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TOP > ユーザーコンテンツ > 著者インタビュー > 『SW2.0プレイヤーズハンドブック ザルツ博物誌』ほか特盛りインタビュー(2012年12月)
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『SW2.0プレイヤーズハンドブック ザルツ博物誌』ほか、特盛りインタビュー
こぼれた話 まとめ


例えばこんな秘伝名
カードゲームの話ですよ
GMが笑うとプレイヤーが青くなる
シナリオ型サプリ、どれから遊ぶ?




例えばこんな秘伝名

清松 後でこっそり友野に謝らなあかんやつとか。
北沢 えっ、アレ何にも言ってないんですか?!
清松 うん。発売後に本人が見てビックリするのを楽しみにしてる。
――: うにゅ? 秘伝名ひとつひとつまではしっかり見れてなかったのですが……。
清松 とある流派に友野の小説のタイトルそのまんまの秘伝名があるんだよ。
――: えーと、どれだろ……(もらった原稿をぱらぱら)あーっ、これですね! うわー、懐かしいですねぇ。
清松 秘伝名を考えていたら、何か聞いたことのあるフレーズやなーと思って、調べてああそうやったな、と思い出したんだけど。似てるくらいならもういっそ一緒にしてしまえ、とね(笑)。
北沢 なるほど、離すよりも寄せた、と。
清松 うん。
――: ちなみにどの秘伝名がどの作品のタイトルだったのかを知りたい人は↓へ!

++ 答えはこの枠の中をマウスでこすって反転させて読んでね! ++

 答えP24
 【ジアンブリック攻盾法】の秘伝《打ち砕く鋼の進撃》

 小説央華封神4巻のタイトルでした。
 (『小説央華封神』著=友野詳、メディアワークス電撃文庫、全5巻)

『央華封神』は、システムデザインを清松みゆき・ワールドデザインを友野詳が手掛けた古代中国風ファンタジーRPG。仙人になって旅をして、清徳をつんだり悪さをしている妖怪や邪仙をこらしめるゲーム。
 小説は、現代日本から央華封神の世界へトリップしてしまった主人公の女の子・来星晶(くるぼし・あきら/央華世界ではらい・せいしょう)ちゃんが仲間の仙人たちと旅をして成長していくお話でした。
 
――: ちなみに友野さん、これお気付きでした?
友野 え? ……気付いてました。気付いて面白がってましたよ、もちろん(目を泳がせながら)。
――: そうですかー(あー、今気付いたんだなー……)。





カードゲームの話ですよ


 今作に登場した幻獣ククや本文中の一部の会話のネタになっているカードゲーム『
クク。ゲーマーならばご存じの方も多いことと思いますが、念のためにちょこっとだけご説明いたします。


『クク』(cucuとかcuccu、cuccoなど表記さまざま。国によって名前が違ったりもします)は、ヨーロッパの伝統的な多人数カードゲームです。
 いくつかある遊び方のうち、『カンビオ(交換)』が日本でよく遊ばれているゲームではないかと思います。

『カンビオ(交換)』は、1枚ずつ配られたカードを親の右隣の人から順番に交換していき、最も弱いカードを持っていた人が負け抜けしていき、これを繰り返して最後まで残った人がそれまでに賭けられたチップを獲得して、たくさんチップをもらった人が勝ちです。

 いくつか特殊効果を持つカードがあり、能力をあらわすフレーバーテキストが書かれていて、P99P111でフェルディナントが言っているのがそのフレーバーテキストの一部です。

 簡単なのに味わい深く、多人数で短時間で遊べるのでインタビュアーも個人的に大好きなゲームだったりします。
 昔の日本語版の絵も趣があって良かったのですが、東京のボードゲームショップすごろくやさんからとても綺麗な装丁の改良版が発売されています。この説明を書くために『クク』について調べてたら見つけたんですが……、絵が好み過ぎます、欲しいな、買っちゃおうかな……。

 すごろくやさんの『クク21』紹介ページには、『クク』の歴史や日本に『クク』を広めたゲーム研究家・草場純さんの記事へのリンクなどもありますので、興味のある方はぜひ見に行ってみてくださいね。
 
++ すごろくやさんのサイト ++
  http://sugorokuya.jp/index.html

++ すごろくやさんのブログの『クク21』紹介ページ ++
  http://sgrk.blog53.fc2.com/blog-entry-2056.html
 





GMが笑うとプレイヤーが青くなる

田中 テストプレイ中に一番面白かったのは、川人さんの温度があがるとプレイヤーの温度が下がるとこでしたね。
――: 青ざめていくっていう意味で?
田中 そうそう。川人さんが笑うとぼくらが戦慄するっていう。
清松 イベントが決定した後に川人が「うほっ☆」って言うとみんなビクってなる。あのちょっと高い声の「うほっ☆」を聞くと次は何が起こるんだ?! ってこっちは青くなる。
北沢 恐る恐る「何ですか、何かいいことがあるんですか?」って聞いても「いやいや、いいことなんかないよ」って楽しげに。
藤澤 次にイベントでスイッチが出てきたらどうするか、今からそのことで頭がいっぱいです。
秋田 一度足を踏み入れれば、可愛いマイキャラは普通の状態では帰ってこれない。それがミストグレイヴ。
ベーテ 生きて帰ることさえできたら普通に戻れるって信じてる!
川人 何言ってるの、君はもう戻れないよ(バッサリ一刀両断)。
清松 ベーテはもうダメだが、我々はまだ可能性が残されているはずだ(必死)!
藤澤 いつか可愛グラスランナーに戻るんだ(超必死)!





シナリオ型サプリメント、どれから遊ぶ?

――: そういえば以前、カースドランド-凶夢への反攻-(以下、CL)のバランスが厳しすぎるっていう泣きの入ったお便りが届いたことがあるんですけど、ぶっちゃけシナリオ型サプリを難易度順に並べるとどうなるんでしょう?
 どれから遊ぼうかお悩みの方もいると思うので、そこのあたり少し伺ってみたいな、と思いまして。
北沢 うーん……、導入されてるサプリとかクリアできるLvの違いもあるから、難易度については一概には言えないところがあるんだけど……、バランスで言えば『CL』が一番厳しいと思う。

++ カースドランド-凶夢への反攻- ++
 眠りの神カオルルウプテの呪い<暴食の膿夢>に覆われ隔離された年輪国家アイヤールの《封鎖領》ハウペリア。膿夢は人族も蛮族も隔てることなく、この地に生きるすべてのものを変異させ、やがて凄惨な死をもたらす。
 冒険者として依頼をうけ、あるいは絶望に満ちた故郷から脱出するため、ハウペリアを探索することになった君たち。
 ハウペリアの闇に紛れた謎を解き明かすことができるか? そして無事にこの地から脱出できるのか?
 すべては君の実力と選択、そして運次第だ。
 
田中 次が『MG』と『MC』かな。『MC』に比べて適用してるサプリが多い『MG』の方がちょっとだけ難易度高い、くらいな感じで。
北沢 そうだね。で、フェアリーガーデン-妖精たちの空中庭園-(以下、FG)EEはちょっと特殊なので、難易度順に並べるのは難しくて……。

++ フェアリーガーデン-妖精たちの空中庭園- ++
 薄桃色のもやの向こうにあったのは、色とりどりの花が咲き乱れ妖精たちが笑いさざめく永遠の楽園、"妖精郷"だった。かつて一人の偉大な女魔法使いの手によって造られたが、突如としてラクシアから消え去ったという伝説の場所。
 何故ラクシアから消えたのか? 創造主の魔女の行方は?
 それらを気にせず、迷い込んだこの地で妖精たちと戯れ楽しく暮らすもよし。管理人であるケットシー(猫妖精)たちも知らない真実を求めて"妖精郷"を探索するもよし。常に姿を変える"妖精郷"の冒険をどうぞお楽しみください!
 
田中 その2作はラスボスが相当強いので、真のエンディングを目指すためなら、かなり遊び込めるイメージですしね。
北沢 Lvで見るなら、『MC』と『CL』は10Lv以内にクリアできるので遊びやすいと言えるかな。この2作にも15Lv対応のボスはいるけど、それはクリア後のお楽しみみたいなもので必須じゃないので。
――: 『MG』は何Lvくらいでクリアできるんですか?
田中 クリアするには9〜10Lv必要で、真のボスを倒そうと思ったら15Lvになっていたいところですね。
清松 あと、システム面での遊びやすさで言うなら、古いものよりは新しい作品の方が遊びやすいと思う。作成する毎にゲームシステムが洗練されていってるからね。なので、発売順は気にせず新しいものからどんどん挑戦してもらって大丈夫ですよ。
――: なるほど。じゃあ最初に『MG』という選択もありってことですね。  さっきの話では、TRPG始めて間もない人は絶望しちゃうかもしれない危険をはらんでいるっぽいのが若干気にはなりますが……。
北沢 ひとまず興味をひかれた作品から手に取ってみていただければ幸いです。ぜひ挑戦してみてください。

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