■一日目 |
初日3日は、翌日の決勝進出12枠を争う本選。
スイスドロー6回戦という長丁場の戦いに、全国各地から148名のモンコレファイターの皆さんが参加してくださいました。
ちなみにゲストとして当日会場入りした加藤ヒロノリと杉浦武夫は、会場到着が6回戦開始の寸前という有様……遅くなって申し訳ありませんでした!
遅れた理由は、「(1) 飲食店で昼食を取ろうとしたら、客が多すぎかつ店員が少なくて注文なかなか来ない」⇒「(2) なかなかランチが出てこないので、しょうがないから店変えようと思ったら注文した品がちょっと出る」⇒「以下、(2)
の繰り返し」というゴールデンウィークのトラップに引っかかっていた次第でございます。
ギリギリで加藤の「最終戦、デックオン!」の試合開始合図を終えてから、対戦の様子をざっと見せていただき、続いて皆さんのデックリストを見せていただきました。
今大会の代表的なデックは、次の6種。
● 「邪眼剣のシャチ」デック
● 「コアトル重戦闘スペル」デック
● 「イアソン+サラズヴァティ」デック
● 「白夜の空」デック
● 「虹のつまった指輪+バードマン」デック
● 「錬金銃」デック |
最多数派の「邪眼剣のシャチ」や「コアトル重戦闘スペル」や「イアソン+サラズヴァティ」のコンセプトで20名ほど、「虹のつまった指輪+バードマン」と「錬金銃」は10名未満でした。
こまごまとしたデックコンセプトを数えれば、およそ40種という豊富なデックバリエーションに、デザイナーの加藤も満足げ。
しかも、加藤も杉浦も予選通過はまったく予想していなかった「ガーネット」デックで2位になられた方が!
『暗黒卿の秘儀』のデックコンセプトとしては、「ヘルボーン系」のデックで参戦していらした方も数名いて、制作者視点では「まさにStage2の最後を飾るにふさわしい本選!」といった印象でした。
というわけで、本選を通過なさったファイナリストは次の12の方々です!
++本選通過者(敬称略)++
順位 |
ファイター名
|
1位 |
よーどー |
2位 |
る〜しゃP(K.U) |
3位 |
ディンディン |
4位 |
イワシタ |
5位 |
カイム |
6位 |
たかにゃ |
|
順位 |
ファイター名
|
7位 |
Y蔵 |
8位 |
けっせる |
9位 |
きまぐれ |
10位 |
どらぽん亜種 |
11位 |
トリイ |
12位 |
華露(まーぼー) |
|
|
■二日目 |
★ランブルファイト
この日は、決勝トーナメントに先行してランブルファイトが始まりました。
加藤はこの場に備えたドリブラ箱に10個のデックを持って、ランブルファイトに参加!
加藤から聞いた話ですと、対戦シートのナンバーは最終的に200をこえていたそうですから、もしかすると前日の本選よりも多くの皆様に集まっていただけたのかもしれません。
★エンドブレイカー体験卓
会場では『エンドブレイカー!SCG BUILD&BREAK』の体験卓が立っていました。
僕の見ていた限り、ずっと卓が埋まっていた模様です!
噂によると『エンドブレイカー!SCG』は、すでに第5刷まで出ているとか……今度コッソリ、河端ジュン一先生のお相伴にあずかりたいと思います!
★決勝トーナメント
というわけで、杉浦は決勝トーナメントを観戦させていただきました。
|
◆1回戦 |
1回戦は前日の上位4名がシードとなり、5〜12位の8名による戦いとなります。
観戦していだいた印象は、「昨日と違って、同系統のデックが多い?」ということでしょうか。
8人中、安定性の高い「イアソン+サラズヴァティ」系が3名、爆発力のある「虹のつまった指輪+バードマン」系が3名だったからです。
それにしても、Y蔵さんの《レミングの大群》召喚には驚かされました……。
++1回戦の結果(敬称略)++
勝利 |
敗北 |
きまぐれ |
けっせる |
カイム |
華露(まーぼー) |
たかにゃ |
トリイ |
どらぽん亜種 |
Y蔵 |
|
◆2回戦 |
本選の上位4名を加えての2回戦です。
目を引いたのは、前日に「ガーネット」デックを使ってらっしゃった、る〜しゃP(K.U)さんとどらぽん亜種さんの対戦。
る〜しゃP(K.U)さんはStage2らしい儀式地形と高速ユニット展開で攻めるデックで、最序盤に儀式地形と《アンデッド・レギオン》や《レックス》などを展開し、アッという間にどらぽん亜種さんの本陣に睨みをきかせるという流れでした。
また、残念ながら2回戦の終了時点で「虹のつまった指輪+バードマン」系のデックがすべて敗退しています……うまく回るととんでもなく強いデックなのですが。
++2回戦の結果(敬称略)++
勝利 |
敗北 |
きまぐれ |
よーどー |
カイム |
イワシタ |
ディンディン |
たかにゃ |
どらぽん亜種 |
る〜しゃP(K.U) |
|
◆準決勝 |
きまぐれさんとカイムさんは、「イアソン+サラズヴァティ」系のデックによるミラーマッチ。
似たようなカードがお互いの戦場に並ぶ中、きまぐれさんが勝利をもぎ取ります。
ディンディンさんは「コアトル重戦闘スペル」デックで参戦なさり、ここまでは相手に押し込まれても中盤以降には押し返すという展開で勝ち進んできていらっしゃいました。
対するどらぽん亜種さんは、《ダイアモンド・ガーディアン》と《グリングルの大戦鎚》を最大限に採用しつつ、ドワーフで固めた重アイテムデック。
どらぽん亜種さんが先にディンディンさんの本陣攻めを行い、同時攻撃回避のために「イニシアチブ:−x」のユニットを出すものの、《コアトル》相手にまさかの同時攻撃で本陣攻め失敗。
どらぽん亜種さんが巻き返しを図ろうとしたところ、再び同時攻撃!
……こうして勝敗は決しました。
++準決勝の結果(敬称略)++
勝利 |
敗北 |
きまぐれ |
カイム |
ディンディン |
どらぽん亜種 |
|
◆3位決定戦 |
カイムさんと、どらぽん亜種さんによる3位決定戦。
序盤の展開で勝ったどらぽん亜種さんが一気に本陣を落とすのか……といった展開でしたが、これを凌ぐカイムさん。
そしてお互い同レベルのユニットが多いデック同士で、カイムさんの「デックのレベルが合致していたら天下無双」の《地獄の大公サルガタナス》が登場し、そのままカイムさんが勝利を収めました。
|
◆決勝 |
きまぐれさんの「イアソン+サラズヴァティ」と、ディンディンさんの「コアトル重戦闘スペル」による頂上対決!
前日の本選採用率の高かった2つのデックによる戦いで、さらに製作者サイドの視点では両デックとも『暗黒卿の秘儀』発売以降に広がったデックであることもあって、なかなか感慨深いものがあります。
互いに戦闘スペルデックですが、かたや3・5レベルを中核とした奇数デック、かたや4レベルを主力とした偶数デックという対決でもありました。
結果としては、ユニット特殊能力によるコンボを成立させたきまぐれさんが、「ミネルヴァ」のために複合戦闘スペルのみを採用していたディンディンさんに対抗能力で勝り、きまぐれさんの本陣陥落勝ちでした!
++モンコレグランプリ〜Stage2〜++
決勝トーナメント順位(敬称略)
順位 |
ファイター名
|
優勝 |
きまぐれ |
準優勝 |
ディンディン |
3位 |
カイム |
4位 |
どらぽん亜種 |
5位 |
よーどー |
6位 |
る〜しゃP(K.U) |
|
順位 |
ファイター名
|
7位 |
イワシタ |
8位 |
たかにゃ |
9位 |
Y蔵 |
10位 |
けっせる |
11位 |
トリイ |
12位 |
華露(まーぼー) |
|
きまぐれさん、「モンコレグランプリ〜Stage2〜」優勝おめでとうございます!
ファイナリストの皆さま、見ているだけで手に汗握る素晴らしい対戦の数々、お疲れ様でした!
|
|
モンコレ復活から3年、ブロッコリー主催の全国規模のモンコレ大会は、これが最後となります。
実はモンコレ復活のきっかけとなった『神霊獣の咆哮』は、「久しぶりに出せるの? なら、お祭り的に、最後のモンコレセットを打ち上げよう!」といった意図で動き出した企画でした。
それが3年もの間にわたり新商品を出し続けて来られたのも、ひとえにユーザーの皆さまと、そのユーザーの皆さまが遊びやすい環境を整えてくださった、ブロッコリーの皆さまのおかげだと感謝しております。
ブロッコリーの皆さま、今まで『モンスター・コレクションTCG』の発展にご尽力いただき、ありがとうございました。
今後の『モンスター・コレクションTCG』の展開については、新たな舞台を得て5月15日に正式に発表がなされます。
グループSNEでは、これからも『モンスター・コレクションTCG』の制作に力を入れてまいりますので、よろしくお願いいたします。 |