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【10月26日】 |
さて。エッセンシュピールからは離脱しましたが、ドイツの旅はまだもう少し続きます。
4日目はハンブルグに観光に行きます。
ハンブルグはドイツ第二の都市であり、最大の湾港都市です。古くから商業で栄え、中世のころはハンザ同盟の主要都市だったそうです。
エッセンからハンブルグまではハノーバーを経由しつつ3時間ほど。
しばし歓談しながら、のんびりと旅を楽しみます。ここでも『black stories』をプレイしました。こういうサクっと手軽に遊べるゲームは旅にピッタリですね。
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▲ICE内。テーブルもあってのんびり旅をするのに良い感じです。 |
途中、ハノーバーで列車が遅れましたが、お昼過ぎには無事にハンブルグ到着!
駅を出るとさっそく石造りの街並みで、テンションが上がります。
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▲ハンブルグ駅内。機能的なのにどこかレトロでかっこいい。 |
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▲実はこれが市庁舎! 歴史を感じます。 |
列車の旅ですっかり腹ペコになっていた私たちは、さっそく、お昼にを食べに行きます。
せっかく港町に来たのだからシーフードを食べよう!
そんなわけで、通訳のニコさんにおいしいレストランに案内して頂きました。
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▲川辺のおしゃれなレストランです。 |
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▲新聞? いえ、これがメニューなんです。 |
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▲ウナギのスープ。名物料理だそうです。 |
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▲カレイです! デカイです!! |
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▲ドイツだしソーセージもね! |
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▲アイスはソースをたっぷりかけます! |
食後は今回の旅の助っ人を求め、ショッピングモールに!
ボードゲームを持ち帰るための、スーツケースを購入です。うまい具合に大容量のものが見つかりました。
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▲大型ボードゲームも余裕で収納の強力助っ人! |
これで安心して、ハンブルグ観光ができますね。
スーツケースを買ったデパートから少し歩いてたどり着いたのは倉庫街でした。
なぜに倉庫街? と思っていると、ハンブルグの倉庫街を舞台にした、『Die Speicherstadt』というゲームがあるのだとか。
後に日本に帰って実物のゲームを見せて頂きましたが、完全に一致でした。
ホテルアロザといい、ドイツの人たちはごく自然に知っている場所をゲームに取りいれているのですね。それだけ、ボードゲームが身近にあるのだなぁと、倉庫街を歩きつつしみじみと感じます。
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▲川沿いの倉庫街。昔から商業の中心だったという。 |
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▲終わりが見えないほどに倉庫が続いています。 |
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▲近代的な建物の背景に倉庫街が広がる。 |
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▲船着き場にてトールキン号を発見! |
倉庫街を抜けると、港に出ます。実は港といっても、これも川だったりします。
ハンブルグは港町でも海に面してはいません。通訳のニコさんによると、海だと海賊たちがヒャッハー!っと襲ってくるため、少し川の河口に入ったところに町がつくられたとのこと。
さて、ひとしきり倉庫街の異国情緒を堪能して、私たちは次なるスポットに移動しました。
そう、そこは……。
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▲地下鉄の駅の入り口。ここを出るとめくるめく世界が! |
歓楽街レーパーバーンです!
やはり港町となると、長旅を終えた殿方が癒しを求めて来る場所があるのですね。
色々と画像でお送りしたいのですが、このエッセンレポートは全年齢向けのコンテンツなので、さすがに自重です。
夜になると通り全体が18歳未満立ち入り禁止となる場所すらあるということですが、日が落ちる前に行ってもすごかったです。
ひとことで言うと、あけっぴろげ。
そこかしこから、ここは歓楽街なんだぜ! という主張が。お店のディスプレイなども過激です。
しかし、ここを訪れるということは、もしやここもボードゲームに……? と思っていると、その通りでした!
タイトルもそのものズバリ、『レーパーバーン(原題:Auf der Reeperbahn nacht um halb zwei)』。
『タイムズスクエア』というタイトルでも出ているので、そちらでご存じの方もいるかもしれませんね。
レーパーバーンを見た辺りで、そろそろ帰らなければならない時間に。
列車に乗り込み、一路エッセンを目指します。
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▲夜のハンブルグ駅。照明に浮かび上がる鉄骨のシルエットが美しい。 |
帰りも3時間弱の長旅でしたが、食堂車で軽食を食べたり、雑談したり、カードゲームを遊んでいると、あっという間。エッセン駅につくと、「アウェイのはずなのに、ホームに戻ってきた感じがしますね」と秋口さんが言っていました。
確かに、短い間ですが、いつの間にか心の中で拠点がエッセンになっています。ゲームのあるところが我々のホームグラウンドさ!
しかし、拠点には戻って来たけれど、ここでニコさんとはお別れです。
ここれまで本当にありがとう! またお会いしましょう!!
ホテルに戻ってからは、あの大量のボードゲームをいかに荷物に詰めるか、という最後の試練がありましたが、何とかそれも終了!
日本への帰還にそなえ、ゆっくり休みました。
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▲これを日本に持ち帰れば任務完了! |
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▲最終日はサマータイムの切り替え日。午前3時に1時間時計を巻き戻します。 |
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【10月27日】 |
旅の最終日。ホテルで朝食を取って日本への帰路につきます。
社長のトランクの鍵が壊れるといったハプニングもありましたが、大量の荷物を抱えてエッセン中央駅へ。
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▲大量の荷物。みっしりとボードゲームが入っています。 |
ここからフランクフルト駅まで行くわけですが、しばしホームで時間をつぶすことになります。
私は旅も終わってしまうなぁと、ぼんやりと空を見上げていました。
すると――。
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▲うっすらと空に虹が。あの先にはきっとアースガルドが。 |
あ、虹だ。
「社長、柘植さん。虹が出てますよー!」
なんか嬉しくなってお二人に教えて、その場でシャッターを切ります。
そして、写真を撮った後ですぐに、虹はすぅっと消えてしまいました。
なんとなく、「気をつけて日本に帰れよ~」とエッセンが見送ってくれているような気がしました。
おかげで、この後も、列車の座席を間違えて最後尾から最前車両まで2往復していい汗かいたり、空港の手荷物検査でランダムチェックに引っかかって私だけ別室に連行されたりしましたが、大きなトラブルもなく日本に到着しました!
こうして、私の初めてのエッセンへの旅は終わったのでした。
ありがとうエッセンシュピール!
またいつか! |
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