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そして横浜 ―― JGC 04

開会式(8/27(金) 17:00〜17:30)
 レポート執筆者のカイが開会式に駆けつけたときは、すでに会場(梅の間)から人があふれている状態。人垣の後ろで「ぴ〜っ」と泣きながら、やっと撮った写真がコレ↓です。
 式はゲーム出版懇話会の佐藤辰男さまの堂々の開会のあいさつにつづき、SNEのボス安田均の登場。GENCONで仕入れたばかりの怪しげなマントを着て、ご満悦だったとか。

「JGCのあいだにひとりは新しい友だちを作りましょう! ひとつは新しいゲームを買うか、それがむりなら新しいゲームをひとつは遊びましょう!」

 うむ、わがボスながら、すてきなあいさつです。この耳で聞けなかったのが残念!

 もちろん、イベント開始にむけて参加者をもりあげるのは、ゲーム界の大御所、鈴木銀一郎先生。

「
今年も48時間、がんばろう!」

 先生の掛け声に、カイも参加者のかげでひそかにこぶしを突きあげたのでしたっ!

 というわけで、いよいよ個別の会場にうつり、JGCイベントがはじまります。
 ここでは、TRPG、TCG、トークショーなど大きくわけてお伝えしていきましょう。


TRPGセッション
 今回、SNE関連だけで、なんと延べ卓数48卓、延べプレイヤー人数約260名。ひょっとしたら過去最高かもしれません。
 もちろん、ほかにも「TPRGセッション with FEAR」「フォーチュン・クエストRPG体験会」「エンターブレインTRPGセッション」「YS CON in JGC04」など、相当数のセッションが連日、開催されていました。
 にもかかわらず、すべてのセッションが希望者多数で抽選となり、ひとつTRPGに参加するのもたいへんだったようです。
 そのぶん、参加された方々はTRPGを楽しもうという意欲満々で、いずれのセッションも大きなもりあがりを見せていました。抽選にもれた方々も潔く身をひいてくださり、スタッフの方々のご努力や参加者のマナーのよさに、GMは口々に感謝の言葉を述べておりました。


【富士見ドラゴン・コンベンション】
 富士見書房から出ているSNE関連のTRPGのセッションが、8/27に1回、8/28に3回、8/29に1回、合計5回行なわれました。
 開催されたタイトルは「ソードワールド」「ガープス(百鬼夜翔、グリモア、ルナル)」「六門世界RPG」、GMは安田均、清松みゆき、友野詳、加藤ヒロノリ、北沢慶、柘植めぐみ、黒田和人などSNEメンバー総出のイベントとなりました。
《ソードワールド》
 シナリオの舞台はオーファン。冒険者たちは謎めいた男から、谷底に落ちた「とある荷物」を引きあげ、指定の場所まで運搬するという依頼を受けます。さて、その荷物の正体とは?!
 おもしろいのは最終日、清松みゆきの卓。ぶじ「荷物」を保護して旅をつづけるうちに、べつの冒険者の大軍におそわれるドラゴンに遭遇します。ここで、プレイヤーたちは清松にひきいられ、別会場で行なわれていた「ドラゴンを倒せ! 04」(SNE北沢慶主催)に乱入! ドラゴン側に加勢して、それぞれダイスを2個ずつ(ソードワールドだからね(笑))振ってきたそうです。JGCならではの楽しい試みでした(「ドラゴンを倒せ! 04」の詳細はこちら)。
 また、おなじく最終日、『新ソードワールドリプレイNEXT ロマール・ノワール』でデビューしたばかりの現役女子大生、藤澤さなえがはじめてJGCでGMをつとめました。プレイヤーたちはみな新米GMに優しく、ドキドキのセッションを無事終了することができたようです。

 ソードワールドは9月に秋田みやびの初の長篇『へっぽこ冒険者と眠る白嶺』が刊行、少し遅れていますが「ソードワールド ガイドブック」やシナリオ集第2弾、次なる短編集、リプレイ集と順調に展開をつづけています。お楽しみに!
《ガープス》
 「百鬼夜翔」「グリモア」「ルナル」の3タイトルのセッションが行なわれました。

 「グリモア」は7月に刊行された翻訳サプリメント『ガープス・グリモア』を活用していただけるよう、翻訳を担当した黒田和人がシナリオを工夫しました。印象に残ったのは、北関東のテーマパークを舞台にしたもの。サルに似た異星人がモンキーパークにもぐりこんで、なんと独立を宣言してしまいます。プレイヤーたちは「怪しげな魔道書(グリモア)」をひもとき、頭をひねり、あの手この手で呪文を駆使し、異星人をやっつけたそうです。

 「百鬼夜翔」の舞台は東北地方のひなびた温泉宿。街の住民はお年寄りをのぞいて、みなどんよりとした目をしており、まったく生気がありません。プレイヤーの泊まった宿には、わけありカップルが同宿していて……
 小野不由美さんの『屍鬼』、あるいはスティーヴン・キングの『呪われた町』を思わせるおどろおどろしい雰囲気のなか、シナリオは幕を開けるのでした。

 「ルナル」では、百頭の牛を護送するプレイヤーたち。途中の橋が盗賊たちに占拠されていて渡ることができず、近隣の村に甚大な被害が出ています。30数名の山賊を相手に、プレイヤーさんたちには必死に知恵を絞っていただきました。

 ガープスは本国アメリカでは8月に注目の「ガープス第四版」が出版され、意気盛ん。日本でも翻訳・オリジナル双方から展開していきます。『Role&Roll』誌ではジャナストラ大陸を舞台とする新リプレイ「ユエル・サーガ」が幕を開け、人気シリーズ百鬼夜翔は待望の長篇を友野詳が執筆中です。今後の情報のチェックをお忘れなく!
《六門世界RPG》
 とある商人の護衛に雇われた冒険者たち、ともかくツキまくり、楽勝で目的地に到着します。しかし、その夜小さな生き物がたった1体で宿を襲撃してきて……
 シナリオ作成は大塚衛門、○○スターを依頼人にするなんて、ズルいぞ! もちろん、ボスや北沢慶らが知恵を出しあって、そうなったんだけどね(笑)。
 ボスの卓は日によって経験者ばかりの卓、初心者が過半数の卓と、きれいに分かれたそうですが、どちらも「いや〜、おもしろかったよ!」だそうです。
 加藤ヒロノリのみは、せっかく『迷宮都市メルラルズ』があるのだからと、ダンジョンもぐりをやりました。初心者の方が三人いらして、こちらもずいぶんともりあがったようです。
 そう、六門世界RPGのすばらしいところは、たとえシナリオがなくとも(たとえGMがいなくても?)、『迷宮都市メルラルズ』があれば延々遊べるところ。今回ははじめて六門RPGを体験された方々も、ぜひ、一度かの有名なダンジョンもぐりに挑戦してください。ちょっとコンピュータゲーム風味で、おもしろいですよ。

 六門世界RPGは新リプレイ『呪われ剣士と夢の島』が8月に開幕、近々に待望の『六門世界ワールドガイド』が発売の予定。さらに、新しいサプリメントやリプレイ続編などが刊行予定にあがっています。トークショー「六門世界を語る」も見てね!


【ゴーストハンターRPG02 セッション&トークショー】
 こちらは8/28と8/29、イエローサブマリンさん主催の「YS CON in JGC2004」の一角に卓がもうけられました。マスターを担当したのは柘植めぐみ、三田誠、秋口ぎぐる。
 1920年代、海辺の小さな町に巨大生物が出没し、心霊調査機関から依頼を受けたプレイヤーたちは調査に赴きます。おりしもその日、見たこともない巨大な蟹が現われ、町は騒然としていました。さらに調査をつづけるプレイヤーたちに、怪しげな小人の影がつきまとい……
 いかにもな導入に意外な結末、マッド・サイエンティストなら萌えずにいられないこのシナリオは、秋口ぎぐる作。今回はあわせて4卓しか準備できなかったのが残念ですが、プレイヤーのみなさまにはシナリオをお配りしましたので、ぜひお友だち同士で楽しんでくださいね。

 さらに、8/28には新作サプリ『モーガン・レポート』の先行発売を記念して、ボス安田均、友野詳、柘植めぐみ、三田誠による「トークショー」が行なわれました。
 『モーガン・レポート』は、雑誌記事の「モーガン・レポート」の完全版に加え、書下ろしシナリオ5本、安田均の渾身の書き下ろしリプレイ、『Role&Roll』Vol.1に掲載された緑一色さんの「スピタのコピタの」再録など、超豪華な内容です。
 執筆者のうち、黒田和人、秋口ぎぐる、川人忠明は残念ながら、ほかのイベントとのかねあいで参加できませんでしたが、さまざまな開発秘話が語られました。とちゅう、過去のふるまいを俎上に乗せられた三田誠から「いつから、ここは『三田誠をいぢめる会』になったんですか〜!」と悲鳴があがったり――
 ――というか、しょっちゅう脱線ばっかりしていましたね(笑)。
 秋口ぎぐるがSNEに参加することになった経緯などは、「証言者」によって諸説紛々、いったいどれを信用してよいやら。いままでボスの記憶力には絶大の信頼を置いていたカイですが、ひょっとしたら大きなあやまちだったかも(笑)?
 参加者からの「今後の展開」についての質問にも、願望・妄想いりまじった回答がぽろぽろ。書籍や雑誌とはちがう、トークショーならではのお楽しみが満載でした。



【ゲヘナ セッション&サイン会】

 8/27と8/29にセッションが行なわれました。また、初のリプレイ『シェヘラザート・テイルズ』の発売を記念して、8/29のセッション後には、友野詳・三田誠のサイン会が開催。友野詳いわく「5、60名は来てくれたんちゃうかなー」とのこと。たくさんのご参加、ありがとうございました。
 シナリオは初級と上級の二種類が用意されていました。初級シナリオは「妖霊(ジン)の入った壺と小箱を盗賊からうばいかえす」というゲヘナらしいもの。初日(8/27)は未体験の方が多くいらっしゃったそうですが、緻密にして豪快な戦闘システムを楽しんでいただけたもよう。上級シナリオは幻鏡域が舞台で、こちらもゲヘナ世界の雰囲気をじゅうぶんに堪能してもらえたことと思います。

 コア・ファンが多いと思われていたゲヘナですが、意外とそうではないのかも、という感触を得た大会でした。それらのことを鑑みて、新しい仕掛けももちろん検討中です。今後の展開にご注目ください。


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