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トミーウォーカー公認 東京オフ会 レポート

 みなさま、あけましておめでとうございます!
 年が明けてすぐの
2012年1月8日、日曜日。東京は浅草寺そばにある、東京都立産業貿易センター台東館にて、『トミーウォーカー公認 東京オフ会』が開催されました。

 トミーウォーカーさんは、
『エンドブレイカー!』『シルバーレイン』などのPBW(プレイ・バイ・ウェブ)を運営されている会社。特に、今、絶賛展開中の『エンドブレイカー!』はSNEとルールや世界観を共同開発した作品で、今年も1月から関連商品が発売されるなど熱い動きをみせております。

 SNEからは、『エンドブレイカー!』班の総指揮である我らがボス安田均、そして藤澤さなえが、『シルバーレイン』班より友野詳と私篠谷志乃がゲストとして参加させていただきました。
 東京都立産業貿易センター台東館といえば、浅草寺すぐそばの会場。
 初浅草入りの篠谷が、イベントの様子を楽しくお届けいたします!

執筆:篠谷志乃


■東京オフ会、開催!

 朝からのイベントのため、前日の7日から浅草のホテルに宿泊していた私は、ホテルのロビーで友野さん、藤澤さんと待ち合わせ(ボスは用事のためお昼から合流することになっていたのです)。にょっきりとそびえ立つ東京スカイツリーを眺めながら、会場へと移動しました。

 
台東館と台東館の横の路地から見える東京スカイツリー
この路地って、来館ついでについツリーを撮りたくなるよね


「おはようございます」
 エレベーターを降りると、スタッフの方が迎えてくださいました。
 案内していただきゲスト席につくと、となりにはトミーウォーカーのみなさんが。
 代表の上村大さんや社員のみなさんと年始のご挨拶をする私たち。
 その間も、どんどん参加者さんたちがいらっしゃいます。
 今日って冬休み明けの三連休ド真ん中じゃなかったっけ?
 あまりの集まりの良さに、参加者のみなさんの『エンドブレイカー!』『シルバーレイン』への愛を感じた朝でした。

 さて、このイベント。みんなで集まって何をするのかというと、オフ会らしくみんなでおしゃべりを楽しみます。いつもはネット越しでしか会えない仲間だけに、思いはひとしお。会場のあちらこちらで会話が弾んでいます。
 MS(マスター)さんと呼ばれる、普段PBWでシナリオやリプレイの執筆をされている方のおひとりがおっしゃっていましたが、
オフ会で見知らぬ人に声をかけたとしても、その人はだいたい友だちの友だちなんだそうです。
 同じPBWをプレイしているからとはいえすごい。なにせ、この日の最終的な参加人数は、ゲストスタッフ込みで
423人(!)もいらっしゃったのですから。

おしゃべり中のみなさん


 私たちゲストは何をしているのかというと、やっぱり同じく参加者さんとおしゃべり(笑)。
 今回は、『シルバーレインRPGルールブック』直前などにも行ったことがある「みなさんの前でする公開ゲラチェック」を敢行していたせいもあって、いつも以上にゲスト席に人が集っていました。
 チェックしていたのは、『エンドブレイカー!』の次パワーアップブック。
 新情報を見逃すまいとする参加者さんに、「これはね……」と解説する藤澤さんのまわりはすっかり人だかり。お昼ごろボスが合流したあとは、さらに人が増え、大変な賑わいをみせておりました。
 友野さんと私も横からそのお手伝いをしつつ、『シルバーレイン』について質問や感想を伝えに来てくださる参加者さんとお話を楽しみました。

手作りのファンガスの髪飾りを見せていただきました


■新情報ぞくぞく!

 お昼を過ぎ、お腹も膨れてまったりとした空気の中、告知会および質問会がはじまりました。
 今回は、PBWとTRPGの展開をまとめてタイトルごとに行ったため、進行役は上村さんにお願いすることに。

 まずは、今ホットな『エンドブレイカー!』から告知スタート!
 ゲスト席でボスと藤澤さんがチェックし続けていたゲラのタイトルが告げられました。その名も、
『エンドブレイカー! パワーアップブック ソーンイーター!』

 タイトルにもなっている
〈ソーンイーター〉は、この本で追加される、新しいジョブ(他のゲームでいう技能やクラスのようなもの)の名前。
〈ソーンイーター〉は、身体に宿したデモンの力を借りて戦う既存のジョブ〈デモニスタ〉の一種だそう。
(ソーン)とは一般人には見えない謎の物体で、これが発生すると人々に不幸なエンディングをもたらすマスカレイドが大量に現れるようになります。ようは、棘(ソーン)は敵側の厄介なシロモノなのですが、〈ソーンイーター〉は、その棘(ソーン)を内なるデモンが取り込むことで力を発するという、とんでもないジョブなのです!
「こいつ本当に味方か?」と言いたくなるアビリティを使用できるとのこと。楽しみですよね!
 またこのパワーアップブックでは、新たなルーツ
〈ブーステッド〉も加わります。
 謎の「赤い少女」に出会ったことでエンドブレイカーとなった変わり種。うーん、気になりますね。

 情報はまだまだあります。
『ソーンイーター!』では、今まで
PBWとTRPGで登場したすべての都市について、それぞれ詳しく紹介しているとのこと。
「水神祭都アクエリオ」ではゴンドラ乗りの一日をプレイきるミニゲーム、「山斬烈槍ランスブルグ」ではPVP(キャラクター同士の戦闘のこと)ができる闘技場ルールなど、各都市の特徴を生かした内容が掲載されているそう。
 さらには
都市国家間の移動をプレイする辺境ルールも完備。『エンドブレイカー! リプレイ アマツカグラ異聞 神の都といばら姫』でゲームマスターを務めた川人忠明がお届けする、ちょっと厳しめバランスは今回も健在で、テストプレイでは移動先の都市に辿り着けないことも多々あったとか(笑)。
 さらには、このパワーアップブックが初公開となる『エンドブレイカー!』のワールドマップも登場。本当に盛りだくさんですよね!
 そのほか、まだTRPGではデータ化されていなかった、ジョブの〈錬金術士〉や武器の「野太刀」「紫煙銃」「ガンナイフ」も掲載。
 隅々までガッツリ遊べるパワーアップブック『ソーンイーター!』は、
1月末ごろ発売予定。みなさん、要チェックですよ!

 勢いに乗るエンドブレイカー!は止まりません。
 次のパワーアップブックも今夏に向けて進行中とのこと。お楽しみに!


 怒涛の紹介を終え、続いては『シルバーレイン』。
 進行役の上村さんに友野さんがチャチャを入れる軽快なやりとりで紹介が続きます。

 実はこの冬、『シルバーレイン』はPBWにおいて
最終ステージに突入し、展開はあと1年と予告されました。TRPGでも、前回のサプリメント『兇鬼戦線』で出版物による展開は終了。
 ――こんな寂しく思える状況ですが、まだまだ大人しくなんかしていません!
 最終ステージに突入したPBWでは、雲霞のごとく押し寄せる敵や難問題と戦うことになります。そうなれば、新しいイベントもたくさん、新ジョブだって登場するでしょう。
 PBWで紹介される新しいジョブなどのデータは、今後はシルバーレインプロジェクトにてフォローする予定。みなさん、安心してTRPGライフを楽しんでください。
 この12月にも、新ジョブである
〈フリッカーダイヤ〉のデータが公開されたばかり。気がついていなかった人は、ぜひ使って遊んでみてくださいね!
 とはいえ、データが公表されるのは基本的にPBWに登場したあと。もちろん、登場する前に銀誓館学園(プレイヤーキャラクターたちが所属する組織)が負けて世界が滅んでしまってはジョブも何もあったもんじゃありません。

「世界の運命は、みなさんのがんばりにかかっています。だから生き延びてね」
 にこやかに言い放つ壇上の男2人に会場から悲鳴が上がっておりました(笑)。

 また、小説『シルバーレイン アーリーデイズ』で姿を見せた
〈ストームブリンガー〉のPBWへの参加はあるのかという質問に、「あります!」と力強い返事が。
〈ストームブリンガー〉が銀誓館学園に加わるための依頼は、もちろん友野さんが執筆を担当。湧き上がる参加者さんたちの歓声に――

「でも、生き延びていたらだからね」

 と再び笑顔でこたえる男2人の姿がありました。
 シルバーレインプロジェクトの動向は、SNEの更新履歴でもチェックできます。今後の展開を楽しみにしていてくださいね!

『エンドブレイカー!』『シルバーレイン』両作品の告知と質疑応答が盛り上がってしまい、続いて行われる予定の抽選会はやや巻き巻きの進行に。
 その後、友野詳と藤澤さなえによるサイン会が行われ、会場の後ろに長蛇の列ができておりました。その間も、ゲスト席までゲラを見に来る参加者さんは途切れることはなく、気がつけば閉会の時間とあいなりました。


■さようなら、浅草

 みなさんの温かい拍手とまなざしに見送られ、私たちは会場を後にしました。
 外には、傾く陽の光で淡く染まった東京スカイツリー。浅草寺の参拝者に背中を押されるように歩き始めると、あっという間に会場が遠くなっていきました。
 ああ、今回も楽しかった。そう心から感じるオフ会でした。
 年始早々お忙しい中、楽しませてくださった主催・運営スタッフのみなさん、そしてお招きいただいたトミーウォーカーのみなさんに心からお礼申し上げます。
 ありがとうございました!
 


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