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TOP > 製品情報 > 六門世界(モンコレ) > モンコレ風雲録> 第3回
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■■ 第 3 回 ■■
記事作成:河端潤一




  「俺のターン、ドロー! 《聖炎の女神スケグル》召喚!」
  「もうやめて! 私の対抗数はとっくにゼロよ!」


 ……あれ? このやりとり、どっかでしたような。

 というわけで、おひさしぶりです。モンコレ班の河端です。
 はやくもお馴染みになってきた『モンコレ風雲録』、今日もはじめさせていただきます!

 今回はすこしばかり時間を遡ります。
 通常構築戦、『モンコレ冬の陣』にお邪魔しました。大会参加者は、私を含めて、5人。
 私が使用したのは、空の嫌われ者《キング・グリフォン》と、先々日発売の『復活の破壊神』から《遊撃隊長グレイホーク》《竜鳴のエルザ》を投入した「対抗不可デック」です。
 ――え? ファンデックすぎるって? いえいえ、メディアがベストパーティになる前に「対抗不可4点」を叩き出したくて組んだ、あくまでガチメタデックですよ。

「よっしゃー! メディアかかってこいやー!」

 意気揚々とお店に乗り込む私ですが、はたして、そのもくろみは成功するのでしょうか。
◆第1戦目 vs Aさん「消耗品!消耗品!消耗品!」

河端「さ〜て、初戦のお相手はどんなデックかなぁ〜」
Aさん「お願いします」
河端「あ、お願いします〜」



 ダイスの結果、あちらのターンからスタート。


Aさん《七つの海の王子》《アーマーン伏兵隊》召喚」
河端「!」



 キタキタキタキタ〜!
 そのパーティ構成から察するに、相手方は間違いなく「水バラメディアデック」ですね! これはさっそく、拙僧の「ナチュラル先攻→対抗不可コンボ」を、決めるしかありませんな! ぐふふふ……。


Aさん「なにをニヤニヤしてるんですか? そちらのターンですよ」
河端「おっと、すみません(ニヤニヤ)。では、《バードマン竜巻隊》《攻撃隊長ブラックホーク》《バードマン疾風隊》《ナノティラヌス》召喚。黒鷹にスクトゥムつけて、本陣前に《地平線》配置」
Aさん「おぉ〜バードマンですか。展開力がすごそうですね」
河端「いえいえ、そんなことありませんよ(ニヤニヤ)」



 け〜っけっけっけ! ただのバードマンデックと侮るなかれ! あとは、グレイホークと《バードマン攻撃隊長》さえ来れば、レベル4の貝ブラ人魚ごとき、私の敵ではないのだよ。さぁ、はやく! はやく、メディアを召喚たまえ!
 ――リミット10の《地平線》で、イニシアチブ対抗を発生させずに、グレイホークに「イニシアチブ:+4以上」を持たせる。これが、私のデックのコンセプトなのです。テンションもあがるあがる。


Aさん「では、私は目の前に代理地形を配置し、七海・アーマーン進軍。本陣には、《秘境の巨人ヨーウィ》を召喚します」
河端「ほほ〜う! なるほど、ヨーウィねぇ! ヨーウィも良ーいですなぁ! なんつって! ……って、あれ? ヨーウィ??
Aさんなにか?



 えっと……、


河端「失礼ですが、あなたのデックにメディア様はいらっしゃいますでしょうか?」
Aさん「は? そんなこと聞かれても教える義理はないんだけど……ま、いっか。いませんよ


 ……

河端ガ━━━━━ン!!

 い……いない、だと!?
 そう。一戦目のAさんが使っておられたのは、水のエリートユニットを中心に、《秘境の巨人ヨーウィ》《ヘカトンケイル》などを組み込んで作った、アイテム(消耗品)デック。メディアなど、どこにも存在しないのでした。
 その後、私は本陣を攻めてきた「7レベル7/5 アイテム:■■■」という、歩く要塞のようなヨーウィ相手に、キングリで「対抗不可6点」を出して辛勝します。
 が、《金剛丸》《剛力丸》《滅びの粉塵》《封印の札》をくらいまくり、こちらも相手本陣にたどりつくことが出来ません。
 そうこうしているうちに、第1戦は、時間切れ判定負けとなりました。

 
◆第2戦目 不戦勝

 人数が奇数だったので、不戦勝です。あ〜、はやくメディアをモズ落としたいよ。

 
◆第3戦目 vs Sさん「指輪スケグル」

 少々の休憩をいただいたあと、第3戦(最終戦)がはじまります。

Sさん「お願いします」
河端「さてさて、今度こそメディアがいいな〜。お願いします」
Sさん
河端「ん? ――あ!


 なんと! このSさんという方、前回の風雲録で、私の嫁ことデスブリの体を、「インセクト」やら「魔法生物」やらに変えて、さんざん汚してくれた、あのSさんではありませんか!
 前回、Sさんのあのデックは、確か無敗だったはず。今回も同じデックを使ってくる可能性は、大いにあります……そう、あの忌まわしい「メディアデック」をね!! フハ! フハハハハ!
 ――あ、そうそう。私の嫁で思い出しました。
 その《デスブリンガー》ですが、この子、今は制限カードになってしまっております。この点につきましては、ここを参照してくださいませ。この制限で、世の中のプレイヤーの皆さまも、一喜一憂、それぞれあったのではないでしょうか。
 しかし、これはモンコレの環境をよりよくするための新ルール。モンコレをより多くの皆さまに楽しんでいただけるよう、精一杯努めさせていただきますので、どうぞこれからもよろしくお願い申し上げます。
 と、そう言いつつもですね。私の脳内では、マフィンがこう叫んでおります。

「河端殿! 諦めるのは、まだ早いですぞ!」

  ちゃら〜ちゃらら〜らら〜♪

 それは、とても風の強い日だった……
 寄り添って逃げる男女の背後には、幾千もの強豪召喚士の影。
 女は、終わらない戦乱により姉妹を失い、男は、そんな女の心を必死に支えようとしていた。

「あぁ! 愛するデスブリ! 制限が何だというのだ! 私は、君1人そばにいてくれれば、それで何もいらない! ……さぁ行こう、魔剣の姫が眠るという、私たちの新しい楽園へ!」
「河端さま……」


 かくして、見習い召喚士・河端と、幾多のカード(ルビ・おとこ)を捨ててきた悪女・デスブリンガーの、愛の逃避行が始まるのであった――。


Sさん「あ、あの……すみません。あなたのターンなんですけど……」
河端「ハッ! い、いかんいかん。つい、過去の女を思い出しておった! 今の私にはグレイホークがいるんだ、大丈夫さ……さて、と。Sさんは何を召喚したんでしょうか? また芸もなく、メディアですかな?(今度こそニヤニヤ)」



 チラッ

《聖炎の女神スケグル》《ワルキュリア蒼天近衛隊》


(本陣)


河端「……」
Sさん「?」
河端メディアはどうしたっ!!


 しかし、期待もむなしく、その日のSさんのデックは「指輪スケグル」。「指輪スケグル」とは、第12回全日本選手権で、優勝者の側近Bさんが使用していたデックタイプで、《虹の詰まった指輪》を装備したスケグルが、あらゆる行動に対抗しまくる、といったものです。メディアと同じ重対抗ではありますが、スケグルは「飛行」かつ「英雄ではない」ので、展開力では、あのメディアにも勝ります。あちらの引きが悪いにもかかわらず、私はあっさりと負けてしまいました……ふ、ふがいねえ!
 ――え? 負けてばっかり? ガチメタデックじゃなかったのかって? あぁ〜……そんなことも言いましたっけ(遠い目)。
 うん、言ったさ、確かに言いましたよ。ガチネタデックって。
 ……
 あっ、痛っ! や、やめて! 「◎地爆塊」を投げないで!

 
◆最後に

 と、ふざけすぎてますね。すみません。今回の風雲録は、こんな感じです。
 ちなみに。汚名返上のために、戦わなかった他のおふた方のデックを、ざっと説明させていただきますと、

「爆弾鬼斬りランチ」

 今回の優勝者、Bさんのデック。
 ソニア&ゴンドウ起点のオーガデック
 《紅焔姫ルビー》などが入っています。
 ナチュラルに同時を起こしまくっていたのが、印象的でした。
「自分の傷は、自分で舐める!」

 ネビロスや《イビル・ホーント》で守りをかため、《スケルトン》《アンデッド・ビースト》《マカーブ・レブナント》をひたすらリサイクル。
 そして、《ギアス》《バックファイア》《ミスフォーチュン》するデック。
 デスブリが入っています。


 こういった感じでした。
 
 大会は負けちゃいましたけど、それよりも今回、嬉しかったのは、「新カードがちゃんと使われていた」ということです。
 さすがにこの日(1月某日)の時点では、まだ『復活の破壊神』の「装備品」系ユニットを前面に押し出したガチデック、というのは見られませんでしたが、合間合間のフリーファイトでは、《紅帝竜バルバロッサ》《ジャッジメント》の顔も見ることができました。

 気になる『星剣姫の烙印』についても、この時点ではデータ公開しかされていなかった《アルカナ・センチネル》《邪悪を見透かす瞳》の好評も、ちょこっと耳にしました。
 先の新カードも、皆さま、いちはやく注目してくださっていたみたいです。

 そんな大注目の最新ブースター、『星剣姫の烙印』は、各カードショップ・おもちゃ屋さんにて絶賛発売中! どうぞよろしくお願いいたします!

 ではでは、今回はこのへんで。また近いうちにお会いしましょう〜!


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