P74-79『マイクロファンタジー 鬼顔街屍骸対策班』
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あなたから、草原に棲む獣人たちが、死者が起き上がる悪魔の呪いで苦しんでいる、と聞いた森の民の葬儀儀礼師は、真っ青な顔になってこう言った。
「なんと……！ 我らの森の良き友人である獣人たちがそんなことになっているとは。わかりました。魂送りの儀礼をお手伝いしましょう。すぐに街の用事をすませて追いかけますが、まずはこの弓をお預けするので、彼らに届けて下さい。
それにしても、死者の谷は、かつて獣人の祖先と我らが協力して作り上げた浄化の勾玉に守られていたはずなのですが、どこかに持ち出されたのでしょうか。
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