コンピュータゲーム『ラプラスの魔』からスタートし、小説、TRPG、ゲームノベル、ボードゲームと展開を続けるSNEのロングセラータイトル『ゴーストハンター』。 そのTRPG版が新たな装いで3度目の登場です! 2013年、SNEが自社制作を始めた最初の作品である『ゴーストハンター13タイルゲーム(以下、GH13)』と2002年のRPG『ゴーストハンターRPG02(以下、GH02)』の両方の要素をあわせもち、さらに進化を遂げたBOX型RPG『ゴーストハンター03(以下、GH03)』の特徴や魅力についてインタビューしてまいります! お話しを伺うのは、SNEのボス、安田均と『GH03』メインデザインをつとめた石野力。 インタビュアーはゆうみんです。
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2016年12月 記事作成 ゆうみん |
■■ タイルゲームとRPGの進化形! | |
―― | まずはオーソドックスに『GH03』制作のきっかけあたりから、伺っていきましょう。 ちなみに、タイトル『GH03』の『03』は何の『03』なんでしょうか? |
安田 | タイルゲームは13年に出たから『13』と言っていたよね。RPGは2002年に出たから『02』だった。今回はその両方が融合したような作品になっている。つまり……。 |
石野 | 『02』の『0』、『13』の『3』、これをあわせて『03』です! |
―― | 作品の特徴そのものをあらわしたタイトルである、と。 でも『GH03』のジャンル自体はRPGになるんですよね? |
安田 | そう、タイルを使うRPGなんだけど、従来のRPGとはちょっと違う。 |
―― | RPGを視覚的によりわかりやすく遊びやすくを目指した『ソード・ワールド2.0 RPGスタートセット(以下、SW2.0 RPGSS)』シリーズとは違う感じなのでしょうか? |
安田 | もちろんその要素もあるけど、『GH03』はRPG自体の変化や新しい形を見せたくて。『GH02』が出てから15年経過して、RPGにもいろんな変化や流れがあったからね。 なのでこれまでのRPGがお好きな方には、ちょっとニュアンスの違う新しさを備えているけど、そんな部分をぜひ楽しんでもらえたらと思っているよ。 |
―― | ちなみに、SNEが2013年に自社制作を始めて3年、制作第一弾が『GH13』でその時もわたしがインタビュアーをつとめさせていただいて。ボスはその頃、RPGの新しい流れを模索中で、RPGに限らずストーリーのゲームを作りたい、というお話をされていました。 |
安田 | そうだったね。 |
―― | SNEでも『GH13』以降、『ブラインド・ミトス』など新しい要素を加えたオリジナルのストーリーボード/カードゲームを数点発売しましたよね。あれから現在に至るまでのストーリーゲームの世の中の流れをどのように感じていらっしゃいますか? |
安田 | ストーリーゲームと一口に言っても、様々な要素を含んだ作品が各社から次々出てきて面白いなと思っているよ。例えばゲームブックみたいな形でがっつり遊べるものや、複数のモジュールから2、3種類を組み合わせて遊ぶもの、アプリと連動させて遊ぶものなど。 そうやっていろんな作品を見ていると、SNEでももっと面白い形のものを考えられるんじゃないかな。 |
―― | ふむふむ。 |
安田 | 『GH03』の話に戻ると、『GH13』はボードゲーム寄りでゲームマスター(以下、GM)がいなくても遊べるRPG風だったけど、今回はもうちょっとRPG寄り。 |
―― | そうですね。 |
安田 | 僕が指示したのは、とにかくカジュアルで、1時間程度で何度も繰り返して遊べるようなRPGを、タイルゲームの流れで作ってほしい。『GH03』はちゃんとGMがいて、なおかつタイルゲームの面白さも兼ね備えたものにしてほしい、ということ。 そして、誰でも簡単にシナリオを作れて、GMをするのが楽しくて、1時間を面白おかしく波乱に富んだストーリーにするためのシステムを、石野くんが作り上げてくれました。 |
■■ GMをするのが楽しくなるシステム! | |||
―― | それでは、今回メインデザインを担当した石野さんに『GH03』の特徴や魅力について伺っていきます。 | ||
石野 | はい(緊張気味)。 | ||
安田 | 新人です。初めてのデザイン、インタビューされる側で緊張しております(笑)。 | ||
石野 | まず、『GH03』がタイルゲームと一番大きく違うのは、GMが必要なところです。 そして、GMとプレイヤー扮するゴーストハンター(以下、GH)間でのやりとりを、これまでのRPGよりもっと密接にすることを目指しました。 |
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―― | 普通のRPGでのやりとりとはどのように違うのでしょうか? | ||
石野 | 『GH03』では、GMとGHは対立……というわけではないんですけど、GMが悪意をもってGHを妨害して……。 | ||
―― | 悪意……と言って、いいの? | ||
安田 | ワルよのう、お前(笑)。 | ||
石野 | えーと、悪意っていうとちょっと語弊があるかもしれませんが(焦)。 まず、GHはシナリオを解決するためにマップ上で手がかりポイントを集め、事件の真相に関わる情報の書かれた手がかりカードを開いていきます。GMはそれを阻止するべく大罪カードを使います。 |
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―― | おお、かっこいい。2匹の竜が互いの尾を食いあうウロボロスの輪ですね。 | ||
石野 | ウロボロスシステムって名付けたんですが、この繋がっている、というのがこのシステムの重要かつ面白いところです。 GMも大罪カードを使うためには大罪ポイントが必要なのですが、GHが手がかりポイントを使ったり溜めすぎて溢れた分が、そのまま大罪ポイントになるんです。 |
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安田 | そう、これは互いが相互に作用するのを表していて、このゲームの根幹になっているんだ。 | ||
石野 | 大罪カードは7つの大罪になぞらえてあり、どれも非常に面白いものばかりです。 例えばGHにダメージや狂気カードを与えたり、探索済みタイルを未探索にしたり……。 |
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安田 | 未探索にする効果は、制限ターンが設けられたシナリオでボディブローのように効いてくるよ。 | ||
―― | ほうほう。 | ||
石野 | ルールブックには各大罪カードの効果と一緒に使用方針が書かれていますので、ぜひ参考にしてみてください。 ちなみに、使用した大罪カード1枚につき経験点が1点もらえます。シナリオクリアで獲得できる経験点の基本は1~2点なので、かなり大きいですよ。 |
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安田 | それに困難な状況が増えた分、ストーリーがより盛り上がること間違いなしだよ。 他にも新しい部分はいろいろある。このゲームはホラーだから、怖いお話がないとね。 |
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石野 | シナリオは要所に分岐や手がかりカードを配置して、事件を幅と深さの2つの軸で表現します。 | ||
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石野 | 手がかりカードには、例えば「男」「霊」邪悪の「邪」等、漢字が1~2文字書かれています。 | ||
―― | 事件の真相に迫るためのキーワードですね。 | ||
安田 | 漢字、というのがポイント。漢字ってホラーっぽくて怖いでしょ。なんか魂がこもる印象があるし。 昔……なんやったっけ、貞子のやつ。あれ漢字が画面に踊っててめちゃめちゃ怖かった。 |
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石野 | 一文字で多くの情報をあらわすことができるのも、漢字の利点のひとつです。 このカードを使うことで、GMはシナリオを作成する際に情報の設定をしやすく、GH側も事件の真相の推測をたてやすくなっています。 |
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安田 | しかも枚数で時間がほぼコントロールできるというのも重要な点。だいたい4枚で1時間くらいかな。 | ||
石野 | はい。もちろん、たくさん並べて壮大なストーリーを作ることもできます。 | ||
安田 | 手がかりが増えた分だけGMも大罪で邪魔してくるから、よりストーリーが波乱に満ちたものになる。 | ||
―― | お話を聞いていると、このゲームはGMをするのが楽しそうですね。 RPGに興味をもった初心者さんが、GMをやってみたいなと思った時に向いてそうです。 |
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安田 | 『GH13』はプレイヤーが協力してシステムに対抗するゲームだったけど、『GH03』はGMをやってストーリーを作るのが面白いと思う。 | ||
石野 | シナリオブックにシナリオ作成ガイドも掲載されていますので、初めてでも簡単に作れます。 | ||
安田 | システムも簡単だし、戦闘も3ラウンド経ったら化け物消えるから、戦闘で延々時間がかかるなんていう事態も起こらない。 | ||
―― | え、消えちゃうんですか?! | ||
石野 | 『GH03』の大元の設定として、ウロボロスボードに描かれている良い竜ナーガと悪い竜ラハブ、GMとGHはそれぞれの竜の力を上位の世界から借りて特殊な力を使っています。 モンスターはラハブの邪悪な力で地上に顕現しているんですが、それを繋ぎとめられる力が3ラウンドしか続かないんです。 |
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安田 | 理由はともかくゲーム的には理解できるよね。倒せなかったらGHにダメージだけ与えてひゅってやり逃げしていく。悔しいし化け物が消えてもケガはそのままだから、だんだん悲惨なことになっていく。こういうゲームはあんまりないんじゃないかな。 | ||
―― | そうですね。そして聞いていると、なんかGMずるい。 | ||
安田 | まあ、3ラウンド必ず戦わないといけないわけではないけどね。逃げやすいのは『GH13』と変わらないよ。ホラーだから逃げられなかったら死ぬし。 | ||
石野 | 『GH03』では、逃亡判定で失敗しても狂気カードを1枚引くことで必ず逃げられます。 | ||
―― | 『GH』シリーズといえば、個人的に大好きなトランプを使った狂気システム。今回ももちろん健在ですが、残念なことに今回はトランプが……。 | ||
石野 | コンポーネントの都合で入ってないんです。申し訳ありません。なので、『GH13』シリーズや過去のRPG付属のトランプをご利用いただければ幸いです。 | ||
安田 | タイルゲームはすべてトランプが同梱されているからね。『GH13』シリーズのコンポーネントは『GH03』に流用できるんだけど、基本セットより拡張セットの方がタイルの形も種類もバリエーションが多くてオススメかな。もちろん普通のトランプでもいい。100均で簡単に手に入るしね。 | ||
石野 | 第1話のシナリオはチュートリアル仕様で、読みながら進めていけるようにしてありますので、まずはそれを一度遊んでみてください。 |
■■ 判定システムも一新! | |||
安田 | あと、判定システムのことも言わないとね。慣れたら簡単なんだけど、ちょっと独特だから最初はなんだこれ? てなるかもしれない。 | ||
―― | 今回は判定のシステムが新しくなっているんですよね。 | ||
石野 | 『GH03』の判定はダイスを使わず、『GH13』シリーズの判定カードと同じ1~10の数字が書かれたカードを使います。 キャラクターにはそれぞれ能力値と技能があって、技能レベル枚まで判定カードを引けます。 引いたカードに判定で指定された能力値と同じ数字があったら、1つにつき1成功です。 |
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安田 | サンプルキャラクターシートの上部に書かれた能力値が命中数字、下部のカードを引く枚数が技能レベル。それだけ覚えて遊んでもらえたらあとはすぐにわかると思う。 | ||
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安田 | それから判定にはもう一つ、幸運というのがある。 | ||
―― | どんなふうに判定するのでしょうか? | ||
石野 | 基本的にこのゲーム、判定の成功率は低いです(ずばーん)。 | ||
―― | ……。はっ、テストプレイに入った時に全然成功しないなって思ったの、わたしの引きが悪かったからじゃないのですね!? | ||
石野 | はい。なんせこのゲームはホラーです。ホラーといえばいろんなことに失敗して状況が悪化して緊張感が高まっていくもんです。 | ||
安田 | 得意分野でも、能力値が3つ割り振られていて技能レベルが3あって、やっと成功率が3割くらいになるバランスだからね、能力値も技能レベルも1しかないような苦手分野は絶対失敗するんだよ。 | ||
石野 | でも絶対ここで成功しなくちゃいけない! という場面ありますよね。そんな時は幸運判定の出番です。 判定カードを1枚引いて、現在の自分の幸運値以下だったら成功。あらゆる判定に成功しますし、戦闘でも使えます。 幸運値は、7、5、3、1の順で、成功失敗にかかわらず1回使うごとに下がっていきますが、シナリオごとに回復しますので、出し惜しみせずじゃんじゃん使ってください。 |
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安田 | そうは言っても、1シナリオ2回までかな。3まで下がったらもうやけっぱちな状態。 | ||
石野 | それでも技能レベル1で能力値が1つしかないよりは成功する確率が高いですよ。 | ||
安田 | もうひとつ、失敗を成功に変える最後の手段があるけど……。 | ||
―― | その手段、とは? | ||
安田 | まあ当然、GHですから、ね。 | ||
石野 | 狂気に近づいてください。狂気カードを1枚引くことで無理やり失敗を成功に変えることができます。もちろん、狂気カードは狂気カードです。あなたのMP上限は下がります。 | ||
安田 | そっちの運のいい人は、そこで絵札引くけどね(笑)。 だからどっちがいいのかは人によるかな。幸運を使うのか狂気カードを引くのか。 |
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―― | ちなみにクリティカルやファンブルはありますか? | ||
石野 | 1と10がその役目を持っています。 1を引いたら大失敗で成功数が1下がります。成功が1枚もないなら狂気カードを引きます。 10はチャンスカード。さらに判定カードを1枚引いてあたりだったら成功数や戦闘のダメージが2倍になります。 |
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安田 | 戦闘では攻撃があたったカードの数字そのものがダメージになるから、時々とんでもないダメージが出ることがあるよ。 | ||
石野 | 戦闘時の10はダメージ0扱いで必ずもう1枚重ねないと意味が無いですが、行為判定では10そのものも成功数1扱いです。なので成功数が足りるならそこでカードを引くのをやめてもいいです。 | ||
安田 | あと、なんか恐ろしいものがあったぞ。判定カードを抜かれてしまうやつ。 | ||
―― | え!? | ||
石野 | HPかMPが0になったGHは、『GH13』のようにエネミーになって敵側に回ってしまいます。もちろん仲間に回復してもらって復活することはできます。 | ||
安田 | だけど今回は、それだけではない。 | ||
石野 | 『GH13』だとそのまま「あぁよかった」と何事もなく復帰できますが、『GH03』では判定カードを1枚抜かれます。さらに抜いたカードと能力値に対応した後遺症が追加されます。 | ||
―― | え、その状態はいつまで続くのですか? | ||
石野 | 後遺症は抜かれた判定カードが戻ってくるまでずっと。失った判定カードは経験点を1点使うごとに1枚戻すことができます。 | ||
安田 | 数字の低いカードや自分があまり必要じゃないカードなら、ない方が得だから経験点を使わずにカードが少ないまま次のシナリオを遊んでもいいよ。 | ||
石野 | ただし、その場合後遺症は残ったままですし、もし判定カードを3枚抜かれた状態になると、そのキャラクターは即座にゲームから退場してGHを引退しなければなりません。 | ||
―― | ふおぉぉ……、判定カード抜かれるとか……、良いですね楽し気でぞくぞくしますね。 | ||
石野 | ぜひ後遺症をひきずりながらがんばってください。ロールプレイの役にも立ててもらえたら嬉しいです。 | ||
安田 | ちなみに、サンプルキャラクターは能力値の数字が決まってるけど、自分で作る場合は自由に割り振ることができるから、どの能力値にどの数字を割り振るかを考えるのも楽しい。 成長するとマルチクラスもできる。そういうところはRPGの面白さが全部残っているよ。 |
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石野 | サンプルキャラで1~2回遊んで、以降は自分でキャラクターを作ってみてください。 白紙キャラクターシートは、ホームページでダウンロードできるようにする予定です。判定をわかりやすくするために、少しだけレイアウトを改善しています。 |
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安田 | 今は基本的なアーキクラスが6種類と大罪カードも7枚だけだけど、今後は増やしていけたらなと思ってるよ。 | ||
石野 | タイルやアイテム、イベントカードなどもコンポーネントの都合でかなり数を絞っているので、もっと増やしていきたいですね。 |
■■ イラストも新しい! | |
―― | 箱絵とキャラクターは、『GH』シリーズといえばもちろんこの方、弘司先生に美麗なイラストを仕上げていただきました。 |
石野 | はい、しかも今回はキャラクターが全員描き下ろしです! |
安田 | いつもの草壁やモーガン、アレックス、ヴィンセントじゃないんだよ。 |
―― | さらにデフォルメじゃない全身イラスト。いつものお馴染みキャラも大好きですが、新しいキャラクターもまた新鮮でよいですね。 |
安田 | これから新しいキャラクターの特徴や背景等のストーリーが明らかにされていく予定。 ちなみに、今回シナリオや設定の一部は、友野詳くんにもサポートに入ってもらっていろいろ手伝ってもらいました。 |
石野 | ものすごく助けていただいて、システムの部分でも貴重な助言を多くいただきました。 あと、イラストでは槻城ゆう子先生にも新しいモンスターイラストを描き下ろしていただいています。あわじひめじさんのアイテムイラストはすべて再録ですが、また機会があれば描いていただきたいですね。 |
■■ 今後の展開も盛りだくさん! | |
―― | 今後のお話がでたところで、そろそろこれからの展開について伺っていきたいと思います。 |
安田 | アナログゲーム誌『Role&Roll』でサポートが始まっていて、先出しでシナリオが掲載されているよ。 |
―― | 2016年11月発売の146号からですね。 |
安田 | 今後は遊び方の指針となるリプレイ、緑一色さんの『スピタのコピタの!』でも取り上げていただく予定だよ。なんせあのシリーズの第一弾は『GH02』だったからね、そりゃ今回もぜひやってもらわないと。 そのほか、続編も鋭意制作中なので、皆さん楽しみにしていてください。 |
石野 | 『GH13』シリーズのコンポーネントを『GH03』で使うための、イベントカードの読み替え一覧を、SNEホームページに掲載する予定です。シナリオコンバートの指針なども制作中です。 |
―― | それがあれば、ものすごい遊びの幅が広がりますね。 |
石野 | 発売後、早めに掲載を予定していますので、楽しみにしていてください。 |
安田 | 発売日は2017年1月14日、土曜日。13日の金曜日の翌日と覚えておいてください。 |
※2017.01.07 船便の遅れにより発売日が20日(金)に変更になりました。申し訳ありません。 |
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石野 | さらに、12日にはニコニコ生放送を予定しています。 全2回予定で、『GH03』を実際に遊ぶところを放送します。番組詳細はこちらをご参照ください。 |
―― | 放送前にはホームページで製品情報も掲載を予定しています。 |
安田 | それらを見てもらったら、すぐ遊び方がわかるよ。 そんな難しいことはないけど、新しいことっていうのは一度どうやるのか見たり実際に遊んでみるとわかることも多いからね。 |
―― | 最後に、アプリのお話はどこまでしてもいいのでしょうか? |
安田 | そう! 延々お待たせしていますが、現在小説3作目『アルケリンガの魔海』のヒドゥンオブジェクト(アイテム探し)ゲームを制作中。今日(※インタビュー収録時)も大学講義でその話をしてきたところ。 2017年の春頃に出せるよう鋭意作業中で、非常に綺麗な絵のヒドゥンオブジェクトになってきております。 |
―― | こちらも楽しみですね。 |
安田 | 2016年12月は『TtTマガジン vol.2』やボード/カードゲームの新作が5種類も出て、そろそろ年末くらいから『GH03』にも皆さん注目してもらえたら嬉しいかな。 発売まであと少し、どうぞ楽しみにしていてください。 |
安田・石野 | よろしくお願いいたします。 |
―― | ありがとうございました~。 |