●基本の基本 |
機体同士の戦闘はマス目で区切られた戦場マップ、各機体を表すコマ、10面体ダイス×2個を用いて行われる。ダイスの振り方は2D10(ダイス2個を同時に振り、出目の合計を求める)だけだ。この「出目の合計」は達成値と呼ばれる。
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●戦闘の流れとプロッティング |
各機体は移動や射撃攻撃、白兵攻撃、突撃などのアクションを1ラウンドにつき合計で2回、行うことができる。
ラウンドの開始時、ゲームの参加者は「そのラウンド中に、自分の機体に行わせたい2つのアクション」をあらかじめ「作戦シート」と呼ばれる用紙に記入しておく。こうした行為のことをプロッティングと呼ぶ。
全員がプロッティングを終えたあとは、各自の作戦シートを一斉にオープンし、まずは1つ目のアクションについて全員ぶんを処理していく。
この際、まずは移動関係のアクションについて処理、次は射撃攻撃関係のアクションについて処理、その次は白兵攻撃関係のアクションについて処理、最後はそれ以外のアクションについて処理──といった形で、同系統のアクションごとにまとめ処理していく。
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●移動 |
各機体には「移動力」が設定されている。平地であれば1マスにつき移動力1で移動できる。森や水地、高度が1異なる地形の場合は進入に必要な移動力が+1される。
複数の機体が同じマスを移動先に指定していた場合、激突が発生し、両機ともにダメージを受ける。
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●射撃攻撃と白兵攻撃 |
命中判定 |
各機体には「回避値」が設定されている。命中判定(2D10)の達成値が目標の回避値以上だった場合、射撃攻撃や白兵攻撃は命中となる。
この際、目標がその時点で位置している地形、行っているアクション、向いている方角などによって回避値に修正が入る。
また各武装には「3〜5」といった射程が定められており、目標までのマス数がこの範囲から外れていた場合、達成値にマイナスの修正を受けてしまう。
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ダメージ |
各武装にはA、B、Cという3段階のダメージが設定されている。
命中判定のダイス目を参照し、高い方の目が10だった場合はAのダメージを、9〜7だった場合はBのダメージを、6〜1だった場合はCのダメージを目標に与える。
各機体には「耐久値」が設定されている。受けたダメージの合計が耐久値を超えた場合、その機体は「戦闘不能」となる。
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命中部位判定 |
あらためて2D10を振り、目標のどの部位に命中したのかを頭、胴、両腕、両足の中から決定する。
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破損チェック |
各機体には部位ごとに「部位装甲値」が設定されている。その部位に受けたダメージが部位装甲値以上だった場合、その部位に搭載されている武装が1つ、破損する。破損した武装は以後、使用することができない。その部位の武装がすでにすべて破損していた場合、部位自体が全壊する。
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弾薬 |
射撃武器や白兵武器にはバレット弾薬やミサイル弾薬、ロケット弾薬といった専用の「消費弾薬」が設定されており、それぞれ「射程が広い」や「遮蔽を無視できる」といった特徴を持っている。使用した場合は決められた数の弾薬を消費しなければならない。
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●突撃 |
作戦シートで指定した方角へひたすら突き進むアクション。経路上に別の機体が存在した場合、突撃攻撃が発生し、命中判定を行う。ダメージは自機の耐久値に比例する。
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●照準 |
特定の目標に狙いを定めるアクション。次のアクションでその目標に射撃攻撃や白兵攻撃を行った場合、命中判定にプラスの修正を受けられる。
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