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第十七回
《春を祝う女神フローラ》 |
記事作成:大井雄紀 |
モンスター図鑑第十七回!
いつも通り平成21年2月21日発売されたアニバーサリーセット第二弾、『千年皇国の栄光』からのご紹介。
今回ご紹介するのは《春を祝う女神フローラ》です!
なお、このコーナーは、著者の「趣味」と「自己満足」と「モンコレへの愛」の提供でお送りしております。 |
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――雪に閉ざされた平原に、女神が舞い降りた。
その女神は、誰も見ていないというのに深々と一礼する。
そして、女神が踊り始めたとき風が吹いた。
やわらかく暖かい風だ。
雪は徐々に溶け出し、大地があらわになってくる。
ぽつぽつと、むき出しだった土から、急速に緑が生えてきた。
春を告げる女神の踊りに誘われて、動物たちもやがて目を覚ます。
女神が踊りを終えて、もう一度頭を下げたとき。
そこは、動物たちの集る草原になっていた。 |
今回ご紹介するカードは《春を祝う女神フローラ》。
というわけで、夏にも関わらず春について考えてみました。
芽吹きの季節であり、花が咲き乱れる美しい季節。
その春の風物詩といえば、みなさんおわかりですね。
そう、変態さんです。
冬眠を終えた虫や動物のように、変態さんも春になると活動をはじめます。
やはり暖かくなってくるからでしょうね。
例えば全裸にコート一枚の変態さんにとって、冬はつらい季節でしょう。
春になるとまるで小鳥のさえずりのごとく、小中学校では先生たちが生徒に注意を呼びかけ。気ままに散歩する猫のように、警察の人が巡回を始めます。
……どれだけさわやかな例えをしても、教師、警察ともにやっていることはなかなか深刻ですね。
さて、筆者も来年の春に向けていろいろ準備をしなくては。
あっ、いえ、筆者は変態さんじゃないデスヨ?
きっとお仕事の話なのです!
はい。というわけで、今回ご紹介するカードは《春を祝う女神フローラ》です。
フローラは、第2手札調整フェイズの間だけ、手札上限を+1枚する[春の祭典]という特殊能力を持っています。
カードゲームにおいて、手札はとても大切です。『モンコレ』では、特に重要といえましょう。
一回対抗できないだけで、パーティが全滅するといった状況がよくありますからね。
フローラの特殊能力なら、第2手札調整フェイズの間だけ(ようは、相手のターンの間)とはいえ、手札を増やすことができ、相手よりも有利になることができます。
また、フローラの特殊能力は、場に出てさえすればいいので、戦闘に参加させる必要はありません。
本陣横に《妖精の輪》を張り、フローラがきゃっきゃうふふふと踊り続ければ、圧倒的な手札で相手を迎え撃つことができるのです! |
ここでは、紹介するカードと相性のいいカードを紹介していきます。もちろん、ここで紹介したカード以外にも相性のいいカードたちはたくさんあります。
ですので、自分だけのオリジナルコンボやパーティ構成を考えるときに、役立ててください。
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ぱっと見、おかしいスペックを持っているユニットである、《霊鳥ガルーダ》。
ガルーダの特殊能力により、第1手札調整フェイズが省略され、へたをすると進軍できない状況が生まれるときがあります。
ところが、フローラが場に出ていると、第1手札調整フェイズが省略されるため、手札上限+1されたまま、自分のターンが回ってくるのです!
うまく使うことができれば、最強の部類に入るコンボかもしれませんね。 |
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手札枚数分のダメージを出すユニット《デビル・タランチュラ》。
《妖精の輪》を3枚張って、フローラを3枚召喚できれば、あら不思議。
相手のターンの間だけ、なぜか12点ダメージを出すことができる夢のユニットになります(笑)。 |
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