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TOP > 製品情報 > ソード・ワールド > 『ソード・ワールド2.0 ルールブックEX』発売に伴う、ルールとデータの補完


← 透明に関する処理(特に重要) 目次 特殊神聖魔法の収録について →


戦闘特技データ

 一部の戦闘特技について、フィックスが行われています。なお、『EX』の性格上、これらはすべて、『イグニスブレイズ』における「改訂戦闘特技」に対応するものとなります。



《かばうT/U/V》(特に重要)

注意! これについて、「EX」そのものにエラーがあり、エラッタ発表があります。大事なところに誤りがあり、申し訳ありません。ご注意ください。⇒エラッタ
 以下、エラッタ適用後の記述に基づいた解説です。これが最新となります。
《かばう》対象について、この特技を宣言するときの位置は不問となります(対象自体の指定は宣言時に行います)。
《かばう》効果が発動されるタイミングにおいて、「かばわれる対象が、《かばう》宣言者の『移動妨害』を行える範囲内にいること」が、効果発動の条件です。
《かばう》可能な範囲は、具体的には以下の通りです。


簡易戦闘

同じエリア


標準戦闘

乱戦エリア外 制限移動範囲、かつ、乱戦エリア外
乱戦エリア内 該当乱戦エリア内


熟練戦闘

乱戦エリア外 制限移動範囲、かつ、乱戦エリア外
乱戦エリア内 乱戦状態 :該当乱戦エリア内
独立状態 :制限移動範囲、かつ、該当乱戦エリア内




 レベル帯の条件から、『EX』収録は《かばうT/U》までですが、このフィックスは《かばうV》にも適用されます。
 また、「改訂戦闘特技」ルールを採用しない場合でも、《かばう》に対して適用することを推奨します。
 これにより、基本的には、自陣営の行動がすべて終わったときの位置取りさえ気にすればよいということになります。


《ハーモニー》

『IB』にエラッタです。

 効果説明文中に現れる「行使判定」という言葉を、「判定(達成値の決定)」という言葉に改めています。
 行使判定は、魔法を行使するときの判定であり、呪歌の達成値を決めるときには、使われるべきではない言葉です。
 なお、現状、「呪歌の達成値を決める」判定において、専用の用語は定義されていません。


《ブロッキング》(重要)

『IB』にエラッタです。

 この特技の効果が現れるのは、乱戦エリア内に限りません。


《ワードブレイク》

『IB』にエラッタです。

 この戦闘特技は、効果一つを解除するものであり、その対象はキャラクターではありません

《囮攻撃》

『IB』にエラッタです。概要効果、それぞれにあります。

 概要は、ゲーム的な処理を記述する方向に改めています。効果説明において、近接攻撃でのみ影響を発生させるものであることをダメ押しした記述にしています。


《狙撃》

『IB』にエラッタです。

 改訂戦闘ルール以降の「射撃攻撃=射出武器攻撃&投擲攻撃」という定義に従った記述にしています。


《マリオネット》(重要)

 効果自体に変更はありません。行動指示を術者自身の手番中に行わなくてもよいことを明確化しました。


《マリオネット》使用の具体例

『IB』にあったコラムは、紙幅の都合で『EX』ではカットされています。その内容まで踏まえて、《マリオネット》使用の具体例をここにあげておきます。

 ゴーレム使いデルメイは、オークハウンドを作成、使役中の操霊術師です。最初の手番、彼は【スパーク】を行使しつつ、《マリオネット》を宣言しました。これにより、オークハウンドの手番はデルメイから独立します。このラウンドの残りにおいて、デルメイは、他の仲間が行動するのを待ってから、オークハウンドを行動させられます。

 一度敵側に手番が渡ってから自陣に戻ってきた次のラウンドデルメイの手番開始までは《マリオネット》の効果が持続している状態です。ゆえに、このラウンドに、デルメイはオークハウンドを自分より前に行動させることができます。デルメイはそれを選択し、オークハウンドをまず行動させました。自身の手番では《マリオネット》は宣言せず、仲間に【カウンター・マジック】を行使しました(《魔法拡大/数》の宣言が必要なために《マリオネット》を見送ったのです)。通常であれば、デルメイの直後にオークハウンドの行動ですが、オークハウンドはすでにこのラウンドの行動を終えています。ゆえに、それは行動することなく、敵側に手番が回ることになります。

 さらに次のラウンドは、デルメイは《マリオネット》の効果は受けていません。ゆえに、オークハウンドを自分より前に行動させることはできずに、自身の手番を迎えることになります。その自身の手番で改めて《マリオネット》を宣言するなら、オークハウンドの手番を独立させられます。そうでなければ、自身の直後にオークハウンドを行動させなければなりません。


 この例でわかるように、【サモンフェアリー】や【インスタント・ゴーレム】など、持続時間の短い召喚係の効果を使っているとき、「持続が切れる直前のラウンド」に《マリオネット》を宣言し、次のラウンドに術者自身より前に使役中の魔物を行動させることで、実質1回、その使用機会を増やすことが可能です。
 また、持続時間切れや、術者自身の補助動作による解除を挟みつつ新たな召喚を行って、「すでに召喚していた魔物を行動させる」→「解除、新規の召喚」→「新規召喚の魔物を行動させる」と、1ラウンドに2体の魔物を使役することも可能です。


《魔法拡大/威力確実化》

『IB』にエラッタです。

「威力の決定」という、定義不明の言葉を避けて効果の記述を書き換えています。


《魔法拡大/範囲》

『IB』にエラッタです。

 範囲拡大で拡大できる効果が、もともとが半径2m〜5mのものに限られていることを明らかにしています。



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