『テキサス・ゾンビーズ』とは |
舞台はアメリカ大陸の砂漠のど真ん中。
プレイヤーはテキサス大学に通う学生となり、廃棄された軍事基地へ校外学習に向かいます。しかしたどり着いてみるとそこは、メキシコ人の麻薬カルテルの秘密実験施設となっていました。しかも使われているのは、安くて忠実な労働者――すなわちゾンビだったのです!
さあ、大変!
プレイヤーが持っているのは、ごくごく普通のアイテム――食料としてのバナナやチョコレート、旅の必需品であるマッチ箱や懐中電灯、レジャー用にと用意したフラフープやギターくらいしかありません。
それらを使って、いかに苦境を切り抜けるか――これは機転と度胸を試される、爆笑必至のパーティゲームなのです。
|
どんなふうに遊ぶの? |
使用するカードには大きく分けて2種類があります。「アイテムカード」と「イベントカード」です。
「チョコレート」や「チェーンソー」といったアイテムカードは、プレイヤーがつねに手札として3枚持っています。
場にはイベントカードの山札があり、手番が来たらいちばん上のカードをめくります。そこには手番プレイヤーが陥った「厄介な状況」が書かれています。その状況を、指示された枚数のアイテムカードを使って切り抜けなくてはいけません。
たとえば、「行く手にサイドカーが現れた。メキシコ人運転手の背後から、2体のゾンビが通りをにらんでいる」とイベントカードに書かれていたとしましょう。
あなたの手持ちのカードは、「猫」「ピザ屋のクーポン券」「銃」の3枚です。
「銃」を使えばゾンビなんてイチコロじゃん……そう思うでしょうが、一筋縄ではいかないのがこのゲームの面白いところ。いまの山札のいちばん上のイベントカードを見ると、裏面に「3」と書かれています。これが、あなたが使わなくてはならないアイテムカードの枚数。すなわち、手札のアイテムカードを「すべて」使わなくてはいけないのです!
あなたは知恵をしぼります。そして……
「ピザ屋のクーポン券を道に投げる。メキシコ人運転手がサイドカーを止めて取りに行っているあいらに、猫がゾンビに飛びかかる。ひるんだ隙に、銃で撃つ!」
というふうに、打開策を口頭で説明します。
うまくいくと判断してもらえるかどうかは、周りの人たち次第。他のプレイヤーはいっせいに、「イケる!」と思うなら親指を上に、「無理無理」と思うなら親指を下に向けます。
この多数決で過半数の賛同を得られれば、あなたには勝利点代わりに先ほどのイベントカードをもらいます。
このようにして手番を数回くり返し、獲得したイベントカードの枚数を最後に明らかにします。
じつはプレイヤーは2つのチームのうちどちらかに属しており、正体はこの時点まで明かされません。ゲーム終了時に明かしたチームごとに獲得イベントカードの枚数を数え、多かったほうの勝ちです。すなわちゲーム中は、「こいつ、同じチームかな? でもいくらなんでもいまの説明は無茶やろ」「相手陣営かもしれないけど、いまの切り抜け方はうまかったなあ」と、ちょっとした駆け引きも生じるゲームなのです。
|
今後のサポートについて |
『テキサス・ゾンビーズ』は、フランスのMoonster社で制作され、グループSNEが輸入を手がけました。日本語への翻訳はすべてグループSNEで行っております。
ルールに関する質問、エラッタなど、内容についてのお問い合わせは、発売元であるグループSNE(webmaster@groupsne.co.jp)までお寄せください。
なお、国内の流通は株式会社アークライトに委託しております。不良品交換などにつきましてはR&R Station 秋葉原店(r-r-s@arclight.co.jp)までお問い合わせください。
※注意
『テキサス・ゾンビーズ』の外箱にはQRコードが付属されておりますが、日本で は読むことができません。あしからずご了承ください。
また封入されております2枚の「KAO」カードは、Moonster社から発売中の『G OSU』というゲームのプロモーションカードです。
|