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デック診断INDEX→

++　第　２　回　++
「竜の行進（イナバタさん）ＶＳ聖杯核戦争（ケイさん）」

■勝負！

ナチュ：	さて、じゃあ勝負しますか！　先手は……（お互いサイコロを振る）ん、私ですね！
ストン：	かかってこ……（手札を見て）むむ。
ナチュ：	いいですね？　行きますよ？　まずは本陣に《ストーン・バジリスク》と《ティンカーベル》を召喚！
ストン：	……こっちは《トロール甲冑戦士》と《デュアル・カーバンクル》、それと《ナイト・ウィスプ》を召喚して終わりじゃ。
ナチュ：	第１手札調整フェイズですね。使わなさそうなカードを捨てて、新しく山札から引いて……っと。
ストン：	大型ユニットがメインのデックは、上手くユニットを取捨選択せんと、召喚できずにあっという間に手札に溜まるからのう。
ナチュ：	……んで、《ストーン・バジリスク》と《ティンカーベル》はそのまま前に。そんでもって、本陣に更に《アース・ドラゴン》と……《シルヴィアの竜姫》召喚！
ストン：	ぐぬぬ。そっちはもうキーカードを引いたか……こっちも《トロール甲冑戦士》と《デュアル・カーバンクル》を前に押し出す。本陣には《ヘカトンケイル》を召喚じゃ。
ナチュ：	こっちの番でいいですか？　じゃあそのまま進軍☆　即時召喚はありません。
ストン：	こっちは《七つの海の王子》を即時召喚じゃ！
ナチュ：	サイコロを振って……（ころり）ん、出目、わるっ。そっちが先攻です。
ストン：	むむ。ディフェンダー持ちの《トロール甲冑戦士》的には後攻が欲しかったが……まあよい。《七つの海の王子》が普通タイミングで「□海の怒り」！　《トロール甲冑戦士》の攻撃力を上げるぞい。
ナチュ：	んー、対抗無しです。
ストン：	ならば同じく普通タイミングで《デュアル・カーバンクル》が自分に「□炎の祝福」。防御力を上げて……しかる後に攻撃！　８点でどうじゃ。
ナチュ：	《ストーン・バジリスク》が自分に《エンデュランス》！　防御力が、１Ｄ……（ころり）４点上昇です！
ストン：	ぐぬ！　……ちと悩ましいが、ここは《魔力のスクロール》で打ち消すぞい！　使うのは《トロール甲冑戦士》じゃ。
ナチュ：	対抗して《ペトリフィケーション》！　そこの歩いているトロール、死ねぃ！
ストン：	ぐばふぅ！　……戦士は死んだ。うぅ、２階級特進じゃ。
ナチュ：	（耳ほじほじ）行動は終わりですかぁ？　……じゃ、６点パンチで攻撃です。
ストン：	く、さらば《デュアル・カーバンクル》。しかし《七つの海の王子》は守った。
ナチュ：	チッ、しぶとい。《ティンカーベル》は打撃力がないのが難点です。
ストン：	戦闘終了じゃな。
ナチュ：	じゃ、もどった《ストーン・バジリスク》たちがいる地形の横に、代理地形を配置。《シルヴィアの竜姫》は進軍タイプが飛行なので、斜めの地形にも進軍ができる。よっと（置いた地形に進む竜姫）。そして、《シルヴィアの竜姫》の特殊能力「◇竜の楽園」で《ファイア・ドラゴン》を普通召喚！
ストン：	ぬぬ！
ナチュ：	更に本陣にも《フレイム・バジリスク》を召喚。で、ターン終了。
ストン：	うぬう、一気に展開してきよったな。しかしこっちは前にいるのは《七つの海の王子》だけ。即時召喚で呼ぶユニットには、戦って攻め落とすほどの戦闘能力がない……。ええい、《ヘカトンケイル》を前進させて進軍は終わりじゃ。本陣に《ブレイン・シェイカー》を召喚！
ナチュ：	うげげ。後攻になると、手札を捨てて戦闘スペルを打ち消す……でしたっけ。こっちと相性最悪じゃないですか。
ストン：	これで勝てる！

～見参、核ゴーレム

　更に進軍するドラゴンたち。《ファイア・ドラゴン》がそのまま前に前進し、ストンブリッジ側の本陣にそのまま襲いかかれる位置に進軍。
　《シルヴィアの竜姫》は前に出ず、更にその場に《ストーン・バジリスク》を召喚します。
　しかしストンブリッジ側の本陣前に陣取った《ヘカトンケイル》はなかなかにしぶとく、数ターンの間、ドラゴン側の攻勢をしのぎます。
　なんとか《ティンダー・ストライク》で仕留めますが、ストンブリッジは本陣に、更に《ヘカトンケイル》を召喚。

　

ナチュ：	もー、ヘカトン邪魔ー！
ストン：	ぐぬう、こっちも一向に前に出れぬ。あそこの竜姫を、誰か暗殺できんものか……。
ナチュ：	仕方ないから、竜姫のいるところに《スワンプ・ヒドラ》召喚です。
ストン：	また増えよった！　こっちは……（手札を引く）む、来たか……。《ヘカトンケイル》は前に進んで、《七つの海の王子》と合流。でもって、本陣左の空き地に代理地形を置いて、《ブレイン・シェイカー》はそこに。
ナチュ：	あれ？　本陣の《ブレイン・シェイカー》と《ヘカトンケイル》をどかした？
ストン：	でもって、本陣に《ニューク・ゴーレム》召喚！　さらに、《虹を受ける聖杯》も装備！
ナチュ：	核ゴーレムキターー！　……さて、こっちの手番ですか。うーん、博士の本陣の横に代理地形配置。そんでもって、《ストーン・バジリスク》をそこに特殊進軍！

　本陣前の《ヘカトンケイル》＆《七つの海の王子》を排除せんと、ナチュリーは《ファイア・ドラゴン》を進軍させます。
　《ファイア・ドラゴン》の特殊能力「□灼熱のブレス」を《封印の札》で打ち消す《ヘカトンケイル》ですが、《ティンダーストライク》で対抗され、死亡。「□灼熱のブレス」が有効となり、《七つの海の王子》も哀れ焼死体に。

ナチュ：	よし、本陣までの通路を切り拓きましたよ！　……というところで、ターン終了です。
ストン：	まいったのー。ここはニューク先生に頑張ってもらうしかあるまい。前進！　《ニューク・ゴーレム》は８レベルじゃから、即時召喚は無しじゃ。
ナチュ：	ＯＫです。こっちも即時召喚、ありません。さっきの戦闘で即時召喚した《ティンカーベル》がいますし。
ストン：	イニシアチブは……（ころり）ぬう、そっちか。なかなかいい目が出ないのう。
ナチュ：	じゃ、まずは攻撃しますよ。《ファイア・ドラゴン》が６点！　……《ティンカーベル》も０点だけど、攻撃はしてます（笑）。
ストン：	んー……さっそく「◎属性核融合」といこうかのう。《ナイト・ウィスプ》を捨てて《ティンカーベル》に【混沌：10】ダメージじゃ！
ナチュ：	うーん、《ティンカーベル》は「□特殊能力」には耐性あるんですけどねぇ。このままだと死にますが……《ファイア・ドラゴン》の攻撃でニュークさん死亡？
ストン：	いやいや。自らに《強靱の薬》。防御力を上昇させて耐えるぞい。
ナチュ：	じゃ、まだ対抗連鎖中ですね。「◎属性核融合」を撃ってこなかった……ということは、もう手札に魔法生物はいない！　《ティンカーベル》は死ぬ前に《ファイア・ドラゴン》に《エンデュランス》をかけます。１Ｄして……（ころり）３点上昇！
ストン：	ぬ、ちょこざいな……！　しかし対抗はない。
ナチュ：	じゃ、《ティンカーベル》が死亡して……。
ストン：	《強靱の薬》の効果で攻撃に《ニューク・ゴーレム》が耐えた。で対抗連鎖終了じゃな。
ナチュ：	こっちは終わりです。
ストン：	ぬぅ、《エンデュランス》が効いたのう……攻撃するが、堅くなった《ファイア・ドラゴン》は倒せぬ。戦闘終了で本陣に帰るぞい。
ナチュ：	じゃ、こっちのターンですね。さぁて、そろそろ本陣を狙いたいですねー。

～本陣戦

ナチュ：	《クラウド・キル》とか、《ニューク・ゴーレム》相手に使えなさそうなカードは破棄して、っと……。よーし、行きますよ！　《ストーン・バジリスク》で進軍、即時召喚で《サキュバス》、《ワイト》！
ストン：	ぐぬ。（少し考えて）……即時召喚はなしじゃ。１人で耐えてみせる！
ナチュ：	ほほう。ではイニシアチブ！　……は、そちらですね。
ストン：	攻撃で６点。
ナチュ：	こっちは《ワイト》、《ストーン・バジリスク》、《サキュバス》の順ですから……このままだと《ワイト》だけやられるわけですか。……いいです。対抗でワイトが「□レベルドレイン」。《ニューク・ゴーレム》のレベルを１に変更してから昇天していきます。
ストン：	む。対抗はない。そちらの手番じゃ。
ナチュ：	では、まず《サキュバス》が「□快楽の夢」！　レベルが《サキュバス》の防御力以下のユニット１体を破棄ですよ。
ストン：	今の《ニューク・ゴーレム》はレベルが１になっとるから……破棄されてしまうのう。「◎属性核融合」！　手札の《夢見る人形エリザベス》を破棄して、《サキュバス》に【混沌：10】ダメージ！
ナチュ：	《ストーン・バジリスク》が《サンド・カーテン》！　サッきゅん（サキュバスのことらしい）を守りますよ！
ストン：	ぬう！　ならばそのバジリスクめにも「◎属性核融合」じゃ！　破棄するのは《アクアマリン・ウーズ》！
ナチュ：	属性があってませんよ、博士。《ストーン・バジリスク》は土属性です。《アクアマリン・ウーズ》は水属性じゃないですか。
ストン：	ふふふ、そこでさらに対抗して《虹を受ける聖杯》の効果、「◎元素付与」を使用！　ユニットカードを１枚……《トロール甲冑戦士》を捨て、《ストーン・バジリスク》の属性を水に変更じゃ！
ナチュ：	う！　もう１枚、《ストーン・バジリスク》が《サンド・カーテン》！
ストン：	も、もう１枚じゃと!?　くっ、《魔力のスクロール》！　１Ｄして……５点！
ナチュ：	５点じゃバジリスクは死にませんが、スペルは打ち消される……《ストーン・バジリスク》と《サキュバス》のスペル枠を使って、《ペトリフィケーション》！　どうだ！
ストン：	…………。
ナチュ：	…………。
ストン：	がっちーん。ゴーレムは静かに石像になっていく……。死亡じゃ、しくしく。
ナチュ：	やった!!

■デック改造ポイント

ナチュ：	ふー、今日も勝った勝った。このコーナーも、そろそろ「Ｄｒ.ナチュリーのデック診断」とかに変えた方が良くないですかぁ？（煙草すぱー）
ストン：	く、くく、不覚……すまぬケイ殿、あんまり核戦争できんかった……（しくしく）。
ナチュ：	さぁ、診断という名の負け惜しみを聞かせて下さいよ。
ストン：	くそう……今に見ておれ。さて、まずは「竜の行進」じゃが……さすがに、即時召喚できない中～大型のユニットが多くて、取り回しにやや技術か運が必要な印象じゃったな。
ナチュ：	あぁ、それはあったかもしれませんねー。ドラゴンは《シルヴィアの竜姫》のおかげでけっこう楽なんですけど、《フレイム・バジリスク》とかはちょっと重かったです。《オリハルコン・トータス》とか、途中で引いたんですけど捨てちゃいましたし。
ストン：	スペル重視で戦う以上、手札にユニットを残すのは躊躇うじゃろうのう。《灼熱の魔狼フェンリル》や《フレイム・バジリスク》は外して、デックのシェイプアップを計った方が良いかもしれん。
ナチュ：	じゃ、代わりに何を入れるんですか？
ストン：	まずは《タイガーリリー》が筆頭かのう。
ナチュ：	ああ、火と土のスペルを持ってますもんね。２レベルユニットですし。
ストン：	うむ。あとは、４レベルじゃが《ストーン・エレメンタル》も火と土のスペル枠を持っておるから、考慮の余地はありそうじゃ。
ナチュ：	戦闘スペルの構成はどんなもんです？
ストン：	まずは《クラウド・キル》と《ブラック・フォッグ》かの。
ナチュ：	え、要らないんですか？
ストン：	確かに、『千年皇国の栄光』で魔属性のデックの可能性を大きく躍進させた、強力な戦闘スペルなのじゃが……このデックには、正直に言ってあまり相性がよくない。魔以外の戦闘スペルを使う者が多いからのう。活躍どころが、やや狭いのではないかな。
ナチュ：	ふーん……じゃ、《スワンプ・ヒドラ》も抜いたりするんですか？
ストン：	そうじゃな。まぁ、順当に考えれば抜いてもいいが……《スワンプ・ヒドラ》は魔の戦闘スペルを使わなかったとしても、なかなかに強力なカードじゃからのう。そこは判断が分かれるところじゃな。
ナチュ：	誰もいない地形にいきなり召喚されたりしますしね。
ストン：	うむ。……まぁ、こんな所かのう。全体的に言うと、「即時召喚できない非ドラゴンをちょっと抜いて、小型ユニットに差し替える」と、「戦闘スペルを火と土に絞り込む」という２点が、改造のポイントになるのではないかな。
ナチュ：	じゃ、次にいきましょう。
ストン：	うむ……「聖杯核戦争」じゃが……。
ナチュ：	なんですか、躊躇ったりして。自分が負けたからって、デックのせいにしないで下さいよ？
ストン：	やかましいわ。いや、使ってて思ったのじゃが、《ヘカトンケイル》が……その、強いんじゃ。
ナチュ：	ああ、そうでしたね。前回も活躍してましたし。それが？
ストン：	いや、このデック、ともすれば《ヘカトンケイル》中心の戦い方になりがちなんじゃ。《トロール甲冑戦士》や《七つの海の王子》なんかも、優秀なユニットじゃしな。
ナチュ：	ははあ。《ニューク・ゴーレム》が主役にならない？
ストン：	そうじゃのう。……ま、ワシがもっと早く《ニューク・ゴーレム》を引ければ、状況は変わったんじゃが。
ナチュ：	じゃあ、引き運最低の博士でも《ニューク・ゴーレム》を主役にするには？
ストン：	ここは思い切って、《ヘカトンケイル》などを抜いた方がいいかもしれんな。涙を呑んで、デックを魔法生物に染めるんじゃ。
ナチュ：	何を入れるんです？
ストン：	魔法生物全般、かのう。属性が合わんユニットには、《虹を受ける聖杯》があったとしても燃費が悪くなるからの。一通りの属性の魔法生物は押さえておきたいところじゃ。オススメは《深淵》じゃな。確実に後攻が取れるから、《ブレイン・シェイカー》とコンビを組むと、かなりタフなパーティになるはずじゃ。
ナチュ：	あー、確かにさっき、本陣に《ヘカトンケイル》と一緒にいた《ブレイン・シェイカー》はかなりのプレッシャーでした。
ストン：	アイテムとの親和性を考えると、《機械竜グラシア》なんかもいいかもしれん。戦闘スペルはこのデックに入れにくいから、単純に殴り倒すためのユニットになってしまうがの。
ナチュ：	空を飛んでるってのも、ポイントかも知れませんね。アイテムの構成はどうですか？
ストン：	うむ、とりあえず《滅びの粉塵》を入れる事を強くオススメしたいの。魔法生物は《滅びの粉塵》と《ディスペル・マジック》には極めて弱いからのう。
ナチュ：	使われると、破棄されちゃいますもんねー。
ストン：	うむ。そういうわけで、魔法生物デックは、その２つへの対策が是非欲しい。《魔力のスクロール》共々、できれば３枚積みたいところじゃ。
ナチュ：	なんか、抜いた方が良いアイテムはありますか？
ストン：	ふむ……《モロトフ火薬瓶》は、面白いカードなのじゃが……抜いてもいいかもしれん。ユニットや地形と数を調節して、入れたままにしておくことも可能じゃろう。……まあ、こんなところじゃろうかな。
ナチュ：	はい、では今日はここまで！　イナバタさん、ありがとうございました！　ケイさん、じじいがへタレでごめんなさい！　参考にして、色々デックを改造して、更にモンコレを楽しんで下さいね！
ストン：	更なる猛者の、あるいはモンコレを愛する者のデックを募集するぞい！
ナチュ：	では、また次回！
ストン：	次は勝つ！

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