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TOP > ユーザーコンテンツ > 著者インタビュー > モンスター・コレクションTCG『千年皇国の栄光』+αなインタビュー(2009年02月)
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モンスター・コレクションTCGアニバーサリーセット2『千年皇国の栄光』+αなインタビュー


 2008年7月、『神霊獣の咆哮』で約5年ぶりに復活を果たしたモンスター・コレクションTCG
 同年12月にはベストカードデック『樹界霊の歌姫』『海皇神の王子』が発売され、好調な勢いにのって2009年2月21日にはアニバーサリーセット第2弾『千年皇国の栄光が登場しました!

 というわけで、今月の著者インタビューでは六門世界/モンコレの生みの親である、我らがSNEのボス・安田均、デザイナー・加藤ヒロノリ、ディベロッパー・杉浦武夫の3名に直撃インタビューを敢行っ!

『千年皇国の栄光』のあれこれや六門世界/モンコレの気になる今後の展開が聞けるかもっ?!
2009年2月 発行
記事作成 森本有美


■■ 「千年皇国」の意味
――: まずは、今月21日に新カードセット『千年皇国の栄光』発売おめでとうございます!
というわけでこのあたりのお話から……。
安田均(以下、安田) まずね、最初に言っておきたいのは、今度のセットには2つの意味があって。
――: ほほう?
安田 ひとつは、去年発売されたアニバーサリーセット第1弾『神霊獣の咆哮』に続く第2弾という意味。
そしてもうひとつ。セット名の「千年皇国」というのが実は重大な意味を秘めている。
これは六門世界全体の歴史にも絡むすごく大事なことで、それを受けて、TCGでは夏に新し……
加藤ヒロノリ(以下、加藤) わーわー! ストップですボス。内容については、新作発表会まで待ってください。きっと富士見さんとブロッコリーさんにも止められます。鋭意制作中というところで止めておきましょう(笑)。
杉浦武夫(以下、杉浦) 詳細については、そのうち発表会などで行われると思うので、そちらをお楽しみにしてくださいってことですね。
――: りょ、了解であります。では、気を取り直して、千年皇国のお話を聞かせてください。
安田 「千年皇国」っていうのは、サザンに始まる魔法帝国以来連綿と続く栄光の時代のことなんやけど、そこでひとつの大事件が起こる。
――: だ、大事件、ですか……。
安田 今回発売されたセットに入っている「種族:精霊王」というユニットが暴れまわって、栄光を崩壊へと導くという……。
それが、カードのタイトルから背景世界としての意味。だから精霊王というのは、すごく大事なユニットなんですよ。
――: なるほど! そういう意味でも「千年皇国の栄光」なんですね!
安田 ほかにも次につながる、色んなストーリー的仕掛けがあるんやけど、これは次セットのお話がちゃんとできるようになってからやな。
――: 残念です。楽しみにしておきますね。


■■ コンセプトは「孫の手」セット?
――: そんなわけで、セットタイトルと世界観に関連する今後の展開をお伺いしましたので、今度はゲーム部分について。
お定まりの質問になりますけど、今回のセットのコンセプトは何でしょうか?
加藤 うーん……、コンセプトって、あるようでないようで……。『神霊獣の咆哮』ではみだしたものをいい感じにまとめたのが今回のセット、かな?
杉浦 はみだしたって……(笑)。
加藤 一応、ベストカードデックで初心者へのフォローはできたので、そこからモンコレを始めた人に対して、ゲーム部分が面白くなるような、ちょっと濃いめのカードを厳選しました。
安田 ようするに、ベストカードデックが出て、これまでモンコレを遊んだことがない人にも遊んでもらいやすくなってやっと解禁されたのが、今回のセットやな。
杉浦 これまでのモンコレの良さが凝縮されてる感じですね。
加藤 凝縮しすぎて、次どうしようっていうのもありますけどね(遠くを見る)。
――: 具体的には、今回はどんなカードが入ってるんでしょうか?
加藤 そうですね。たとえば、《髑髏の騎士》とか……、すごい個人的には《炎の魔神スルト》とか。
安田 個人的やな(笑)。
加藤 はい。他は、《髑髏の魔術師》もいますし、《黒い翼の天使》……は前のままだとちょっと不都合があるんで、若干の変更を加えて帰ってきました。種族なら、火はオークがまとめてきれいに復活してたり。
杉浦 魔にダークエルフが、聖には天使がいっぱい入ってきてますよ。
加藤 天使のまとめ役の新ユニットが加わったり、ワルキュリアの昔のまとめ役とかが帰ってきたりしてますねぇ。
安田 あとは、精霊王がいるな。絵描きさんも変わったんやな、たしか?
加藤 はい、《オーシャン・ロード》米田仁士さんに引き継いでいただいた以外は全部変わりました。
神霊獣以降にモンコレを始めた方はご存知ないかもしれないんですが、精霊王のユニットはもともとは儀式スペルで登場したもので……あれはたぶん精霊王を呼ぶ儀式スペルやったんですよ!
※儀式スペル
 神霊獣までのカードセットに登場したスペルカード。
 ユニットが使う戦闘スペルとは違い、儀式スペルは召喚術師であるプレイヤーが使うスペルカードで、使用には一定の条件が必要だが、その効果は非常に強力なものだった。
安田 そう、そうそう! そしてついにその儀式をやってとんでもないことが起こったんですよ!!
一同 (笑)。
――: (うわ、そんな今思いついたみたいな言い方……笑)
加藤 スペルといえば、今回は戦闘スペルもきれいな形にまとめて、各複合戦闘スペルも入れてます。これでスペルの強さはだいたい均等になった……はず。それぞれの特色の出たいいバランスじゃないでしょうか。
杉浦 具体的にいうとベストカードデックが水と土に偏っていたので、千年皇国ではそれ以外の属性のバランスを取っています。
――: なるほどー。
えーと、じゃあ、今回のセットのウリは?
加藤 ウリはコレですね!
前のセット『神霊獣の咆哮』と、『樹界霊の歌姫』『海皇神の王子』で届かなかったところに、手が届く……かゆさ
一同 かゆさ?!(爆笑)
加藤 を、掻いてくれる……、なんていうんやっけ?
安田 痒いところに手が届く、て言いたいんか? つまり孫の手やな(笑)!!
加藤 それです、それ(笑)!
ただ、今回のセットは、神霊獣みたいに単体で遊ぶことは想定していないセットになっています。
あくまで「ブースター」という概念で作成してあります。ですので、これまでのセットと合わせて遊ぶと、今までのセットが何倍にも面白くなるはず!!
安田 これでカードが350種類を超えて、一番遊びやすい環境が整いました。デックもいろいろ組めて……、それこそ、ひとつの完成形ですね。
――: 遊びの幅を広げるためのセット、というわけですね。
加藤 アニバーサリー2と銘打たれてはいますが、復刻カードだけじゃなく新カードも48種類増えてるんで、古参のユーザーさんでもまったく違う新しいセットとして見てもらえるんじゃないかと思います。まあ、テストプレイはほとんど新セットと同じレベルでした(笑)。
で、懐かしいヤツが懐かしく帰ってくる、と。
――: ふむふむ。
安田 ただ、残念ながら今回は『ディメンション・ゼロ』とのコラボカードはありません。エビは欲しかったんやけどな。
加藤 メタルロブスターっすね。ボクもあいつの光沢が大好きなんで、また機会があればね、どんどん入れさせていただきましょう。
安田 ……言えないことばっかりで言うことがなくなってしまったな。
まあでも、これまでの結果は言っておいてもいいかな?
モンコレは現在、予想を超える好評をいただき、皆さんの応援のおかげもあって順調に展開しています。
加藤 予想以上に、気持ちよく順調です。
――: 大会なんかもいろいろ予定されてるんですよね?
加藤 あります。3月14日からアニバーサリーカップという全国大会が、約3ヶ月にわたって各地で開催されて……。
安田 なんと! 決勝大会は神戸で開催されるというっ!!
――: おおー。
杉浦 神戸で大規模な大会というのは、これまでなかったことですね。
加藤 モンコレ生誕の地の1つですしね!
――: 公式大会の情報ほか、最新の情報なんかは随時ブロッコリーさんの公式サイトに掲載されてるんですよね。
杉浦 はい、Q&Aやカードリストといったサポートなども、そちらに掲載されてます。
――: モンコレファンの方ならすでにチェック済みかもですが、これからモンコレ始めてみようかな、という方はぜひブロッコリーさんの公式ページをご覧下さいね。記事盛りだくさんで楽しいですよ!
 ブロッコリー モンコレ公式サイト
  http://www.broccoli.co.jp/moncolle/
 ブロッコリー公式サイト
  http://www.broccoli.co.jp/

 モンコレをこれから始める方には、SNEサイト内の
 六門世界/モンコレコーナーの入門記事などもオススメ!

 ぜひ見てね!


■■ ベストカードデック、どっちが強い?
安田 ところで、ベストカードデックはどっちが強いんや?
加藤 そうですねぇ……。運を気にせず戦うんであれば、『海皇神の王子』の方が強いと思います。が、爆発力ならたぶん『樹界霊の歌姫』の方が上じゃないかと。
安田 歌姫って防御的なデックちゃうん?
加藤 いえ、そんなことないですよ。3d攻撃力上げるとか意味のわからんカード入ってますし。
安田 1月にな、大学講義で教えるのに杉浦と模範試合やったら、こいつ防御的なことばっかりしよって、あげくサイコロ運が悪くて僕に惨敗を喫しよったんや。
加藤 あ、それは杉浦のプレイヤー属性ですよ。杉浦そういうキャラですから。
――: (キャラ?!)
安田 そうかキャラなんか。それやったらしゃあないな(笑)。
――: (え、それで納得っ?!)
加藤 『海皇神の王子』はダイス要素が少ないんですけど、ユニットのレベルを偶数で揃えたデック構成なんで、パーティを組みやすくなってます。
『樹界霊の歌姫』《花園の歌姫》自体に書いてあることがかなりマニアックで、さらに複合スペルを使わなきゃいけなかったりするから、どっちが使いやすいかって言えば間違いなく海皇神ですね。
もし、同じ強さの修羅が戦ったら甲乙つけがたい感じになるんじゃないかな?
――: 初めての人は『海皇神の王子』から使ってみて、少し慣れたら『樹界霊の歌姫』にステップアップ、って感じですかね?
そうそう、ベストカードデックっていえば、アレですよね! 付属ダイスっ!!
一同 ソレだっ!!
安田 やっとSNEの念願を叶えていただいて、ありがとうございました! あのダイスは本当に涙ものでした。
――: 1の目が六芒星っていうところがまた素晴らしいんですよねぇ。いい仕事されてます!
加藤 将来6色欲しいよね。希望を言うだけは言えるけど、そこらへんはボクらには手の届かない範囲なんでね。
――: いいですね! これはぜひブロッコリーさんと富士見書房さんにがんばっていただかないと!
杉浦 あと関連商品では、カードバインダーカードスリーブも出ましたね。
スリーブは、ブロッコリーさんの『キャラクタースリーブコレクション』(※商品の詳細はブロッコリー公式サイトでご確認ください)というシリーズの中の第6弾(2008年11月発売)で、いのまたむつみさんの《雷鳴の舞姫ライカ》がスリーブになっています。
安田 片方入れとけば、自分のカードか相手のカードかすぐわかるから、そのまま代理地形はっても対戦相手のカードと混ざらない!! 今まで苦労して横向けたりしとったけどな(笑)。
加藤 まあでも、Gレギュレーション(※大会ルールのこと)は、必ずスリーブに入れないといけないようになってるんで。……そもそも、スリーブしないで大会出てくる人は、あんまり見たことないけど。昔は結構いたんだけどなぁ。
安田 僕はやっぱり渋い六芒星のやつがええな。
(※キャラクタースリーブコレクション「六芒星」は2009年3月発売予定)
あ、でも、対戦相手も六芒星のやつしとったらやっぱり代理地形わからへんようになるんちゃうんか?
加藤 いえいえ、ロゴは片側にしか入らないので、上下がわかる仕様になってますよ。
 
―こぼれ話「背中のマークのヒ・ミ・ツ☆」へ続く―


■■ カード選定攻防戦と一押しカード
――: あとは……、そうですね、やっぱりお定まりですけど、苦労話はありますか?
加藤 苦労……、いつもよりは苦労してないかなぁ。
杉浦 入れたいカードを厳選するのが大変やった気が……。
加藤 ああ、そうやな。みんなが入れたいカードを、特にこの男(杉浦)はいっぱい言うてくるんで、それを無理ですダメですイヤですって言うのが、苦労したかな(笑)。
一同 (笑)。
安田 え、そうやったん? 杉浦そんなに言うてたんか? 逆で、加藤があれもこれもって言うて杉浦があかん! 言うてるんやと思っとった。
加藤 いや、いざ作る時は逆ですよ。僕は、おもしろいっていう方面から持ってくるんですけど、杉浦はこれは絶対必要! っていう方面から持ってくるんで……、コイツほんまうるさいんですよ! こうしなあかんとかぶつぶつぶつぶつ!
安田 わはは。でも、どっちも大事なことやな。
加藤 たしかにどっちも大事なんですが、必要っていうのばっかりだと面白くなくなってしまいますからね。逆は逆で、またとんでもないものになってしまいますが(笑)。
安田 んで僕はもっと面白くせえって言うから大変やな(笑)。
今でも語り草になっとるけど、『空中庭園の降臨』は大変やったからな。普通のTCGにないことをやれ! って言うたら、カードが空から飛んでくるとか、カードが欄外に出てしもたからな(笑)。
加藤 えーと……、できないことはないんですけど、テキストに入りきらないんでね。
書いてないことはどうするんですか? っていう質問がきちゃいますからね。
ああいうことに限らず、面白そうなことは何でもやりたいんですけど、やるならルールブックにあらかじめ書いておかないといけないんで。
安田 TCGってカードに例外的な新しいルールが入ってくるのが面白いのに、最初にルールに書いてあったら、ニワトリとタマゴがどっちが先かっていう話になってしまうで。
それでも、面白いことは今後もいろいろやっていきたいと思っているので、期待していてください。
加藤 その面白いことをどうやって違和感なく組み込んでいくかを……、絶賛苦労中です(笑)。
――: 楽しみにしてますね。
ちなみに、そんな苦労の末に完成した今回のセットから、皆さんの一押しカードを教えてもらえますか?
安田 僕は《黒い翼の天使》やな! 神霊獣の時なら《汚辱の混沌》

加藤 (呆然)……ボス、黒天好きでしたっけ?
安田 だって、ドラゴンマガジンの紹介記事(※1999年2月号からスタートした「MONSTER COLLECTION GALLERY」。見開きカラーページでイラストとショートストーリーを掲載していたとても豪華な記事)で最初に書いたのが黒天やったしな。
――: なるほどー。思い出深いユニットなのですね。じゃあ、次、加藤さんオススメは?
加藤 先、杉浦いって。思い出しとくから。
――: わかりました。じゃあ、杉浦さん、どうぞ。
杉浦 えぇー……。これって、公式サイトの「モンコレ・クロニクル」に書いてないカード言っていいんですかねぇ……。それなら、《ヘカトンケイル》を。

安田 腕がいっぱいあるヤツやな。
杉浦 《ヘカトンケイル》はパワーアップして帰ってきましたし、今回のセットではアイテムを2つ以上使えるユニットが活躍できるカードも入ってますしね。
加藤 イニシアチブ-2、6レベル、5/5、アイテム2だけでは弱いんで、いろいろ意見を受け付けた結果……、イニシアチブがマイナスなのにチャージ+5っていう意味のわからない能力が追加されました!
杉浦 というわけで、ぼくの一押しは《ヘカトンケイル》。あと《秘境の巨人ヨーウィ》ですかね。

加藤 ……なんか復刻カードが多いけど、そればっかり言ってたら意味ないな。
杉浦 新カードなら……、そうですね、千年皇国のポスターに書いてある《魔王の娘バイザク》もいいですけど、《魔剣の女神レギンレイヴ》がオススメですかね。

安田 ポスターに描いてあるあの鳥さんは何?
加藤 あいつは《トルネード・ホーク》ですね。あいつもいい感じで強いですよ。

杉浦 あれは、自軍のユニット数だけイニシアチブがつく長距離飛行でチャージがついたユニットなので、誰が使っても結構インパクトがあります。
加藤 去年の11月にやった先行体験会では猛威を振るってましたね。だから調整したけど(笑)。
――: 加藤さん、オススメカードは出ましたか?
加藤 はい。ボクのオススメカードは《炎の魔神スルト》《バーン・アウト》ですね!

  
――: 加藤さん、杉浦さんがあげた一押しカードって、先日アップされたデック診断コーナー第1回のデックにもしっかり組み込まれてますよね。
安田 ほんまに好きなんやな(笑)。
加藤 実は、さほど強いわけじゃないんですけどね。だが、それがいい(笑)。で、新しく入ったカードなら、ダークエルフの女王さまかな。《邪眼の女帝エレクトラ》っていう、手札からダークエルフを捨てるとぴちぴちバルカン飛ばすカードなので、敵で遭うとイヤなカードですね。

安田 ダークエルフはもとからイヤラシイからな。
加藤 絵もイヤラシイですね。ちなみにエレクトラのイラストは、ボスが『Lead&Read』で連載してた六門リプレイの挿画のRyojiさんですよ。エロくてデカくて大好きです。はさんでほしいですね。
 あとは……、やっぱり今回はアレですね。精霊王
安田 そうやな。さっきも話に出たけど、イラストが変わったんやな。たとえば《マグネティック・エンプレス》が太いおばちゃんから……。
加藤 でかい幼女に変わりましたね。ちなみにイラストレーターさんは、『ソード・ワールド2.0ルールブック』の表紙を描いてくださってる輪くすさがさん/真嶋杏次さんですよ。
安田 太いのんもよかったけどな。《オーシャン・ロード》のじじいもええよな。
加藤 あれは米田仁士さんのままですが、さらにじじいになりました
杉浦 ええ、ヒゲが伸びました。
――: え、ほんとですか?!
加藤 《フレイム・タイラント》中村亮さんに、《テンペスト・クィーン》すぎやま現象さんに変わりました。
安田 これらのカードはもちろん、他のイラストも素晴らしいので、ぜひ見てくださいね。
 
― こぼれ話「イラスト四方山話」に続く―


■■ 最後に
安田 そういえば、モンコレってデックよりもプレイングっていう部分は変わってないよな?
加藤 はい、それは変わってません。というよりも、変えられないですね。
安田 以前どっかの大会で、某編集者が作った《汚辱の混沌》をメインにしたデックを、旧チャンピオンが使うと優勝してしまった、という話があったけど、混沌ってあんなんどうやって勝つんや?
加藤 混沌は運が悪かったら自分吸い込まれてさよ〜なら〜ですからねぇ。以前の《無垢なる混沌》はその特殊能力が自動発動だったんでかなり危険でしたけど、神霊獣の《汚辱の混沌》は自動発動じゃなくなったので、まだコントロールできます。
安田 昔の混沌なんか勝たれへんよな(笑)。
加藤 いえ、運が良ければ最強なのは間違いないです(笑)。
杉浦 混沌に限らず、自動発動はルール的にフォローしにくいことが多いんで、今回の黒天もそのあたりが変更されています。
――: ふむふむ、なるほどー。
安田 そんなところですかね?
――: そうですね……、あ、そうそう。これを聞いておかないと!
去年11月に、一般の方から募集して先行体験会をやりましたよね。ああいうのは、今後もやっていくのでしょうか?
加藤 あっ、やります、やります!
たぶん3月ごろにまた募集をかけると思いますので、皆さんご協力よろしくお願いします。
――: それと、TRPGやストーリー面での展開はどうなのでしょうか?
安田 僕のリプレイは、5月くらいには単行本が出るようにがんばってもらっています。
加藤のスカーレッドシリーズは、2月に『スカーレット・シンフォニー』の1巻が出たな。
加藤 はい、バレンタインに出ました。で、2巻は夏ごろの予定になりそうです。
安田 すべては今年の夏やな。夏に大きくいろいろ変わりますので、それに向けてTCGだけでなくTRPGも小説展開も鋭意準備中です。
お知らせできる時期になったら、随時ブロッコリーさんのモンコレ公式サイトSNEホームページなどに掲載していきますので、そちらもチェックをお忘れなく!
それまではモンコレで戦って、ぜひ5月の神戸でお会いしましょう!
一同 みなさん応援していただけますよう、今後ともよろしくお願いします!
――: ありがとうございましたー。

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