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北沢慶のドイツ旅行記 |
夏の暑さも去り、秋の気配が強まってきた十月。
ドイツはエッセンで開催される、ドイツ・ボードゲーム大会『SPIEL’05』へ取材に行くべく、7人の有志がドイツへ旅立つべく集まった。
今回のレポートは、なぜかまたしても指名されてしまった北沢慶がお送りするぞ。
初めてのヨーロッパに、ドキドキしっぱなしの旅行記。
この気持ちを少しでも伝えるべく、がんばって書いていくぞ。
おー。 |
執筆:北沢慶 |
10月7日:出発 |
ドイツへの旅立ちは、いつにない早起きから始まった。
ヨーロッパへの旅は、とにかく遠く時間がかかる。そのため、関西国際空港への集合時間は朝の7時30分。京都在住の北沢がその時間にたどり着くためには、朝5時46分のはるかに乗らないといけない。必然的に4時半起きという、下手をしたら普段ならまだ起きている時間の起床である。
なんとか早起きし、関空にて無事集合! この際上がっていない原稿については忘れることにする(いつもこれだ……)。
今回の旅の仲間は、もちろん我らがSNEのボス、安田均とその奥さん。それにボスとは旧知の仲でブリッジ仲間、当然ボードゲームも大好きな、三田さん夫妻(あの三田誠のご両親だ!)。それに友野詳、杉浦武夫、北沢慶の独身男性トリオ。
……独身トリオに漂う、明らかな荷物持ち確定の香り……。
まあ、それはさておき。
今回の旅程の第1目標は、ドイツの隣国であるチェコのプラハ。実に14時間の旅である。よって、初日は移動日だ。
例によってエコノミーシートの狭い座席におしこめられ、フォアグラの鴨よろしく機内食を食べ続ける。機内ではせっかくまだ観てない「銀河ヒッチハイクガイド」を上映してくれたというのに、あまりの眠さに途中でダウン。とにかく機内では食べるか寝るかの2択であった。
そんなこんなでまずはドイツのフランクフルト空港に到着。飛行機を乗り換えてチェコのプラハに5時前についた。
……といっても、日本とは時差が7時間あるため、体内時計はすでに夜中だったりするのだが。
とにかく旅の疲れがあるため、この日はホテルへ直行、チェコ料理などを楽しんで寝ようという話に。三田さんが少し風邪気味でしんどそうなのもあったしね。
ちなみにあまりに1日が長いため、北沢、これが本日7度目の食事。また太りそうでそれだけは切ない。
この日泊まったのは、インターコンチネント・ホテル。
さすがガイドブックに5つ星がついているだけあって、スゲー部屋。
ベッドがデカイのは言うに及ばず、風呂には便座の横にもう一つ便器みたいなのがあるし(用途不明……我々の見解では、足洗い用台だろうと推測)、TVの音は風呂に中継されてるし、なぜか黄色いアヒルまで常備。
しかもTVはチャンネルが充実し、NHKまで放送しているじゃないか!
ううーん、すごいホテルだ。
ただホテルで日本円をチェココルナに両替するも(まだユーロは主流ではないのだ)、小銭は出してくれないので、チップが払えない。
そんなわけで、北沢&杉浦で、ホテルの正面にあったカジノへ行ってみる……これがまあ、意図に反して50チェココルナが700チェココルナになってしまった。約250円が約3500円に。うーん、こういうときは勝つんだよなぁ。
結局小銭が作れなかったので、近所の売店でジュースを買って強引に小銭を作る。
そしてホテルへ戻ると……ボスがボードゲームを広げて待っていた。やっぱりそういう展開なのね(笑)。
そのまま日付(チェコ時間)が変わる寸前までゲームを遊ぶ、安田、友野、杉浦、北沢。さすがにみんなヘナヘナである。
ゲームを終えると、みなそれぞれの寝床でバタンキュー。
北沢は一人、寂しく部屋でレポートを打っていたのであった……。
しかしチェコの電気はどうなってるんだろう……変圧機が猛烈に加熱して、ノーパソがまともに使用できない……。困ったなぁ(チェコの電圧は220V。日本の2倍)。
ドイツではまともに使用できることを祈りつつ、本日はこれまで。
明日はプラハ観光。楽しみだけど、充電できてないデジカメのバッテリーが心配な北沢なのであった。
本日の豆知識 |
プラハの街は、そのほとんどが石畳(かなりデコボコだ)で舗装されている。そのため、外を歩くときは運動靴が必須。車もすごい揺れっぷりで、サスペンションがすぐにいかれそうだ。
プラハ観光に行く人は、必ず底の平べったい靴も持っていこう! ハイヒールで歩くには、苛酷な街だ。 |
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