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○より進化したルールブックを、その目で確かめてくれ!
今回で『ゲヘナAn』の紹介は3回目になる。2月にも入り、もう発売されて店頭には並んでいることだろう。実際にルールブックを手に取っていただいている方もいると思うが、かなり見ごたえのあるものに仕上がっている。12術技のデータを中心にして、『ゲヘナAn』の新しい世界、シナリオ、そしてチャートの数々を余すところなく掲載しているのだ。ルールブックは4,725円(税込み)。これ1冊で友達みんなが存分に遊べる。決して損はさせない内容だぞ。 |
第三回
立ちふさがる脅威の魔物と、生きる手引きのチャート類
アーキタイプ紹介 その3 |
今回ですべてのアーキタイプを紹介することになるが、今回の4人は『ゲヘナAn』で初登場、もしくは大きく様変わりした業を使いこなすものたちだ。どれも新しい感覚で使っていけるキャラクターたちになっているぞ。 |
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愧拳闘士(きけんとうし)
この拳の一撃。
それですべてチャラだ
武器を持たず、拳や蹴りで自らの障害を打ち砕く戦士。愧拳闘士は格闘戦に特化した、タイマン上等のインファイターだ。豊富に闘技チットを獲得し、それを同時に何枚も費やすことで、信じられないほど高い威力の攻撃を繰り出してくる。防御もかなり優秀で、攻撃するのがためらわれるくらいのカウンター性能を持っているぞ。 |
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雑芸使い(ざつげいつかい)
お客さん、
見るのは初めてかい?
《刀術》や《炎術》ほど確立された業ではないけど、しっかり使いどころのある隠し技。雑芸使いはそういった《雑芸術》を使いこなすものたちだ。このアーキタイプは《雑芸術/火吹き》を使いこなすキャラクターで、気力を消費せずに仲間を回復させられる。雑芸術は全部で5種あり、そのすべてはルールブックで確認できるぞ。 |
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邪眼師(じゃがんし)
神よ、
この上私に何を為せとのたまうか!!
相手を呪いや憎しみの感情でにらみつけ、魔術として使うのが邪眼師だ。邪眼の魔術は熟達すれば気力の消費が軽くなり、それで敵のさまざまな行動をチクチクと妨害する。敵に回せば厄介な相手となるが、味方にすればこれほど便利なキャラクターもいないだろう。 |
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幻鏡使い(げんきょうつかい)
アタシの操る幻は、
アンタなんかに見破れないんだから!
《雑芸術》と同じく、全くの新術技として新たに登場した《幻鏡術》。炎で幻を作り出し、その中からさまざまなものを実体化させて攻撃する。《神語術》と同じように、効果が安定しないと言う特徴を持つが、一度決まれば魔術とは思えない、多彩な効果を引き出せるぞ。 |
すべての魔物は強化されている! さまざまな『ゲヘナAn』の魔物たち |
『ゲヘナAn』でキャラクターの障害となる魔物たち。ジャハンナムにはさまざまな生態の魔物が存在するのだ。火と風で作られた妖霊(ジン)、煉獄で死者の魂を苛む獄卒(ごくそつ)、煉獄に昔から住まう魔獣や、吟遊詩人フィサールがその詩によって作り上げた妄想の亜獣など、そのバリエーションの多さは他に類を見ない。
そして、キャラクターたちの最大の障害となる邪霊(シャイターン)。人間たちを堕落させるために妖霊の王イブリスが作り出したものたちだ。その強さは下位の邪霊でも、並みの享受者では勝てるかどうか分からず、中位、上位になればデータに嘘のような数字が列挙されている。そして、前作『GEHENNA』から再録された魔物たちは、そのほとんどが強化されているのだ。前作も遊んでくれていたプレイヤーのみんなは「こんなに強くなかったはずだー!」と悲鳴を上げることだろう。
しかし、それにあわせてキャラクターも強くなれる。実力の拮抗した戦闘は、より速く、より緊迫感を楽しめるものになるはずだ。 |
そして、巻末には『ゲヘナAn』に収録されている12術技の闘技、魔術、装備品に至るまでのすべてが、30ページにも及んでチャートとしてまとめられている。セッション中やキャラクターの成長、さらに慣れたプレイヤーの助けとなることは間違いない。
さらにゲームマスターへのマスタリング指針、シナリオ2本、シナリオソース12本も掲載され、プレイヤーだけでなくゲームマスターへのフォローも完璧だ。カバーを外した裏表紙にはキャラクターシートも掲載されていて、ソフトカバーだからと言ってコピーのときに本を傷める心配もない。ゲームマスターにもプレイヤーにも『ゲヘナAn』は必携の一冊なのだ。 |
『ゲヘナAn』はもう発売され、近くの本屋さんに並んでいることだろう。今回の掲載で『ゲヘナAn』の紹介記事は終了するが、これからは紹介ではなくサポート記事を掲載していくぞ。とりあえずはこのHP上でルールブックのエラッタ、困ったときのQ&Aなどを定期的にお伝えする予定だ。そのほかにもさまざまなコンテンツを考案中なので、これからもHPでのチェックを忘れずに行って欲しい。もうしばらくすればリプレイ、サプリメントなどの詳しい情報もお伝えできることだろう。2006年は『ゲヘナAn』の年になること間違いナシだ! |
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