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ソードワールド2.0 2015年冬の大特集

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ドラゴンスレイヤーズ2 誰がために神は哭く
(2016年2月刊行予定)

◆『ドラゴンスレイヤーズ』再臨!

――: 2016年2月刊行の『ドラゴンスレイヤーズ』の2巻についてお話をお聞きします。続刊決定おめでとうございます!
北沢 はい。1巻の『ドラゴンスレイヤーズ かくて神への扉は開かれる』が大変ご好評をいただきまして、続刊が出ることになりました。人気が出れば続きを、という話はもちろんしていたのですが、こんなに早く出せることになるとは正直思っておらず、気分的には緊急続刊と言う感じです(笑)。



◆すべての超越者が万能と思うなよ

――: 今回も登場するPCたちは1巻と同じですか?
北沢 はい。ぶっちゃけ、1巻では2巻を想定した終わりにはしていなかったので、まずパーティを集めるところから大変でしたね。パーティが上手く合流できないというのは、難しくもいつものセッションとまったく違う感覚で楽しかったです。
――: すれ違いが起きちゃったわけですね。
北沢 超越者ですから、合流のために使える方法はたくさんあるんです。例えば一度行ったことのある場所になら自由に行ける【テレポート】とか。けど、いくら超越者とはいえ、広い大陸には行ったことがない場所があります。なので、「合流するにはあそこにいったらいいんじゃない?」ということになっても「座標がわからないので飛べません」ということもありました。なので、まずは大陸の各地を巡るところから始まるという……。
――: さすが、スケールが大きいですね(笑)。
北沢 長い間全員が揃わずにふたりとふたりで動いていましたね。どのPCたちもどこにでも行こうと思えば行けますが、立場上どうしても入りづらいという場所もあって。超越者といえど、万能ではないということです(笑)。


◆超越者に立ち塞がる敵は……?

――: 2巻ではどのような脅威に立ち向かうことになるのでしょうか?
北沢 サブタイトルにもありますように、今回の敵は「神」です! ……色んな意味で神がなきました(笑)。
?? 悪いことしてないもん(ボソッ)
――: なにやら、声が聞こえましたが?(笑)
北沢 リプレイを読んでいただければどういう意味かわかります(笑)。いま言えるのはミスティックは恐ろしい、ということですね。
――: それ、ほぼ答えが出ていませんか?(笑)
北沢 ともあれ、前回がフォールンドラゴンの親玉でしたので、今回はもう神を倒すしかないだろうということで神を倒す話です。ところが実は……みたいなどんでん返しもあったりなかったり。


◆超越者の冒険はこれからだ!

――: 何でも出来うる超越者に対するシナリオを作るのは難しかったですか?
北沢 1巻目では「フォールンドラゴンの親玉を倒す」という目的がしっかりしていることもあって、それを探し出して撃破する、というシンプルなシナリオでした。しかし、今回は超越者にも生活があって、立場があるんだということろをより掘り下げてみました。単純に超強い敵が現れて超越者がそれと戦うだけじゃないってところを見せたかったんですね。
――: 超越者だからこそのジレンマも存在するでしょうしね。
北沢 問題解決するだけなら力技でなんとでも出来てしまうんですよ。ただ、それだけではどうにもならないこともありますから。このリプレイでいうと、ルキスラの皇帝であるユリウスは「皇帝陛下」という立場に思いっきり振り回されていましたね。
――: 自国の中で潜入作戦、というよくわからない状況になったという話ですが。
北沢 身分を隠していかなければならないという話になったので、自分の立場を表すような装備は外してくださいねと言ったら、ほぼ丸裸になってしまっていました(笑)。体中専用のアイテムで固めていたので仕方ないんですが。
――: 超越者も色々と大変ですね。
北沢 17レベルになったとしてもシナリオのバリエーションがなくなるということはなく、まだまだ遊べるということです。超越者を遊ぶときの参考になれば幸いです。ちなみに巻末にはデータとしてノーブルドラゴンの18レベルデータや、セッション中に登場する神の特殊神聖魔法も載っています。17レベルになっても役に立つデータが載っていますので、活用していただけると嬉しいですね。


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