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TOP > 製品情報 > ソード・ワールド > SW2.0 Q&A

戦闘時のルールに関するQ&A
2017.09.25
  広範囲の効果   乱戦エリア   遮蔽 その他

広範囲の効果
ルールブック I
Q I -01  広範囲の効果や魔法などを使用するとき、効果の使用者や術者はその効果に含まれますか?
A I -01  はい、含まれます。
 ただし、使用者自身を中心として使う特殊能力などの効果や、「射程/形状:術者/−」の魔法などの場合、術者が望まないなら、広範囲の効果を受けなくても構いません。射程が「術者」以外の広範囲の効果は、術者を中心にできません。
 広範囲の効果や魔法の使用者が複数の部位を持つ場合、自らのすべての部位に対して効果を受けるかどうかを選びます。

 
乱戦エリア
ルールブック I
2011.04.08
Q I -01  乱戦エリアについて質問です。たとえば、パーティーが1mおき、2列縦隊で進んでいて、敵が1人現れたとします。


 敵●◎○
  ◎○・

 敵は、先頭の一人(●)と乱戦状態に入りました。その結果、半径2mの乱戦エリアが作られます。これは、隣とその後ろ2人(◎)を巻き込む広さですので、エリアが4人分、半径3mに拡大します。結果、○の2人も巻き込まれ、6人、4mに拡大となり、最後の1人(・)も巻き込まれます。
 つまり、敵は1人でいきなりこのパーティーの最後尾を近接攻撃できる。
 この解釈でいいですか?
A I -01  いいえ、誤りです。
 この場合、1ラウンド目は、●との乱戦エリアが構築されるのみです。◎の2人は、「乱戦エリア内にいるが、乱戦状態ではない」という扱いになります。
 敵の手番終了後、自分たちの手番になって、◎のどちらかが行動を行おうとしたときには、敵は、それを乱戦状態に巻き込むことができます。
 これで、エリアは3人分、半径3mに拡大しますが、それ以降のキャラクターについては、2倍の人数という制限を超えてしまうため、敵は乱戦状態に巻き込むことはできません。
Q I -02  つまり、「乱戦エリア内にいるが、乱戦状態ではない」キャラクターが存在しえるのですか?
A I -02  はい、存在しえます。
 こうした状態にあるキャラクターは、自分の手番で行動を起こそうとしたときに、敵によって乱戦状態に巻き込まれる危険があります。もちろん、その乱戦において、すでに自分たちの陣営が2倍以上の人数差の優位を持っているなら、この危険もありません。
Q I -03  しかし、補助動作は手番に何度でも行えますから、乱戦エリア内にいさえすれば、どんどんと指定して乱戦状態に引き込んでいってしまうことができますよね?
A I -03  いいえ、できません。
 乱戦に関して、手番に許された補助動作は、「新しく乱戦状態を作り出す」「すでにある乱戦状態に参加する」のどちらかだけです。「すでにある乱戦状態に、敵を指定して引き込む」というものは存在しません。
Q I -04  そうすると、乱戦状態に巻き込むってのは……?
A I -04  それは、相手側の手番での宣言です
 「乱戦エリア内にいるが、乱戦状態ではない」相手が、何か行動(に先んじて行われる移動)を起こそうとした場合、それに対応し、「近寄ってきたもの」とみなし、乱戦状態に入ることを宣言可能です。この宣言は、相手がその場に立ち止まり、移動しない場合でも、行うことができます。
Q I -05  とすると、乱戦エリア内には入れるが、エリア中心点には到達できない鈍足ドワーフが飛び込んできた場合、彼(彼女)がとりあえず乱戦に参加できないのはともかくとして、その直後に、彼(彼女)をその乱戦にいる敵側が近接攻撃することも不可能ですか?
A I -05  はい、できません。
 敵がそれをしたければ、飛び込んできたときに、あえて乱戦に巻き込んでおく必要があります。先に攻撃を受けるリスクは甘受しなければなりません。
Q I -06  「乱戦エリア内にいるが、乱戦状態ではないキャラクター」の居場所は、やはり乱戦エリアの中心点ですか?
A I -06  いいえ、違います。
 乱戦エリア内にあっても、乱戦状態ではないキャラクターは、それぞれ個人の位置(座標)を特定して、管理されなければなりません。乱戦に巻き込まれた瞬間に、その位置が、乱戦エリア中心点で代表される存在となります。
Q I -07  GMが地形などの条件で、乱戦エリア内人数を制限したとき、「乱戦エリア内にいるが、乱戦状態ではないキャラクター」として、そこに進入することは可能ですか?
A I -07  いいえ、できません。
 ただし、エリアが構築されたときに、すでにその場にいたキャラクターは、そこに留まり続けることができます。こうしたキャラクターでも、一度外に出てしまうと、再進入はできません。
Q I -08  敵ABの2人から、○◎の2人が挟み撃ちを受けました。○◎間の距離は1mです。


 A→○◎←B

 まず、Bが後衛◎を相手に乱戦状態に入り攻撃します。次に、Aが◎を攻撃しようとします(B◎乱戦エリアへの参加)。これに対応して、前衛○は、「近寄ってきた」Aに対して乱戦状態になる宣言をしました。しかし、それを行ったところで、二つのエリアは融合してしまい、結果4人分のエリアになって、○は◎への攻撃を防げないことになってしまいます。
 この解釈でよいのですか?
A I -08  いいえ、その解釈はしないでください。
 乱戦エリアの融合は、各ラウンドの開始時に発生します。ですから、この場合には、とりあえず、Aから◎への攻撃は、○によっていったんは凌がれます。
 しかし、この裏の自分たちの手番まで終了し、第2ラウンドになったなら、その始めにおいてエリアは融合し、敵味方4人全員が参加している乱戦状態になってしまいます。第2ラウンドでは、AもBも◎を直接狙うことが可能です。
Q I -09  「乱戦エリア内にいるが、乱戦状態ではないキャラクター」を対象として、当該乱戦エリアで乱戦をしているものが、飛び道具や射撃型の魔法を使う場合、《精密射撃》《魔法誘導》《鷹の目》のような戦闘特技は必要ですか?
A I -09  いいえ、不要です。
 乱戦状態にあるものが、そのエリア内にいるキャラクターを飛び道具や射撃型の魔法で狙う場合、そうした特技がなくとも、誤射の可能性なく、対象にできます。
Q I -10  乱戦エリアは遮蔽を作りだし、《鷹の目》を持たないものは、それ越しに直接射撃を行えないということはわかりました。しかし、そうすると、敵に射手が控えている場合、前衛役は、後衛が射撃されるリスクを回避するために、故意に敵を倒さず乱戦を継続しなければならないという不自然な戦術を強いられてしまうことになります……。


 敵射手──(前衛どうしで乱戦)──味方後衛

 こんな状況の時のことですが。
A I -10  乱戦状態になくとも、キャラクターは遮蔽を作り出します。
 よって、その状態で前衛が敵を倒しきった段階では、敵射手から味方後衛を狙っても遮蔽を成立させることができます。
 この後、調子にのって前衛がみな射手にかかってしまう(乱戦に入る)と、射手は味方後衛に射撃を行えるようになってしまいますので、それは注意しなければなりません。
Q I -11  群衆に紛れていた暴漢が、屈強な護衛に守られた姫を狙いました。先制を取った暴漢は、護衛に対して乱戦状態に突入、その後、投げナイフを姫に投擲! これ、ルール上、可能ですよね? 暴漢に《鷹の目》の戦闘特技がないものとしても。
A I -11  はい、そうなります。
 ……護衛は二重円の陣形で姫を守るよう心がけてください。群衆を制限移動距離(3m)より遠ざけておくのもまた、一つの対策です。
Q I -12  「乱戦エリア内にいるが、乱戦状態ではない」キャラクターも、エリアから外に出るには、エリアからの離脱の手順を踏む必要がありますか?
A I -12  はい、あります。
 しかし、すでに乱戦状態にある人数を比較し、自分たちの陣営が2倍以上の人数差の優位を持っているなら、必要はありません。
Q I -13  乱戦エリアに対して、範囲魔法を行使する場合、エリア中心点を目標にする必要がありますか?
A I -13  いいえ、その必要はありません。
 魔法の範囲内に、エリア中心点があれば、その乱戦エリア内にいるものは魔法の影響を被る可能性があります。
Q I -14  複数の乱戦エリア、さらには、「エリア内にはいるが乱戦状態ではないキャラクター」までもが存在するとき、それらすべてを巻き込んで範囲魔法が使われた場合、どのように処理されますか?
A I -14  まず、乱戦状態にないもの、つまり、位置・座標が、個人で特定して管理されているものは、範囲内にいれば、無条件で魔法の対象となります。
 これは、魔法の最大対象人数によって制限されません(満員電車のような、人が密集している場所に【ファイアボール】は、大惨事を巻き起こします)。
 その後、それとは独立的に、乱戦エリア内にいるものに対しての適用処理を行います。エリアが複数あったとしても、人数すべてを合計し、魔法の最大対象数と比較します。乱戦をしているものの人数が最大対象数を上回っているならば、ランダムに魔法の対象となったものを決定します。
Q I -15  気絶状態になったキャラクターは、自動的に乱戦から除外されます。それは、「乱戦エリア内にはいるが、乱戦状態ではない」という扱いになると思われるのですが、そうすると、乱戦しているキャラクターは、近接攻撃では気絶状態のキャラクターにトドメを刺せないということになりませんか?
A I -15  はい、できません。
 トドメを刺す動作は、30秒(3ラウンド)の間、その動作に専念する必要があります。乱戦エリアの中にいる場合は行えません。乱戦エリアの外からトドメを刺す場合でも、途中で攻撃や魔法の効果の対象になったりすると、中断されます。
Q I -16  敵の移動を妨害して乱戦状態を宣言するとき、宣言できる範囲はどのくらいですか?
A I -16  そのキャラクターが「制限移動」で移動できる距離になります。「制限移動」の距離内なら、どの場所でも乱戦状態を宣言でき、その地点を中心に乱戦エリアが構築されます(移動の妨害を宣言したキャラクターと、手番のキャラクターがその地点に移動します)。
Q I -17  乱戦エリア内にいるキャラクターが主動作で「離脱の宣言」を行う場合、その手番に補助動作を行えますか?
A I -17  はい、可能です。
Q I -18  乱戦エリア内で騎獣に騎乗しているキャラクターが「離脱の宣言」を行う場合、補助動作で騎芸【攻撃指令】などを宣言し、騎乗している騎獣に攻撃を行わせることは可能ですか?
A I -18  いいえ、できません。
「離脱の宣言」を行う場合、騎手も騎獣も主動作で「離脱の宣言」を行わなければ、次の手番に離脱できません。
 騎芸は補助動作で宣言が可能ですが、騎獣が攻撃してしまうと騎手の「離脱の宣言」は意味がなくなります(回避力判定のペナルティ修正は受けます)。
 複数の部位を持つキャラクターも、全ての部位が主動作で「離脱の宣言」を行わなければ、乱戦エリアからは離脱できません。

 
遮蔽
ルールブック I
Q I -01  乱戦をしていないキャラクター1人が遮蔽しうる範囲はどの程度ですか?
A I -01  キャラクターを中心に半径1mです。
 狙うものと、目標とを結んだ直線が、この範囲を横切る場合、遮蔽が成立しています。
Q I -02  味方どうしで乱戦状態を作り出し、遮蔽できる範囲を広げることはできますか?
A I -02  いいえ、できません。
 味方どうしで乱戦は行えません。

 
その他
ルールブック I
2017.09.25
Q I -01  転倒時に補助動作で起き上がる場合、その後に移動は行えますか?
A I -01  いいえ、できません
2017.09.25
 転倒から起き上がって移動可能SW2.0サプリメント『ウィザーズトゥーム』における、ルールとデータの変更(12)練技参照
Q I -02  転倒した状態でも移動は行えますか?
A I -02  いいえ、行えません
Q I -03  フェンサー技能を所持しているキャラクターが、必要筋力いっぱいの武器を装備した状態(フェンサー技能では扱えない武器)で、必要筋力が半分以下の防具を装備しているとき、回避力判定の基準値に「フェンサー技能レベル+敏捷度ボーナス」を用いることは可能ですか?
A I -03  はい、可能です
 ただし、装備している武器は扱えません。
Q I -04  操霊魔法【ヘイスト(⇒『III』111頁)】や魔動機術【クイックランページ(⇒『III』134頁)】、戦闘特技《跳び蹴り(⇒『III』146頁)》など、主動作を追加する魔法や戦闘特技の効果は重複しますか?
A I -04  はい、それぞれ異なる魔法や戦闘特技であれば、効果は重複します。
 上記の効果がすべて発揮されるなら、手番は以下のよう進行します。

(1)通常移動後、《跳び蹴り》の効果で攻撃
(2)主動作で近接攻撃などを行う
(3)【クイックランページ】で作成した腕の動作を行う
(4)【ヘイスト】の効果で1dし、出目が5以上なら追加の主動作を行う

 なお、【ヘイスト】【クイックランページ】を自ら行使する場合「通常移動」は行えないため、そのラウンドは《跳び蹴り》を行えないことに注意してください。

 


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