ついに、とうとうこの日がやってきてしまった。
長らく続いたドイツ旅行、その帰還日である。
長かったようで、こうなると短く感じられる旅程。しかししみじみしている時間すら与えてくれない、慌ただしい朝から今日も始まる。
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出発! |
デュッセルドルフ空港に8時半集合なんていうスケジュールのおかげで、朝は6時起き、朝食もものの20分ですませてタクシーで駅へ。
今回はICEに乗るのにユーロパス(期間内電車乗り放題の外国人専用パス。かなりお得)を使ったため、空港へも電車でいこうという旅行代理店からの提案だった。
ところが。
電車、時間になってもさっぱりこない。
ドイツの電車も、やっぱり時間はあまり守らないらしい。日本みたいに再三のダイヤ変更アナウンスもなく、シーンとしている電車のホーム。
結局30分ほど待ってみなのイライラがピークに達したため、タクシーで空港へ向かうことになった。
大型タクシー1台に7人とその荷物を詰め、アウトバーン(ドイツの高速道路。無料。ステキ)を平均130kmでブッチ切る……と思いきや、ビュンビュン抜かれる。
さすが制限速度(が基本的に)ないアウトバーン。アウディやベンツがすごい勢いでかっとんでいく。やっぱ根本的に、日本車とは設計コンセプトが違うよなぁ。
おかげさまで、空港にはらくらく時間通りに間に合ったのであった。ありがとう、アウトバーン。ありがとう、タクの運ちゃん。
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空へ |
デュッセルドルフ空港で荷物を預け、まずはフランクフルト国際空港へ。
デュッセルドルフ空港の免税店でみやげを買いあさり、思い残すことはないぜ! といくつもりが、社長の奥さんの買い物につき合っていてタイムアウト。我ながらどんくさい(苦笑)。
けれどカウンター内でもそれなりに買い物できたので、問題なし。しかもデュッセルドルフ空港はコーヒーと紅茶が飲み放題なのでちょっと嬉しい気分に(笑)。
ものの40分ほどでフランクフルト。ここで昼食を食べ、北沢のヘボ英語で通訳をしつつ免税の換金処理などをすませる。
本来ならばこれでギチギチタイトなスケジュールだったものの、幸か不幸か飛行機が1時間ほど遅れていたので、さらにみやげ物屋へダッシュ! 残りのユーロを使いきる勢いで北沢は買い物をしまくった。
……まあ、本来最初に買おうと思っていた飲料水を買いそびれたのはいかにもすぎて笑いさえ浮かんじゃったけど(涙)。
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空の悪夢 |
無事に搭乗もすみ、雄々しく飛び立つルフトハンザ機。
本日の映画は、見たかったけど見逃した「キングダム・オブ・へヴン」だったのでなんだか嬉しい。
しかもなにかとドイツのホテルでは嫌われまくりだったインターネットが、機内の無線LANで使えるっていうじゃないか!
さっそくノートを取り出し、アクセスしてみる北沢。むふふ。こんなこともあろかとバッテリーはマンタンだぜ。
……1時間ちょっとしかもたないけどネ!
そんなわけで、定額じゃなく時間制課金(1時間約10ドル! たけぇっ)を選んでたまっているだろうメールの処理をする。飛行機が遅れたことを急ぎ伝えたかったからってのが一番の理由だったんだけど……。
急ぎだから携帯にメール送ったら跳ねられましたよ! パソコンからのメールは着信拒否か! 意味ねー!(涙)
一応普通のメールも送ったりしてみたけど、緊急の役には立たず。ガッデム。どうせ1時間は使えるんだからと、残り時間でHPのチェックとかして遊んでやる。
しかし真の悪夢は、その次の瞬間に起こった!
時間制の課金方式なので、飛行機内のネットサービスからサインアウトしないと1時間すぎる1分ごとに25セント取られる仕組みなんだけど……最初のページに戻れねぇ!
必死に検索するも、サインアウトのページが見つからない! クソッ、こんなことなら最初のページにブックマークつけときゃよかった。こりゃ機内のスタッフに相談するか……と思っていたら。
バッテリーが切れました……(涙)。
実はこのレポ、いままさに飛行機の中で書いているんですが。
きっとこの瞬間も、1分25セント、1時間約12ドルずつ僕のカードに課金されていっているはずなのだ……(涙)。
機内スタッフに相談しても「それってボーイング社のサービスだからわかりません」の一点張り。一応後日ボーイングに問い合わせるつもりだけど……法外な額を請求されたらやだなぁ。
こんなの、悪質有料サイトと変わんねーよ! チクショー!
ちなみにルフトハンザのパーサーさんは、一応お侘びにワインを1本くれました……ちょっとうれしいけど、ネットがどうなってるかいまだわからないから、不安。
結局は、慣れないことはすんなってことですな。とほほー。
今日の豆知識 |
ルフトハンザの飛行機は、トイレにコンセントがあるぞ! しかもトイレはたくさんあって快適!(ではない機体もある)。
だけどなぜか、ノーパソは起動しないんだ! なんでやねん! ウワァァァァン!(涙)。 |
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