、テラスレストランのシャンデリアには男の死体が吊るされていたのだ。 状況から考えて、謎の男は何者かに殺害されたことは明白だった。 ――消えた乗客たちはどこへ行ったのだろうか? ――吊られた男を殺した犯人は、この中にいるのだろうか? 残された乗客である、四葉財閥の次期当主・四葉由紀とその使用人・蘇芳翔を中心に、乗客たちはこの窮地を乗り切るために話し合いを始めるのだった。 『カナリアは歌わない』『週末の殺人鬼』を手がけた川人忠明の最新作。 本作『黒白海路』も、シリーズ最長のプレイ時間150分のボリュームにふさわしい2人用ならではの趣向が凝らされた作品となっています。(西岡拓哉) |
31日 | アナゲ超特急サザンクロス 作=磨伸映一郎 発行=グループSNE 発売=新紀元社 予価:1,320円(1,200円+税) ISBN:9784775321584 GMウォーロックの大人気連載マンガ、待望のコミック第2弾がついに登場します! その名も『アナゲ超特急 サザンクロス』! 命名の由来はカバー下おまけマンガにおまかせするとして、内容をご紹介しましょう。 ご存じのように、多彩なジャンルのボードゲーム、カードゲームを、笑える切り口で紹介するギャグとゲーム知識のコミックです。 まずはGMウォーロック2号から7号までと9号から12号までの掲載ぶんを加筆修正して収録。さらに今回は描き下ろしが2本! 『ゲスクラブ』と『そういうお前はどうなんだ?』を取り上げます。 グループSNE友野詳による関連ゲームコラムも健在。 読んで楽しく、そしてとってもゲームが遊びたくなる2冊めです。 1話1話が独立しているのでどれから読んでも(どちらの本から読んでも)楽しめますが、もしもまだ無印『アナゲ超特急』を手に取っていないという方がおられたら、ぜひあわせてどうぞ。『サザンクロス』発売にあわせて増刷予定なので、見つかりやすいはず! (友野詳) |
31日 | 電子書籍版:アナゲ超特急 作=磨伸映一郎 発行=グループSNE 発売=FrogGames 予価:1,320円(1,200円+税) 『氷室の天地』などで知られる漫画家、磨伸映一郎が、名作傑作から珍作怪作まで、アナログゲームをおもしろおかしく紹介するコミック「アナゲ超特急」が電子書籍化! (内容についてはこちら) (電子書籍化のニュースについてはこちら) |
2024年6月 | |
14日 | ![]() 作=ライナー・クニツィア 訳=グループSNE(柘植めぐみ) 発行・発売=グループSNE 定価:3,520円(3,200円+税) JANコード:4580552551305 巨匠ライナー・クニツィアの隠れた名作が登場! これはちょっと変わった“経済ゲーム”――しかも舞台はローマ帝国時代の西域! パルミラは古代の重要な交易拠点の1つです。にぎやかなこの都市には、世界中から隊商が訪れては交易をおこないます。プレイヤーはパルミラに暮らす商人となり、ライバルたちをけん制しながら、自分だけ裕福になることを目指しましょう。 内容物で目を引くのは何といっても“壺コマ”! 3色あって、赤はワイン、緑は香辛料、黄は黄金や宝石を表しています。ゲームボードに描かれた交易路にこれらのコマが並ぶさまは、なんとも言えない味わいが……。しかも交易路はただのコマ置き場ではなく、「その商品の価格」も表しています。たとえば――商品を買うとき/売るときは「パルミラに最も近いスペース」を確認します(パルミラに近いほど安い!)。商品がどんどん買われて希少になれば、パルミラから遠ざかる――すなわち高くなる、逆に商品がどんどん売られればパルミラに近づいて安くなる、というわけ。 そうやって現在の価格を見ながら商品の売り買いをするゲームですが、さらにカードの効果が絡んできます。各商品の価値を上げ下げしたり、税金を徴収するカード、報酬を高めてくれるカードなどがあります。他のプレイヤーの所持品をよく見て、使うカードを選びましょう。 3ラウンド(3年)が終わればゲームは終了。最も所持金の多い=得点の高いプレイヤーがゲームに勝利します。 のちにリメイクされたアメリカ版(タイトルは『Buy Low Sell High/安く買って高く売れ』)ではカードの構成が変わっており、そちらの遊び方もバリエーションとして追加していますよ。お楽しみに!(柘植めぐみ) |
20日 | ![]() 監修=北沢慶 作=田中公侍/グループSNE 発行・発売=KADOKAWA 定価:3,300円(3,000円+税) ISBN:9784040755069 『SW2.5』に待望の「蛮族」サプリメントが登場! これまで敵として登場していた強力な「ディアボロ」「ドレイク」「バジリスク」などが、プレイ可能なキャラクターとして収録されたサプリメントだ。 これら「蛮族PC」は全10種掲載され、どれも個性的な能力を持っているぞ。 さらに新技能「フィジカルマスター」を収録。これはなんと、大型の蛮族が複数の部位を同時に扱うための技能だ。魔人形態に変化して本気を出したディアボロ、はじめから上半身とサソリのハサミ、尻尾を扱うシザースコーピオンなどが有効に扱えるものだ。 これらの蛮族は、種族ごとにより詳細な解説を収録。それぞれの種族がどのような歴史や文化を持っているのか、コミュニティはどう形成しているのかが、詳細に解説されているぞ。 さらに蛮族のキャラクター同士で徒党を組み、すぐに遊べるシナリオを掲載。サンプルキャラクターのデータですぐ遊べるので、蛮族ライフの体験にはもってこいだ。 これまでの『SW2.5』とは少し毛色の変わった、刺激的な冒険を楽しんでみよう!(田中公侍) |
28日 | ![]() 作=スティーブ・ジャクソン 訳=安田均 発行=グループSNE 発売=FrogGames 予価:2,750円(2,500円+税) ゲームブックの「ファイティング・ファンタジー(FF)」シリーズ、テーブルトークRPGの「アドバンスト・ファイティング・ファンタジー(AFF)」の舞台として、数多の人々を惹きつけてきた〈悪魔の3人〉の対立を描いた物語『トロール牙峠戦争』が電子書籍化! (内容についてはこちら) (電子書籍化のニュースについてはこちら) |
2024年7月 | |
16日 | ![]() 作=グレアム・ウォームズリー、スコット・ドーウォード 訳=森瀬繚/トレイル・オブ・クトゥルー翻訳チーム 発行=グループSNE 発売=新紀元社 予価:3,520円(3,200円+税) ISBN: 好評をいただいている『暗黒神話TRPGトレイル・オブ・クトゥルー』に新たなシナリオ集が登場する。 原題は『The Final Revelation』。イギリスを舞台とし、純粋主義(ラヴクラフトの原典の雰囲気を重視するプレイスタイル)で遊ぶシナリオが収録されている。それぞれ、独立してのプレイが可能だ。 各シナリオを簡単に紹介しよう。 「死にゆくセント・マーガレット The Dying of St. Margaret's」 セントマーガレット島にある寄宿学校を訪れた探索者たちたちは、島全体が沈滞し、陰鬱な気配に取り憑かれていることに気づく。暗雲の根源とは……? 「天空の観察者 The Watchers in the Sky」 探索者たちは、それぞれの「安定の源(安定度を回復してくれる人間関係など)」に、ささやかな異常を見つけ、異常は拡大してゆく。真相を求める探索者たちは、湖水地方の小村ライダルへと向かう。 「血の舞踏 The Dance in the Blood」 湖水地方のブラックストーン・ホテルに居合わせた探索者たち。初対面のはずが、そこにあった写真に、幼い頃の自分たちを発見する。謎を解くために向かった近くの村で、恐るべき秘密と出会うのだった。 「危険な小箱 The Rending Box」 友人の依頼で、ロンドンの骨董店にある品物を回収しに行った探索者たち。以来、不可解な現象が起こり始め、届け先の友人は無惨な姿となって、この世ならぬ邪悪の存在を口にする……。 これら4本は、グレアム・ウォームズリーの手になるもの。独立したシナリオとしてプレイが可能だ。作成済みキャラクターも用意されている。 そして、この4本を、ひとつづきのキャンペーン・シナリオとして遊ぶための枠組みとなる追加シナリオ、表題作である「最後の黙示 The Final Revelation」(こちらはスコット・ドーウォードの作)も収録されている。 ロンドンのとあるオカルト古書店で、物語は幕を開ける。ここには毎週金曜日の夜、人類を脅かす危険を調べるために集う探索者たちの姿があった。しかし、会合を重ねるにつれて探索者たちの正気は損なわれていき、ありえないはずの変容が周囲を侵していくのだ。 ラヴクラフトの原典の雰囲気に浸れる、シビアなシナリオを、是非楽しんでいただきたい。(友野詳) |
17日 | ![]() 作=北沢慶 発行・発売=KADOKAWA 定価:3,080円(2,800円+税) ISBN:9784040755366 ついに蛮族シリーズ第3弾の登場です! 今回は、蛮族キャラクターのためのシナリオ集! 「蛮族のための蛮族領の冒険」「人族領での蛮族の冒険」「人族と蛮族が協力する冒険」の3本に加え、『ラクシアライフ』で好評を博したランダムにシナリオを楽しめる「簡易シナリオルール」蛮族版も掲載。様々なシチュエーションを、幅広いレベルで楽しむことができます。 蛮族社会でも人族社会でも生きていける、「ドレイク(ブロークン)」「ラミア」「ラルヴァ」の3種族が『ソード・ワールド2.0』から復活参戦! プレイの幅がさらに広がります。 蛮族領域と人族領域の狭間である、ゴーント地方サブラス海峡周辺のワールドガイドも充実。リプレイ『異端者たちの蛮歌』、サプリメント『バルバロスレイジ』と合わせて、思う存分バルバロスプレイを楽しんでください!(北沢慶) |
30日 | ![]() 作=安田均/グループSNE 発行=グループSNE 発売=新紀元社 定価:2,200円(2.000円+税) ISBN: |
31日 | ![]() 死神たちの鎮魂歌 作=円居挽 システム原案=河端ジュン一 ディベロップ=友野詳/グループSNE 発行・発売=グループSNE 定価:2,420円(2,200円+税) JANコード:4580552551312 人気の「卓上探偵団」シリーズに、ふたたび本格ミステリー作家が参戦! 〈キングレオ〉シリーズなどの円居挽さんが謎とプロットを考案してくれました。 舞台は現代の日本。 周囲で起こった悲しい死のたびに成功を手にしたため、死神体質と呼ばれるIT業界の巨星、赤原慎吾。 彼は「死神体質は実在する」という証明のために、それぞれの業界で「死神」と呼ばれる5人を屋敷に招きます。探偵、ギャンブラー、コンサルタント、傭兵、そして謎めいた少女。 検証がはじまる当日の朝、赤原は、遺体で発見されます。……しかも密室状況で! 第一発見者となったのは「万一のことが起こった場合に」と後事を託されていた卓上探偵団……あなたたちでした! 完全協力型のミステリーゲーム! プレイヤーは一致団結して探偵となり、カードをめくり、証拠を集め、証言を吟味し、現場マップなどのコンポーネントを検討していつ、どこで、だれが、どうして、どのように、という5つの謎を解きます。時には追加の設問が登場することも? いくつ正解を出したか、何枚のカードを開かずにすませられたか、が評価の基準。 さて皆さんは、見事名探偵の称号を得られるでしょうか? 謎を読み解くうちに出来上がる物語を楽しんでください。(友野詳) |
下旬 | ![]() 作=マイク・セリンカー(+ジェームズ・アーネスト、リチャード・ガーフィールド、スティーブ・ジャクソン他世界的ゲームデザイナーの面々) 訳=安田均/グループSNE 発行=グループSNE 発売=FrogGames 予価:3,300円(3,000円+税) ゲーム作りのいろはを教えてくれるエッセイ集、『コボルドのボードゲームデザイン』が電子書籍化! 「コンセプト」から始まり、「デザイン」「ディベロップメント」「プレゼンテーション」の4段階について、世界的に有名なゲームデザイナーやディベロッパー、販売者たちが自分たちの経験談を語ってくれます。 (内容についてはこちら) (電子書籍化のニュースについてはこちら) |
下旬 | ![]() 原案=我孫子武丸 ゲームデザイン=柘植めぐみ/グループSNE 発行・発売=グループSNE 定価:2,420円(2,200円+税) JANコード: 数字と色のカードを手に、冒険者となって世界を探索しよう……? “トリテ”とは“トリックテイキング”の略。親プレイヤーから順番に手札を1枚出し、最初に出されたカードと同じスート(色)の中で最も数字の高いカードを出したプレイヤーが「そのトリックに勝利」します。 どのくらいトリックを取れそうか予想したり、ここぞというときに「切り札」を使ったりと、楽しさや悩ましさが詰まった“トリテ”。今、世界中でこのシステムを取り入れたゲームがいろいろと出ていますが……ベテランミステリー作家の我孫子武丸さんから「遊んでほしいゲームがあります」と自作ゲームを持ち込まれたとき、まさかそれがトリックテイキングゲームだとは思いもしませんでした(てっきりミステリーゲームだと!)。 しかも舞台はファンタジー! プレイヤーはパーティを組み、立ちはだかる難題をトリックテイキングを行うことでクリアしていきます。数字を集めてモンスターを倒したり、秘宝(切り札)をぶつけて災害を退けたり……可能性は無限大。 キーとなる要素は「協力ゲームであること」「カードの色が裏面からわかること」「ディスコミュニケーション(手札の内容を話してはならない)」「唯一のコミュニケーションはカードのドラフト!」などなど。 仲間とあうんの呼吸でミッションを次々クリアし、シナリオ達成を目指しましょう!(柘植めぐみ) |
2024年8月 | |
![]() 監修=安田均 著者=清松みゆき/グループSNE 発行・発売=グループSNE 定価: JANコード: 箱を開けてそのまま遊べる(筆記具やキャラクター用紙を別に用意しなくていい)をコンセプトに遊ぶ、「ボックスセットのソード・ワールド2.5」のシリーズ新作です。 キャラクターをカードの組み合わせて表して、直観的に遊ぶことができるのが特色です。 今回は、ドーデン地方随一の大都市キングスフォールが舞台です。先に発売の『ソード・ワールド2.5サプリメント ドーデン博物誌』や『同 鉄道の都キングスフォール』でおなじみの、鉄道とお祭りと料理の街です。 お祭りの中でも最大の大鉄堂祭――街を挙げて一週間以上祝われる――に向けて、それを盛り上げるべく企画されたのが、「大鉄堂祭のスペシャルメニュー」。一風変わったスペシャル料理のフルコースです。 PCたちは、これを完成させるべく冒険を繰り広げます。なぜ冒険? それこそが。このメニューが「スペシャル」である証です。 暴れる大猪を狩り、人や動物を捕食する危険な植物からつるや花を剥ぎ取り、廃墟に擬装して待ち受ける大鮟鱇から肝を取ってきましょう。 他では食べられない、とびきりの食事があなたを待っています。(清松みゆき) |
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